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2022.11.18サビアン蠍座26度の体感

11/18の太陽サビアンシンボル(日の出の瞬間が基準)
蠍座26度「キャンプをつくっているインディアンたち」
Indians making camp.
ルディア訳:AMERICAN INDIANS MAKING CAMP AFTER MOVING INTO A NEW TERRITORY.
ドデカテモリー:乙女座
対向サビアン:牡牛座26度「恋人にセレナーデを歌うスペイン人」

サビはんカードは吉田結妃さんの作品です。

私が感じるイメージ
※あくまでも私がこのサビアンシンボルから感じるイメージです。解釈については参考図書に挙げた本やサイトをご覧下さい。

25度で蠍座が結晶化し
ここからの5度は、次の射手座への移行を意識しながら
蠍座をやりきる。
蠍座から射手座へのジャンプは、とても難しい。
水から火というのもあるが、蠍座は対象に深く入り込むので
離別のつらさが格別なのだ。
そして、この蠍座をやりきるということは
「対人を通じて自分を知る」ステージの最終でもある。

インディアンのキャンプ。
ネイティブアメリカンは、部族ごとに
全く違う生活をしている。
創世神話も違うし、生活や環境に合った
信仰対象を各部族で持っていた。

このシンボルからは
ティピーテントがイメージされる。
スー族は狩りをしながら
あちこちに移り住んでいたので
住居を構えるのではなく、移動できるように
ティピーテントを使っていたという。

次の射手座を意識している、と感じた。
射手座は、何かを所有したり、執着したりせず
これ!と思ったら、身軽に突き進みたい。
映画でいうと「ノマドランド」のように
放浪の民(昔、流浪の民という歌があって
それだなと思い浮かんでいた)。

蠍座は大好きな人や、集団があって
深く関わることで自分を確立した。
それが25度。
このディープな体験、今までの自分を燃やし尽くし
灰の中から再生させるような
生まれ変わりの体験を経て
未知の世界へ自由に出ていくことを意識し始める。


ジョーンズは
「Ability to feel at home in any outer or inner environment. 」
あらゆる外部または内部環境でくつろぐ能力
と書いている。
よく知っている、慣れている環境は
リラックスできて当然だが
外部環境の中でも、前の25度で完成した
見透かす力を使って、安心安全を見極める。

ルディアは
「The ability to adjust swiftly to a new situation
by tuning in to its requirements.」
新しい状況の、その要件に同調して
柔軟に適応する能力、とある。
蠍座の一体化、同調の力を使いながらも
新しい状況に飛び込むチャレンジをすることで
どこでも生活していけるようになる。
それは、前の25度で培った洞察力のおかげ。
何かに依存するのではなく
自分で在る程度、自立できるようにするために
最大限に自分自身を活用していこうとするのだろう。
身一つでも生きていける力を身につけられたから。

ディグリー占星術に
「秘密の知恵を解明することで
過酷な状況の中でも
突破口を見つけ出すことができる力を表します」
と書いてある。
蠍座は物事の裏側に隠されているものを見抜いて
その知恵を使うことができるようになったのだ。

ドデカテモリーは乙女座。
乙女座の分析力、細やかに見る観察力で
危険を察知したり
逆にここは安全と理解したりしながら
自分の力で、手助けなくやってみることを実現する。

対向サビアンは恋人にセレナーデを歌うスペイン人
牡牛座は、今までは自分の好きなものを自分で愛でたい
という気持ちが強かったが
前の「公共の公園」で、分かち合うようになった。
そして、この度数では恋人という他者と関わるために
自分の持ち物で喜ばせようとする。
牡牛座が次の双子座を意識し始めて
自分の持っている才能で
「コミュニケーション」をはかろうとしていく。

蠍座26度は、一体化、同調の力も生かすが
何かに依存した生き方や生活から離れ
ひとりで新しい状況の中で、自分の力を
試してみようとする。その時に、洞察力を使っていく。


参考図書(敬称略)
Marc Edmund Jones「The Sabian Symbols in Astrology」
Dane Rudhyar「Astrological Mandala」
松村潔「愛蔵版 サビアンシンボル」
松村潔「ディグリー占星術」
松村潔「未来事典」
石塚隆一「心理占星術のためのサビアンシンボル」
すたくろ「サビアンダイアリー」
その他、サビアンシンボルを掲載しているホームページ・ブログなど

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