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2022.10.25サビアン蠍座2度の体感

10/25の太陽サビアンシンボル(日の出の瞬間が基準)
蠍座2度「割れた瓶とこぼれた香水」
A broken bottle and spilled perfume.
ルディア訳:A DELICATE BOTTLE OF PERFUME LIES BROKEN, RELEASING ITS FRAGRANCE.
ドデカテモリー:蠍座
対向サビアン:牡牛座2度「電気的な嵐」

サビはんカードは吉田結妃さんの作品です。

私が感じるイメージ
※あくまでも私がこのサビアンシンボルから感じるイメージです。解釈については参考図書に挙げた本やサイトをご覧下さい。

2度は、1度でそのサインそのまんまが打ち出されたところから
個人のテリトリーを壊し、自分自身と相手を
さらけだす挑戦。

割れた瓶の中には、香水が入っている。
香水は、瓶に入っている間は
周りに香りを漂わせることはない。
自分の内に秘めているものが
瓶が割れてしまうことによって
周囲に振りまかれる。

別の見方をすれば
自分の中で、防衛したいことがあるとして
お互いのテリトリーを守りながら交流していたのが
天秤座の、スマートなコミュニケーション。
しかし、蠍座は防衛や、境界線を飛び越えて
お互いの中に侵入しようと試みる。
当然、痛みを伴い、抵抗もあるが
ここまでしないと、乗り越えられない何かを
超えるための勇気、チャレンジなのだ。

だから、瓶は割れてしまい
香水は辺りに香りを漂わせることになる。

前の観光バスについて
「愛蔵版サビアン占星術」には
旅先で観光バスが事故にあい
極限状態に陥ると
その人の奥底にある気持ちが吐き出される

と書いてある。

誰にも知られたくなかった
本心なのかもしれない。
ここでは防衛は打ち破られ
本心がさらけ出される。

リスクもあるだろう。
相手が拒絶するかもしれないし
境界線を飛び越えることによって
のっぴきならない関係になってしまう。
それは「身動きが取れない」という
束縛でもある。

と同時に、過去の出来事からの
防衛を、いやがおうにも打ち壊す。

冥王星の「今までを更地にする」
くらいの強い破壊のエネルギーでもあるように感じる。

ジョーンズは
「The fine scent of deeds well done
as it persists in the memory of men.
Stimulating recollection. Spiritual immortality.」
と書いており
刺激的な記憶という言葉が入っている。
インパクトのある出来事は
感情を揺さぶる。
その衝撃で、殻が破れるのだろう。

ドデカテモリーは蠍座。
蠍座によくあるのが
「あの時の素晴らしい体験の記憶」
これがあれば、ずっと生きていける、
と感じるような、深い情緒の思い出。

割れた瓶から出てきた香水は
その思い出の香りをふりまく。
割れる、というショックがもたらす
感情の波が、自分と相手に浸透していく。

対向サビアンは電気的な嵐。
蠍座も牡牛座も、2度は
強いインパクトを周り、環境に与える。
山から降りてきた純粋な活力は
周りの環境に強すぎる勢いに感じられてしまう。
でも、その反応もしょうがないし
肉体を持つ、感じる、ということが始まった
牡牛座としては、赤い布を見た状態で
私は感じるままに突き進む
と選択したことで、周囲からいろいろ言われてしまう。

蠍座2度は他者との一体感を味わうために
自分の今までの殻を壊す。
そのことによって、周りからの反応もあるし
古い記憶も蘇るが
他者と関わるために超えるプロセスとして
このショックは必要。


参考図書(敬称略)
Marc Edmund Jones「The Sabian Symbols in Astrology」
Dane Rudhyar「Astrological Mandala」
松村潔「愛蔵版 サビアンシンボル」
松村潔「ディグリー占星術」
松村潔「未来事典」
石塚隆一「心理占星術のためのサビアンシンボル」
すたくろ「サビアンダイアリー」
その他、サビアンシンボルを掲載しているホームページ・ブログなど

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