(ex.) happyender girlの曲で個人的にベースラインが気に入っている曲を挙げようの試み

ベースラインを考えるのが面倒くさい。

曲を作るのに必要な工程いろいろありますが、一番苦痛な工程は間違いなくミックスとマスタリングで、その次に苦痛なのが初音ミクさんのボーカルの打ち込み、その次あたりにベースラインを考える工程が来ます。

特にベース周りを考えるのは年々苦手になってて、何でどんどん苦手になるんだという感じですが、しかし今までベース周りで結構失敗もしてきている(例:ストロベリー・キャノン)ので慎重にもなります。

その結果、SNSで「ベースとか要る?」みたいなことを言い出したり、ひいてはベースの入ってない曲を出したりとかしているわけですが、とはいえ大抵の曲にベースは必要なわけですよ。

しかし面倒くさい工程には変わりない、ということで今回は自分の曲の中でベースが好きな曲をピックアップして成功体験を思い出すことでやる気を出そうという趣旨の記事です。

以下、この5曲についてつらつらと書いていきます。


空がよく撮れるカメラが欲しい

happyender girl前史の2015年のアルバム「てきとーあるばむ - inappropriate recordings for cruelagers」より。

サビの「ででで↑れででで↑れででで↑れででで↑れでででーでれ↑っで↑っで↑れー」のベースラインが好き。

多分弾くのも簡単で、かつ弾いてて楽しいと思うので弾いてみてください。僕は弾けませんが……。

しんだらおしまいよ

happyender girlの2015年のアルバム「迷走人類逃避論 - the escapism」より。

このアルバム自体「ピアノ+ベース+ドラムの3ピース構成で曲を作ろう」と思って作ったので、ベースが全体をリードしていく曲が多いです。

この曲は特にリフとして機能しているキャッチーなベースラインになってると思います。

歌詞が完全に鬱入ってるので聴いててあんまり気持ちよくない曲ですが。あの頃私は若かった。

スカイフィッシュ・イン・ザ・ブレイン

happyender girlの2018年のミニアルバム「cityscapes #2」より。

この曲もほぼベース+エレピ+ドラムという構成なのでベースの存在感が強いですね。ていうかほぼベースありきの曲だなこれ。

というのもこの曲、作ってる途中でアレンジがめんどくさくなって最終的にこうなったという経緯があるので個人的にそこまで大好きな曲ってわけでもないんですが評判良いので謎。

移民の歌

ex. happyender girlの2020年のアルバム「ex. pop music」より。

出た! 移民の歌! おそらく僕が人生でリリースした曲で一番聴かれているであろう曲。なんで? 多分9割くらいはレッド・ツェッペリンと間違えて来てると思う。

何を隠そうこの曲のアウトロのベースラインは自分の曲のベースラインで多分一番好き。メロディアスかつ曲を邪魔していない! 非常に良いと思います。

ワールズエンド・ガール(フレンド)

ex. happyender girlの2023年のEP「ワールズエンド・ガール(フレンド)」より。

元々フィッシュマンズ意識の曲でして、まあ全く及んでないわけですがベースは聴いてて気持ちよくなる感じに凝りました。

みなさんは気持ちよくならないかもしれませんが僕が気持ちよくなるのでいいんです。

おわりに

ワイ将の作る曲はベースラインが割と動くという特徴がある、と自分で思っており(これでそんなことなかったら恥ずかしいですね)、特にhappyender girl時代の曲はベースがメロディの役割を担っているものが多いです。

ただその結果、ベースがルート音を逸脱してなんか気持ち悪いことになったり(例:ストロベリー・キャノン)、その上ギターの弾いてるコードとぶつかってすごい気持ち悪いことになったり(例:ストロベリー・キャノン)することもあったので、その反省もあって2021年以降の曲のベースはおとなしめになっています。ベースってルート音から外れると気持ち悪くなるんだ……と学んだのが2021年頃なので。早く気づけ。

あと気づいたんですけどhappyender girl(アルバム)の曲って9曲中4曲ベース入ってない(長い廊下は終盤だけ)んですね。地に足付かない感を出したかったので他の曲も低音削ってたりしますけども。

そんな感じです。以上

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