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2022.11.13サビアン蠍座21度の体感

11/13の太陽サビアンシンボル(日の出の瞬間が基準)
蠍座21度「職務放棄兵士」
A soldier derelict in duty.
ルディア訳:OBEYING HIS CONSCIENCE, A SOLDIER RESISTS ORDERS.
ドデカテモリー:蟹座
対向サビアン:牡牛座21度「開いた本を指す指」

サビはんカードは吉田結妃さんの作品です。

私が感じるイメージ
※あくまでも私がこのサビアンシンボルから感じるイメージです。解釈については参考図書に挙げた本やサイトをご覧下さい。

20度で、新たな世界のカーテンを開き
ON/OFFスイッチを手に入れたところから
サインの力を最大限に開花させるために
行動していくスタートが21度。

職務放棄する理由は
自分の信念と、命令が違っているから。
今までの古い環境に「否」を言う。

ジョーンズは
「Conflict between old and new perspectives.」
古い視点と新しい視点の間の対立、とある。
最後に「感情に屈する」とも書いている。
ここまで、人との深いつながりを求めてきた蠍座が
前の度数で、意識と無意識の切り替えを手に入れて
精神的な価値観に合わせる方にシフトした。

ルディアは
「Society in this situation seems to be all-powerful;
yet the individual need not be spiritually bound,
even if imprisoned.」
社会には太刀打ちできないかもしれない。
でも投獄されたとしても、個人が精神的に
縛られることはない。

「それでも人生にイエスと言う」
V.E.フランクルの本を思い出した。

軍隊は、大きな権威主義の象徴。
上層部の命令は絶対で
職務放棄したら、どうなるかわからない。
それでも自分の良心に従って行動しようとする。

軍人は自分の感情や意志を捨てる必要がある。
しかし、職務放棄兵士は、自分の感情に忠実に動く。
その結果、罰せられるはずだが、それすら受け入れる。

ここまで到達すると、蠍座がつながりたいのは
誰か特定の人とか、物事ではなくなっている。
もっと大いなるもの-前の度数で感じた無意識
全体性とのつながりを思い出したのではないか。
その信念や意志にそぐわない命令には
絶対に従えないのだ。

ドデカテモリーは蟹座。
蠍座と蟹座は、両方とも水のサイン。
想いが強く、共感を求めるのも似ているが
蠍座は確固とした自分軸がある。
蟹座は自分の大事なものを何としてでも守ろうとするので
社会から見れば、反逆者に見えるかもしれない。
しかし、自分にはとことん誠実なのである。

対向サビアンは開いた本を指す指
前の20度で五感を超えた第六感的なものに感覚を開き
古い叡智の中から、現代に使えるものを探し出す。
こちらは牡牛座+ドデカテモリー山羊座なので
保守の色合いが濃くなり、伝統的なものの中から
いいものを探し出そうとする。
「これがいい」と指した指。
自分がしっかり実感できる方向性を探し出す。

蠍座21度は、ぶれない自分軸で
「これには従うことはできない!」と
自分の信念を貫き通す。
周りから見れば反逆に見える行動も
自分の信じる生き方に忠実に振る舞う。
自分の意志を通そうとしたことで
直面するのは、おそらく不本意な結果だろうが
それでも確固とした態度でいるのだろう。


参考図書(敬称略)
Marc Edmund Jones「The Sabian Symbols in Astrology」
Dane Rudhyar「Astrological Mandala」
松村潔「愛蔵版 サビアンシンボル」
松村潔「ディグリー占星術」
松村潔「未来事典」
石塚隆一「心理占星術のためのサビアンシンボル」
すたくろ「サビアンダイアリー」
その他、サビアンシンボルを掲載しているホームページ・ブログなど

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