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2022.12.20サビアン射手座30度の体感

12/21の太陽サビアンシンボル(日の出の瞬間が基準)
射手座30度「法王」
The Pope.
ルディア訳:THE POPE, BLESSING THE FAITHFUL.
ドデカテモリー:蠍座
対向サビアン:双子座30度「海水浴をする美女たち」

サビはんカードは吉田結妃さんの作品です。

私が感じるイメージ
※あくまでも私がこのサビアンシンボルから感じるイメージです。
解釈については参考図書に挙げた本やサイトをご覧下さい。
※射手座からは、書くテイストをちょっと変えています。
「感じる」を大事にして楽しく書いていきますね。

射手座の火のクリエイティビティと、理想。
30度でやりきって、次の山羊座へ行く。

法王は宗教上の最高指導者などに用いられる呼称
とWikipediaに書いてある。
ローマ法王(今は教皇という呼称に変更)や
ダライ・ラマ法王を思い出す。

射手座には、哲学・宗教というキーワードがある。
ルーラー木星が善きものを広げていくように
社会の中に情熱を持って、理想を打ち立てようとする。
人間とは何か、生きるとは何か、という哲学的な探求や
人の精神性がより向上するために必要な教えを
たくさん体験して、知っている。
だから案内人になれる。

射手座最後のシンボルとして、この「法王」が出てくると
木星は水星の拡大版で、叡智のマイスターである
ということをしみじみ、感じる。
私たちは小中学生の頃に、自分の興味のあることを
自分の神経をセンサーにして、好奇心から学んだ。
それが双子座であり乙女座の世界。
でも、その時はまだ自分の小さな世界の中だったのだ、
と気づいて、社会の多様な文化や考えに触れて
自分をより広げ、大きくしていくのが
射手座であり魚座の世界なのだと思う。
木星期に、学んでみたかったことにチャレンジするのは
人間の精神性がどこまで高められるか
よりよく生きるにはどうしたらいいか
射手座の「理想」が突き動かすのかもしれない。

ルディアが
自分のビジョンを投影し、素材に形を与える能力。
と書いており、このシンボルは
射手座が今まで体験した中で、思い描いた
理想という信念(ビジョン)を、
人に教え伝える。
そのために、今までは形のない理想で良かったのだが
思想を体系化していくのだ。
その頂点が「法王」という象徴。

と同時に、法王という存在は
自分がその理想を体現していなければ
ハリボテになってしまう。
法王が尊く、人々の信仰を導けるのは
自ら教えを在り方で示しているから。

射手座1度は退役軍人のキャンプファイヤーで
ライバル関係の中から明るく切磋琢磨だったが
30度では、普遍的な哲学、教えを見つけて
人々に伝えている。
ジョーンズが
「確かな特徴描写と理解」
と書いているが、射手座は自分が探求してきた事柄を
特徴づけ、本質を人々に提供するのだ。
そして、この教えを
次の山羊座で、現実社会に広めて、形にしていこうとする。

ドデカテモリーは蠍座
とことん深いところまで
洞察から、本質を見出す。
カリスマ性も帯びて
ここで射手座の語る言葉には
ゆるぎない力が加わっている。

対向サビアンは海水浴をする美女たち
双子座は、射手座の真理に対して大衆文化だ。
人々が食いつくようなものを見せたい、伝えたい。
「美女」というのも、その時代によって流行がある。
どういう人が美女かは、比較や基準があってのもの。
双子座は、その時に大衆が一番欲しい情報を
提供できるようになり、ちょっと派手に出す。
双子座のシンボルには、デモやストライキ、
過激な雑誌など、センセーショナルなものも多い。
双子座は「情報」で人々を惹きつける。
その情報は、双子座自身にとっての真実なのだろう。

Jones
「Mastery of formative intelligence over substance. Sure characterization
and understanding. Permanent self-expression.」
Rudhyar
「The ability to project one's vision upon and to give form to materials. 」

皆さまは今日、何を感じましたか?
ぜひコメントやZoomでお話したいです。


参考図書(敬称略)
Marc Edmund Jones「The Sabian Symbols in Astrology」
Dane Rudhyar「Astrological Mandala」
松村潔「愛蔵版 サビアンシンボル」
松村潔「ディグリー占星術」
松村潔「未来事典」
石塚隆一「心理占星術のためのサビアンシンボル」
すたくろ「サビアンダイアリー」
その他、サビアンシンボルを掲載しているホームページ・ブログなど

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