あの頃のわたしに。

毎日書きたい、そう思っていたのに、気がつくと3月に入っていた。
目まぐるしく毎日が過ぎてゆく。
本当に、月日の経つのはあっという間だ。

小さいころ、早く大人になりたいと思っていた。
大人は自由で、好きなことをして、仕事をしてお金を稼いで、
好きな時に好きなものを好きなだけ食べることができて
いいなぁなんて思っていた。
（ご想像どおり、わたしは大の食いしん坊である）

小さいころ、早く結婚したいと思っていた。
なぜか若いママになるのが夢で、こどもがたくさんほしいなと
思っていた。大家族でわいわいにぎやかに暮らしたい、と。
高校卒業、いや大学卒業してすぐくらいに結婚して
豪華な結婚式をあげるんだ～！
なんて　夢を描いていた自分をなつかしく思い出す。
（実際には結婚式を挙げるお金もなく、婚姻届けを出したのみだった。
でも、8年後に本当に小さい結婚式を挙げた。いい思い出になった。）

小さいころ、なぜか海外に住みたいと思っていた。
日本は小さい。世界にはいろんな国がある。
考えただけでわくわくした。
違う国に行ってみたい、違う国で生活をしてみたいという
憧れがずっとあった。
日本を出て旅ができればどんなに楽しいだろう。
世界中の人たちに会いたい。世界中に友だちがいたらいいなあ。

その夢は叶った。

生まれ育った日本がもっと好きになったし、
日本の良さも今はとてもよくわかるようになった。

小さいころのわたしに伝えたい。

大人っていいよ。でも思ったより中身は全然変わっていなくて、
「大人」って胸を張って言えるくらいには成長してないよ。
でも毎日楽しいよ！！

失恋して、この世の終わりかのように絶望していた昔のわたしに伝えたい。

わたしはわたしだけの素晴らしい人生を生きているよ。
小さいころ夢見ていたことをたくさん叶えて、毎日幸せに生きているよ、と。