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2022.10.13サビアン天秤座20度の体感

10/13の太陽サビアンシンボル(日の出の瞬間が基準)
天秤座20度「ユダヤ人のラビ」
A Jewish rabbi.
ルディア訳:A RABBI PERFORMING HIS DUTIES.
ドデカテモリー:牡牛座
対向サビアン:牡羊座20度「冬に鳥に餌をやる若い少女」

サビはんカードは吉田結妃さんの作品です。

私が感じるイメージ
※あくまでも私がこのサビアンシンボルから感じるイメージです。解釈については参考図書に挙げた本やサイトをご覧下さい。

20度は19度で新しく始まった世界観を
努力し訓練することで
環境に振り回されなくなる。
安定していろいろなことに
取り組めるようになっていく。

ユダヤ人のラビ
サビアンシンボルができたのは
1925年なので、まだその時は
現代ならみんな知っている
ホロコーストの悲劇は起きていない時。

ラビといえば
ユダヤ教の指導者であり
聖職者でもあるような存在。

律法を学ぶ時には
ラビが師としてつく。
律法を1年かけて読む。
日々の生活の中で
実践していくのが律法。

それを指導できるラビは
自分も心技体を使って
伝統的な教えを実践し
伝えられるように鍛えてきた人。

しかも、自分を高めたのは
私利私欲や個人の成功のためではない。
神への信仰と、伝統をしっかり守り
正しく生きていくため。
そうすることが美しい秩序だから。

天秤座は16度で、相手に合わせるスマートさ
一生懸命頭を使って気を配って
調和をはかってきたことに挫折した。
そこから内省し、自分の中の闇の部分とも向き合い
取り入れる覚悟を決めて、この20度に至った。
ラビが伝えるのは、キラキラした知恵ではなく
人生訓と言えるような、人としての知性の磨き方。
人間が猿ではない、進化したのだとしても
猿とは違う、人としての特性は
「知性で相手のことを気遣うことができること」
でも、その時に自分の本能を全部抑えてしまっては
動物としての自分の一部を否定することになる。

ラビは、いかにして「人間として生きながら
知性を高めていけるか?」を修行し
自分が取り組んだことを、伝えられるようになった人。

天秤座は自分軸を取り戻して
その上で、目の前の相手に対して
知性を使った対応ができるようになった。
それは、自分を抑えることではなく
お互いがちょうどよいところを
きちんとはかる、ということ。

ドデカテモリーは牡牛座。
このラビの教えは
頭で考えたことというよりは
体験して落とし込んだこと。
律法を学ぶ時は身体を動かす
という話をきいたことがあるが
その感覚。

対向サビアンの冬に鳥に餌をやる若い少女
牡羊座も、本能や直感の世界から
他者を意識することで、知性を取り入れてきた。
鳥の野生と、人間の知性の交流。
そこには計算のない、親切心がある。
鳥から見返りをもらおうと思わないし
自分がしたくなければ、しなければいいだけ。
その中で、鳥たちと共感し、交流しようとする。
天秤座の影響がある。

天秤座20度は
挫折したところからの
自分軸を使って、自分の知性を使っていこうとする。
損をしているように感じられても
対向サビアンの見返りを求めないホスピタリティを取り入れて
「人間として」知性を高めていこうと努力する。


参考図書(敬称略)
松村潔「愛蔵版 サビアンシンボル」
松村潔「ディグリー占星術」
松村潔「未来事典」
石塚隆一「心理占星術のためのサビアンシンボル」
すたくろ「サビアンダイアリー」
その他、サビアンシンボルを掲載しているホームページ・ブログなど
多数読ませて頂いております。

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