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2022.10.28サビアン蠍座5度の体感

10/28の太陽サビアンシンボル(日の出の瞬間が基準)
蠍座5度「大きな岩場の海岸」
A massive, rocky shore.
ルディア訳:A MASSIVE ROCKY SHORE RESISTS THE POUNDING OF THE SEA.
ドデカテモリー:射手座
対向サビアン:牡牛座5度「開いた墓の前にいる未亡人」

サビはんカードは吉田結妃さんの作品です。

私が感じるイメージ
※あくまでも私がこのサビアンシンボルから感じるイメージです。解釈については参考図書に挙げた本やサイトをご覧下さい。

5度は、4普遍的なものにする試みをしたところから
第1グループ(1~5度)での結論として
刺激的なことに挑戦する。
今まで当たり前でなかったことをしてみる。

岩は大波に抵抗する、
とルディアは書いている。
ジョーンズは
例え大波(感情の大きなうねり)が来ても
安定した精神性という要素を発揮できる
ゆるぎない自信があることを示している。

海という、無意識や感情の源。
蠍座は自分の生命力や
大事な信念と、4度でつながることができた。
あの通過儀礼で、強くなった。

たとえどんな大波が来ようとも
みじんも揺らぐことのない。
大岩のような強さ。
そして自分と一体になっている
大切な人との「わたしたち」にとって
これだけは!と感じる、こだわり。

今、私がここでサビアンを感じたことを綴り
語り合うnoteサークルを運営しているが
そのサークルのビジュアルが
奄美大島の「立神(たちがみ)様」

このシンボルを意識していたわけではないけど
ピッタリだな、と今感じて、びっくりしている。

集落という共同体の信仰の対象でもあり
とても身近なのが、立神様。
このサビアンと立神様を重ねて感じてみると
蠍座にとっての「強い感情=大波」をもってしても
打ち砕けないのが大岩。
大きく、時に私たちという共同体に
立ちはだかる現実でもある。

逆に、蠍座が「大岩」だと考えれば
海という無意識の中から、立ち上がった
大きな存在感のある、自分の願い
それが大岩なのではないだろうか。

4度で、深い秘密を共有した、特別な人との関係。
このことにはずっと関わり続ける、と決めて
深入りすることを決めた、対象。

5度では、個人の意思を超えた
家系の遺伝や受け継がれている遺産
(よくも悪くも)があることを自覚する。
これらは、頑として動かないことが多いが
感情のうねりを大きくして
さらに強い自分になることで
この負の遺産を乗り越えていこうとする。

ドデカテモリーは射手座。
射手座は困難に立ち向かう勇気を持っている。
ルディアの文章の「抵抗する」
岩は大波(強い感情)では砕けないかもしれないけど
どんなに困難でも、チャレンジし続ける。

対向サビアンは「開いた墓の前にいる未亡人」
今回、このシンボルを調べたり、感じたりして
「未亡人は夫の遺産で暮らしている」
と書いてあったのが印象的だった。
開かれた墓ということは
過去の遺産にしがみついて、それによって
現世的な利益を得たとしても
それは貴方の才能ではないですよ
と言われているのだと感じた。
牡牛座は、自分にとって五感で良いもの
素晴らしいと感じる本物を大事にするサイン。
感じることができる自分自身に
価値をつける、が、それが難しいから試行錯誤する。

蠍座も「遺産」というテーマがある。
さっき書いた、自分自身のことではない
家系の遺伝や受け継がれているものを
牡牛座も、蠍座も
「私の願い」や「私たちの願い」を
持ち続ける「欲望」のサイン。
自分のものではない、遺産をどうするのか
ここで一旦、感じてみることになるのだろう。

蠍座5度は、どんなに想いを強くしても
変えられないものがあるという現実を知る。
それでも、不屈の精神で、何度でも
動かしてみせる!と、深いレベルに入っていこうとする。


参考図書(敬称略)
Marc Edmund Jones「The Sabian Symbols in Astrology」
Dane Rudhyar「Astrological Mandala」
松村潔「愛蔵版 サビアンシンボル」
松村潔「ディグリー占星術」
松村潔「未来事典」
石塚隆一「心理占星術のためのサビアンシンボル」
すたくろ「サビアンダイアリー」
その他、サビアンシンボルを掲載しているホームページ・ブログなど

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