見出し画像

2022.10.19サビアン天秤座26度の体感

10/19の太陽サビアンシンボル(日の出の瞬間が基準)
天秤座26度「互いに入れ替わる鷲と大きな白い鳩」
An eagle and a large white dove turning one into the other.
ルディア訳:AN EAGLE AND A LARGE WHITE DOVE CHANGE INTO EACH OTHER.
ドデカテモリー:獅子座
対向サビアン:牡羊座26度「持ちきれないほどの贈り物を所有する男」

サビはんカードは吉田結妃さんの作品です。

私が感じるイメージ
※あくまでも私がこのサビアンシンボルから感じるイメージです。解釈については参考図書に挙げた本やサイトをご覧下さい。

26度は、25度で結晶化した天秤座の
成果を受け取る度数。
2+6=8 なので、豊かさとシェアでもある。
次のサインを意識し始めるのも26度。
ここからの5度で、次のサインへ
飛び込んでいけるように調整する。

鷲と鳩。
鳩は平和の象徴であり、キリスト教においては
ノアの箱舟のエピソードにも出てくるように
神と人間の和解のシンボル。
日本では八幡様のお使い。
(だから鎌倉の鶴岡八幡宮は鳩モチーフのものがあったり
鳩サブレが鎌倉名物)

一方、鷲はギリシャ神話では、ゼウスの象徴。
キリスト教では、マタイのことを差すという。
さらに、占星術に寄せるなら
蠍座の元々の象徴は、鷲だった。
鋭い爪を持つのが特徴。
鷹と鷲の違いは、大きさ。
どちらもタカ目タカ科だが
鷲の方が大きい。
優美に大空を舞っているが
目が抜群に良く、鋭い爪で獲物を狙って
素早く飛んでくる。
強さ・速さの象徴でもあり
王家の紋章に鷲や鷹が使われることも多いので
高貴を表すイメージにもなっている。

さて、この鷲と鳩が
「互いに入れ替わる」
とは何だろう?

「高い意識は、愛の側面を含む」
と書かれている。
天秤座の、鷲のように俯瞰して全体を見て
バランスをはかり、ある時は素早く飛ぶ
力強さ、高貴さと
鳩のように、ゆったりと、平和を愛し
どの人とも調和できるようにしていく
穏やかな対話。

前の度数で完成した
悟りのような高い意識。
これは天秤座の知性の結晶。
知恵と意志と愛を運ぶ。

鷲と鳩が互いに入れ替わるから
意志や強さの時もあれば
愛と調和の時もある。
どちらも大事にしているし
強さの中の優しさや
愛の中の意志
のように、両方を使っていく。

ルディアは「互いに入れ替わる」だが
ジョーンズは「一方を他方に変える」
という表現になっている。
私の感じる感覚は
一方を他方に変えるというよりは
行ったり来たりスイッチするイメージ。

天秤座は、対極を調和させるのもテーマなので
自分の中にある
意志と愛のバランスを取っていく。

ドデカテモリーは獅子座。
タロットの運命の輪と世界のカードに出ている
牡牛・獅子・鷲・天使
の象徴を思い出す。
獅子といえば「意志」
天秤座の、平和主義、調和を愛する価値観に
自分の強い意志もしっかり持たせることで
次の蠍座を意識させるのだろう。

対向サビアンは持ちきれないほどの贈り物を所有する男
牡羊座も、前の25度で結晶化して
相手を意識しながらの「自分」を確立した。
アイディアがたくさん浮かんできている。
持ちきれないほどのギフトなのだけど
その全部を行動しようとしている。
このギフトは、自分が思い浮かべたものだけじゃなく
天からの知恵なのだろう。

天秤座26度は
強さと優しさ
意志と愛
のように、対極にあるものを
切り替えながら
その時々でどちらの側面も使っていく。

※この度数、なぜか
「互いに入れ替わる鷹と鳩」
という訳になっていますが
eagleなので鷲だと思うんですよね…
鷹はhawkとかfalconですよね。
とはいえ、今日の文章の中で書いたように
鷲と鷹は大きさの違いだけで
鳥としては同じ科目なので
鷹でもいいのでしょうけど。
サビアンシンボルは、和訳だけ見ると
間違っていること多いので、注意が必要です。


参考図書(敬称略)
Marc Edmund Jones「The Sabian Symbols in Astrology」
Dane Rudhyar「Astrological Mandala」
松村潔「愛蔵版 サビアンシンボル」
松村潔「ディグリー占星術」
松村潔「未来事典」
石塚隆一「心理占星術のためのサビアンシンボル」
すたくろ「サビアンダイアリー」
その他、サビアンシンボルを掲載しているホームページ・ブログなど

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?