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エクちゃん初騎乗の感触&乗馬のハミ受けについて

エクちゃんが来てから約5ヶ月。念願の初騎乗でした。常歩を15分程度でしたが、今のエクちゃんがわかってよかったです。
🌟背中がとても柔らかい
🌟口→頭頸→背中→後躯がしっかりと連結している。
この2点は大雑把に言ってしまうと
🌟競走馬として主に襲歩で走っていた(全身をしっかり使う必要がある)
🌟競走馬のため乗り役(騎手や調教助手)の体重が軽かった
という2つの理由で出来ていると思われます。
今後はエクちゃんは乗用馬にジョブチェンジですから、乗る人も使う鞍も重くなります。
これは徐々に慣らしていけば自然と支える筋肉が出来てくるので大丈夫です。(いきなり鞍をつけて人を乗せず、鞍をつけた状態で調馬索でしばらく運動するなど)
問題は口から後躯にかけての連結。これは競走馬も乗用馬も求められるものなので是非このままとっておきたいのですが、特に馬場馬術をやる過程で「形だけの姿勢、ハミ受け」をやってしまうと連結が崩れます。変なクセがついてしまったり、不自然にそれを求めることで口、頭頸、背中、腰等に痛みが出てしまい、それを庇うことにより馬が不自然な動きになる。痛みから逃れたい為に触られるのを嫌がる、鞍をつけられるのを嫌がる、乗られるのを嫌がる、運動時に尻っ跳ねする、逸走する、後退する…問題行動はあげればキリがありません。ですがこれを馬からのSOSと捉えずに反抗だと思い叱るライダーが多いです(かくいう私も学生時代そうでした。今も焦るとやってしまうかも…)そうすると馬は人間不信になり心身ともに壊れてしまうのです。
専門用語になりますが「ハミ受け」というのは馬の状態が良くなった時にそれが起こるわけで、「ハミ受け」の状態にさせれば馬の状態が良くなるわけではありません。(私はこれに気づくのに数年かかりました…)
例えば大会の前に、乗馬クラブのインストラクターがお客さんが乗る直前の下乗りでちょっと裏ワザ的にハミ受けの形にもっていくのは全然アリだと思います。ただそれは自分でハミ受けに持っていけない人の為の応急処置なのでそれを日頃からやってはいけないです。(本当のハミ受けではなく見せかけのハミ受けだから)
「ハミ受け」を求める乗り方は本当の意味での「ハミ受け」は出来ない。
ちょっと哲学的というか問答のよう…
もし今乗馬クラブで「ハミ受けが出来ない」と思ってる方はどうか焦らないで!そして馬の頭頸にフォーカスせずに馬の背中など馬体に痛いところがないか、そして騎乗中はもっと推進を求めてください。スピードではなく馬のダイナミックな動きという意味の推進です(弾発性)

だいぶ脱線してしまいましたが、何が言いたいかというと、
🌟愛馬の調教は焦らず数年単位を見越して
🌟焦る過程で出るハミ受けに支配されない
🌟馬体の痛みが出ない乗り方(馬の負担が少ない乗り方)で丁寧に
を心がけて心身健康にエクちゃんが成長出来るよう中の人が頑張ります❗️
相馬野馬追が終わったらエクちゃんは千葉県の乗馬クラブに移動予定なので、乗用馬としては6月から本格始動って感じですね。
あと、ここまで偉そうに語ってしまいましたが中の人も知識があるだけで自分の騎乗は思うように行きません😅一緒に楽しく頑張りましょう!
自分の学生時代や乗馬クラブのインストラクター時代に壊れてしまった馬や、自分で壊してしまったことへの懺悔もあるし、それらの経験をエクちゃんに活かしたいと思います。(みんなで共有すれば人も馬もハッピー!)
もしお悩みのライダーの方いらっしゃいましたらXのDMでも Instagramのメッセンジャーでもマシュマロでも気軽に質問等していただければお答えします!(技術的には乗馬ライセンス2級程度までの馬場。障害はろくにやっておりません😅)

ここまで読んでいただきありがとうございました‼️

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