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2022.12.19サビアン射手座28度の体感

12/19の太陽サビアンシンボル(日の出の瞬間が基準)
射手座28度「美しい流れにかけられた古い橋」
An old bridge over a beautiful stream.
ルディア訳:AN OLD BRIDGE OVER A BEAUTIFUL STREAM IS STILL
IN CONSTANT USE.
ドデカテモリー:天秤座/蠍座
対向サビアン:双子座28度「破産宣告された男」

サビはんカードは吉田結妃さんの作品です。

私が感じるイメージ
※あくまでも私がこのサビアンシンボルから感じるイメージです。
解釈については参考図書に挙げた本やサイトをご覧下さい。
※射手座からは、書くテイストをちょっと変えています。
「感じる」を大事にして楽しく書いていきますね。

古い橋は次の山羊座の「古き良き伝統」であり
高度な文明の象徴でもある。
川は無意識の流れのように感じた。

28度では限界を突破するのがテーマ。
射手座が探求してきた自由を、27度の彫刻家で刻み付けて
28度では、伝統と新しいものの間に
架け橋を作ろうとする。
そのための創造の火。

ジョーンズが書いている
「生きている人も死んでいる人も見えない共同体の象徴としての
理解における不朽の要素」
この橋は、生きている人と死んでいる人との間の
見えない架け橋であり
射手座が探求してきた「真理」でもあるのではないだろうか。

すたくろさんが
「脳梁」
と書いていたのだが、私も右脳と左脳をつなぐ
「橋」
を想像した。
イメージと、言語や理解をつなぐもの。

この美しい橋の上は、たくさんの人々が行きかう。
昔から変わらない姿。
愛蔵版サビアン占星術に書かれていた
「古い橋のイメージは、古い時代から現代まで
大した変化もないまま人々の心の中に生きていて
果てしなく反復されています」
たくさんの人々が共有している、川=無意識にある
象徴たちは、古い時代からそれほど変わっていない。
射手座が多様な文化、自分の生まれ育った文化でないものに
多く触れたことで、気づけるのだ。
人類に普遍的な象徴があるのだ、と。

ハワイのポリネシア神話と日本の神話には
共通点がたくさんあると聞いたことがある。
そういった、どう考えても地域が違うはずなのに
何か人類に共通しているものを
射手座は見つけ出して、架け橋を作ることで
人々に真理を伝えようとしているように感じた。

ルディアは
「社会の永続的な要素であり、
個人の才能を集合体の日常のニーズに
大きく結びつける能力を明らかにしています」
と書いている。
この橋は、普遍的なものと、日常を
結びつける橋でもあるのだと感じる。

サビはん画は
川の流れが悠久の美しさで
人々がその上を自由に渡れるように見える。
レンガのアーチ橋はセメントや接着剤を入れなくても
紀元前から使い続けられているそうだ。
アーチ構造の橋は強度がある
物理的に理にかなっているのだ。
なおかつ景観も美しい。

ドデカテモリーは天秤座/蠍座
バランスを取る美しい計算の天秤座と
どこまでもディープに深掘りする蠍座。
射手座の真理の探究が極まり
でもそのままだと一般の人たちに伝わらないから
天秤座でバランスを取って
日常に落とし込みやすい形にしたのだろう。

対向サビアンは破産宣告された男
さんざん考えすぎて、重荷を背負ってきた
でも破産を宣告されたことで
全てをリセットできる。
破産というと、穏やかでない感じはするが
0から再スタートできると思えば
これも悪くない、と思っているように
サビはん画からは感じた。

Jones
「Enduring elements in understanding as symbols of the community invisible of man, dead and living. Steady coordination.」
Rudhyar
「The enduring elements in a society which reveal
its ability to significantly link the genius of its individuals
to the everyday needs of the collectivity.」

皆さまは今日、何を感じましたか?
ぜひコメントやZoomでお話したいです。


参考図書(敬称略)
Marc Edmund Jones「The Sabian Symbols in Astrology」
Dane Rudhyar「Astrological Mandala」
松村潔「愛蔵版 サビアンシンボル」
松村潔「ディグリー占星術」
松村潔「未来事典」
石塚隆一「心理占星術のためのサビアンシンボル」
すたくろ「サビアンダイアリー」
その他、サビアンシンボルを掲載しているホームページ・ブログなど

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