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2022.10.26サビアン蠍座3度の体感

10/26の太陽サビアンシンボル(日の出の瞬間が基準)
蠍座3度「棟上げ式」
A house-raising.
ルディア訳:A HOUSE-RAISING PARTY IN A SMALL VILLAGE ENLISTS THE NEIGHBOURS’ COOPERATION.
ドデカテモリー:蠍座/射手座
対向サビアン:牡牛座3度「クローバーが咲いている芝地に足を踏み入れる」

サビはんカードは吉田結妃さんの作品です。

私が感じるイメージ
※あくまでも私がこのサビアンシンボルから感じるイメージです。解釈については参考図書に挙げた本やサイトをご覧下さい。

3度は、2度で個人のテリトリーを壊したところからの
「一緒に住む家を作る共同体」
を創造しようとする。

棟上げとは、柱や梁などが完成した状態のこと。
地鎮祭とは違い、この時には儀式的なことをするよりは
建築を依頼した施主が、大工さん・職人さん・工事に関わる人たちを
おもてなしするとのこと。
みんなで協力し合って、家をつくり上げていこうと
確認し合う一席らしい。
アメリカでも上棟式はあって
常緑樹の飾りをつけ、幸運を祈るそうだ。

2度で、自分を守っていた境界線が崩れ
再構築を余儀なくされた時に
「それならば、これからは新しい関係性の中で
共に住む家を作ってしまおう」
と、ついに、天秤座の「わたしとあなた」を抜けて
「わたしたち」を創り始めるのだ。

家を建てたい!と思った時に
1人では絶対に無理。
依頼する施主だけでなく
いろんな人が関わって
家づくりの作業は進んでいく。

棟上げをするということは
一旦更地にしたところから
作り直している。
リニューアルやリメイクではない。
根本的な変容。

「わたしたち」を作るには
自分の個人の価値観は
一旦横に置く、壊す必要がある。

作っていく作業も
棟上げから竣工までずっと晴れ、
というわけにもいかず
雨が降ったり、嵐が来たり
雪が降ったりするかもしれない。

そういうことを、わたしたちで協力して
ひとつずつ乗り越えていって
絆が深まっていく。
困難があればあるほど
共同で作業して完成した時の喜びは大きい。

ジョーンズは共同作業と書いている。
ルディアの場合は、小さな村で家を建てる時は
村の人たちがみんな協力する
というようなニュアンス。
村とか小さなコミュニティの中での
共同体としての一体感を
棟上げから竣工までで味わう。

ドデカテモリーは蠍座/射手座。
射手座の、より高みを目指して行く視点
体験を通じて学ぶ姿勢を取り入れる。
2度で自己防衛を壊した蠍座は
共同体の人々と一体になる体験を
この棟上げ式で取り入れていく。
深いところを共有しながら、みんなで創り上げることで
達成感や、連帯感が生まれる。

対向サビアンはクローバーが咲いている芝地に足を踏み入れる
蠍座は壊して、「わたしたち」を新しく作り直したが
牡牛座は自然の中にあるものから
着地点を見つける。
自分の中に既にある、豊かさに目を向けて
生活の安定、地に足のついている安心感を
手に入れる。

蠍座3度は「わたしたち」の家を
他者と協力して創り上げる。
新しく、深く関わった他者と
一緒に暮らしていけるように
自分自身を変容させていく。


参考図書(敬称略)
Marc Edmund Jones「The Sabian Symbols in Astrology」
Dane Rudhyar「Astrological Mandala」
松村潔「愛蔵版 サビアンシンボル」
松村潔「ディグリー占星術」
松村潔「未来事典」
石塚隆一「心理占星術のためのサビアンシンボル」
すたくろ「サビアンダイアリー」
その他、サビアンシンボルを掲載しているホームページ・ブログなど

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