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2022.11.10サビアン蠍座18度の体感

11/10の太陽サビアンシンボル(日の出の瞬間が基準)
蠍座18度「豪華な秋色の森」
A woods rich in autumn coloring.
ルディア訳:A PATH THROUGH WOODS BRILLIANT WITH MULTICOLOURED SPLENDOUR.
ドデカテモリー:牡牛座/双子座
対向サビアン:牡牛座18度「バッグを窓から外へ出している女」

サビはんカードは吉田結妃さんの作品です。

私が感じるイメージ
※あくまでも私がこのサビアンシンボルから感じるイメージです。解釈については参考図書に挙げた本やサイトをご覧下さい。

17度で、崩壊した中から希望を見出して
新しい自分の精神性の感覚を育てようとしたところから
開くと閉じるを交互に繰り返してみるチャレンジをする。

豪華な秋色の森。
蠍座シーズンになると、日本では紅葉が
とても美しくなる。
葉が色づくのは、外側の気候の変化もあるけれど
内なる力によって色が変わる。

外へ外へと、人とのつながりを求めてきた蠍座が
ここでは、自分自身を解放することと
自分の内に一旦深くこもることの両方を
交互に繰り返す。

ジョーンズの解説には
「Revelation of inner wealth.」
内なる富の啓示、とある。
6度のゴールドラッシュで
外へと富を求めていたのと対照的。
自分の内側にある豊かさ、富を
発掘するために、自分に深く潜る。
しかし、そのままだと蠍座の願いの
人と深いつながりを持つことができないので
新しく得た方法を使い、自分を開いていこうとする。
集中と緩和を繰り返して
自分に何が起きているのかを把握して
また外とつながっていく。

豪華な秋色の森という
自然のサイクルを表すシンボルでもあるから
芽吹く→花咲く→色づいて散る→閉じて種を育てる
という自然な循環を、自分の情緒で行なっていくこと
と私は感じた。

ルディアは
「The exalted feeling of a work well done and a
truly consummated life」
とKeynoteで書いている。
よくできた仕事の高揚感と、本当に完成した人生
解説では、循環死とも書かれており
自然のサイクルの中では、発芽することもあれば
終わるものもある。
でも、その「死」において、魂は平和です
とも書かれている。
前の17度で、自分の中のspirit=神的自己を生み
育てているので、この18度では
外で起きたことを、自分の深いところや神的自己と
つながることで、確かめるという繰り返しを
していくのだろう。
ルディアは、人間という自然は
温かく、豊かな色彩の素晴らしい交響曲だ
とも書いている。
この文章が、私はとても心に響いた。
自分という人間のいろいろな側面を響かせて
解放して、人に見せる。
そして得られた感覚や感情を
自分の内にこもって、見直してみる。
自分というオーケストラが奏でる音楽を
どのようにするか、模索する。

ルディアが前の17度で
「トランスパーソナルな生き方」と書いていて
この18度では、そういう信念を持っている人は
自分のサイクルが終わりに近づいても平和である。
いい仕事をして、たくさんの種を得ることができた。
まだそれは芽吹いていないけれど
とても充実している。

蠍座は、人との情緒的なつながりや一体感を求めるがゆえに
別れのつらさもしんどい。
この18度では秋の紅葉になぞらえて
枯れ葉は落ちるのだが、美しく色づいて
人生を彩ってくれたでしょう?
と、豊かさや実りを受け取ることができる。
人間の意識を超えた、自然や地球、宇宙の循環から
この豊かさはやってくるので、考えていても難しいし
15度までの蠍座のやり方ではつかめなかった。
やっと、その境地に心が開けたのだと、私は感じる。

ドデカテモリーは牡牛座/双子座。
牡牛座までだと五感で味わうので
紅葉の美しさや豊かさをいっぱいに自分の身体で
受け入れ、愛でた。
双子座の要素が入ってきて
種のまま残っても、充実感や豊かさを得ることができる、と
蠍座は新しい視野を得る。

対向サビアンはバッグを窓から外へ出している女性。
自分が溜め込んでいたものを、一旦外に出してみる。
バッグは物を入れて運ぶ道具。
牡牛座だから、きっとお気に入りのバッグがたくさんあった。
そのひとつひとつを、外に出して虫干しするように
眺めてみた時に、いろいろな深い想いが蘇ってくる。
蠍座の情緒を取り入れて、自分の中にあった思い込みを
解放し、偏りを修正しようとする。

蠍座18度は、17度で育て始めた神的自己が感じる
自然の循環として、自分の情緒とつながり
外に表現してみたり
自分の内でそのことを深く味わったりする。
閉じる、開くを繰り返す。


参考図書(敬称略)
Marc Edmund Jones「The Sabian Symbols in Astrology」
Dane Rudhyar「Astrological Mandala」
松村潔「愛蔵版 サビアンシンボル」
松村潔「ディグリー占星術」
松村潔「未来事典」
石塚隆一「心理占星術のためのサビアンシンボル」
すたくろ「サビアンダイアリー」
その他、サビアンシンボルを掲載しているホームページ・ブログなど

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