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4000文字でわかる(ex.) happyender girlのディスコグラフィーとライナーノーツ

(ex.) happyender girlが今まで出したフルアルバムについて書きます!

2015

0th. てきとーあるばむ - inappropriate recordings for cruelagers

この頃は「happyender girl」というサークルがまだ生まれてないので名義が「せせせ starr. 初音ミク」になっています。

音楽性としてはだいたいギターロックです。音楽やり始めるにあたって「まずはストレートなロックでまとめたアルバムを作ろう」と思って作ったのを覚えています。
ただ、音的に地味だったり急にバカデカい音が鳴ったりとかするので聴くのは後の方でいいと思います。

挨拶 - how are you everyone?」「まわるひとたち - world, round and round」「cruel」が好きです。
挨拶」は変な曲なので好きです。
まわるひとたち」は自分の曲にしてはかなりドストレートなギターロックです。
cruel」は当時出したときに割と褒めてもらったのでいい思い出があります。
以上紹介した3曲はバカデカい音が鳴ったりとかしないので安心してください。

1st. 迷走人類逃避論 - the escapism

happyender girlとして初めて出したフルアルバムです。ただ、音に全く華やかさが無かったりですとか何故か2バージョンあったりですとか歌詞が重いですとかいろいろあって非常にとっつきにくいアルバムなので後回しにしてもいいと思います。

音楽性としては当時ピアノ+ベース+ドラムという3ピース構成に憧れがあったので基本的にそんな構成で作られています。

迷走少女不安クラブ」「花運び」「積乱雲vs.夏」が好きです。
迷走少女不安クラブ」は最近になって良さに気づきました。アウトロのピアノの絡みがとても良いと思います。
花運び」はシューゲイザーを作ろうと思って作った曲ですが友人に「これってシューゲイザーなん?」と言われた思い出があります。
積乱雲vs.夏」はピアノソロですが綺麗な曲だなーと思います。

2016

2nd. dreaming hour

happyender girlの2ndアルバムです。このアルバムは結構聴きやすいのでおすすめです。

音楽性は基本的に前々作と同じくギターロックですが、エレクトリックピアノが使えるようになったので音にポップさとか華やかさが加わった気がします。

ドリーミング・アワー [We can't go there. That's why we can dream of there and I can love you]」「橙灯」「アウトサイダーズ」が好きです。
ドリーミング・アワー」は今までの初期3作に入ってる曲の中では一番ポップで聴きやすい曲だと思います。
橙灯」はエレピが使えるようになった恩恵をめっちゃ受けてる曲です。とてもいい曲だと思います。
アウトサイダーズ」は最後に置かれるのに相応しい曲と歌詞でいいんじゃないかなと思います。

2018

3rd. maiden's cafe

happyender girlの3rdアルバムです。名作。happyender girlのときに出したアルバムでは一番ウケがよかった記憶があるので名作と呼んで差し支えないのではないでしょうか。

音楽性は、(専門的な話になってしまいますが)前作制作時までDAWを使ってなかったんですが、Cubaseを買ったことにより付属音源が使えるようになったのでそれを取り入れています。有り体に言うと音のバリエーションがかなり増え、ジャンルも今までは全部バンドサウンドだったのがなんかいろいろやっています。

曲は全部好きなんですが特に「maiden's cafe (blackberry)」「ドーナツ・レジスター」「チョコレート・シナプス」が好きです。
maiden's cafe (blackberry)」は前作からの流れで聴くと急に四つ打ちがデてくるのでどうしたって感じなんですがオシャレなエレクトロポップです(多分)。
ドーナツ・レジスター」は音が可愛いギターポップです。
チョコレート・シナプス」はポップな曲にノイジーなギターが入ってるって感じの趣の曲ですが2分半に渡るアウトロが本当に良い。好き。

他にも「ポッキーゲーム」は後の「pop music [defeated]」で再演してたり、「わたしはわたがし」は一回目のライブで取り上げていたりと個人的にかなり思い入れがある作品です。「ストロベリー・キャノン」もいつかミックスし直してリリースしたい……。

4th. 夏のハッピーエンダーガール

happyender girlの4thアルバムです。
このアルバム、曲は最高に良いんですがミックス等にいろいろ後悔が残るのでいつか直してリリースしたいなと思ってます。ただこういうミックスに拘るのって往々にして作った側のエゴで聴く側はどうでもよかったりしますよね。でも直したいと思ってます。

音楽性としては前々作以前に立ち返ってギターロックです。というのも「ストレートな曲でまとめたアルバムを作ろう (2)」と考えて作ったので、ex.含めたhappyender girlの諸作の中で最も捻りのない作風になっていると思います。

曲は「モノクローム・サマー」「youth」「ガールズ・ヘイト・ロックンロール」が好きです。
モノクローム・サマー」は気だるい夏感がとても出てて好きです。
youth」はびみょいところもありますが曲自体はめちゃめちゃいいと思います。
ガールズ・ヘイト・ロックンロール」はびみょいところもありますが以下同文。この曲はストリーミングサービスにあるリミックスの方を聴くのをおすすめします。

2019

5th. pop music [defeated]

happyender girlの5thアルバムにしてラストアルバムです。この頃、曲作るのがめんどくせーなと思ってたので名義変えして心機一転しました。
フルアルバムの癖に6曲しか入ってませんが、本当はこれにプラス4曲くらい作ってリリースしようと思ってたんですが作るのが嫌になったので途中でやめて出しました。なので「[defeated]」と付いています。

音楽性ですがこのアルバムに関してはこれまでのアルバムに一曲は入ってる聴き手のことを考えず好き放題やってる曲が集まったようなアルバムなのでかなり非ポップなんですが僕は好きです。好き放題やってるんだからそれはそう。

曲は「振り返る子孫 - descendants strike back」「chaos disney」「kiss me on the moon」「ポッキーゲーム [has already begun]」「斜面の上 - Auf der Piste」が好きです。ほとんど好きですね。
振り返る子孫」はクラウトロックに影響を受けている曲で、後半2分以上に渡って1コードを繰り返し続けるという曲なんですがこの展開には元ネタがあるので僕は悪くありません。
chaos disney」はメルヘンなポリリズムって感じでこれもやりたい放題で好きです。
kiss me on the moon」はアンビエントポップな曲です。個人的にはhappyender girlがリリースした曲で最も完成度の高い一曲だと思います。びみょいと思うところが一つもない。
ポッキーゲーム」は「maiden's cafe」収録曲の再録ですが当時Futurebassにハマってて、こういうのを作りたいなーと思って失敗しました。
斜面の上」はチープな音(MSGS)とシューゲイザーという点で無印とex.のhappyender girlを繋ぐ曲ですし、歌詞的にもhappyender girlの幕を下ろすに相応しい曲なのではないかなと思います。

2020

1st. (5th.) ex. pop music

ex. happyender girlに名義変えして初のアルバムです。
僕は何が起こってるか全く把握してないんですが、Spotify見るとめちゃめちゃ聴かれてるので多分局所的に流行ってるんだと思います。
個人的にもめちゃめちゃ好きですね。自分のアルバムで一番聴いてると思う。後述しますが大変ストレスフリーで作れたので。

音楽性としては聴いていただければ分かるんですが、ドチープな音でなにやらいろんなことをやっています。基本はやっぱりギターロックだとは思います。
というのも、前作「pop music [defeated]」の途中断念や名義変えするに至った経緯として「曲作るのがめんどくさい」というのがあったので、それなら曲作りにおける面倒くさい工程を全てすっ飛ばしてやろうと思い、今までほとんど歌詞先だったのを曲先にして歌詞を自動筆記的に書き、音源はWindows内蔵音源のみを使いミックスとマスタリングは省略するという試みを行っています。結果的に20曲出来てるので意図としては大成功です。
ただ、恐らくもうこういう作り方はしません。

曲は全部好きなんですが特に「移民の歌」「にくばなれ」「絶縁」「からいなさい」「たのしい現代教育」「レッツゴーハイキング(河童橋途上)」「シーユー」「取ってログ悪魔」が好きです。
移民の歌」はなんかSpotifyでめっちゃ聴かれてる人気曲です。この意味性を極限まで排除したアルバム(最終曲のタイトルでも言ってますね)で珍しく意味のある歌詞を持つ曲でもあります。
にくばなれ」はこのアルバムで一番ポップな曲です。なので好き。
絶縁」もポップなので好き。
からいなさい」みたいな呪術的な曲もこのアルバムの作り方ならではで生まれた曲だと思います。
たのしい現代教育」はこの曲だけ2015年からあった曲です。この曲の歌詞にも意味があります。
レッツゴーハイキング(河童橋途上)」は曲は陽気でポップなんですが歌詞がかなりアレ。これも頭で考えてたら出てこない歌詞だと思う。
シーユー」はharuna808さんのHarunaという曲に影響を受けています。
取ってログ悪魔」はいい曲です。

おわり

終わり!

気になった曲があったら聴いてみてね~

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