見出し画像

水彩沼への片道切符、分離色

最初は「分離色って何ぞや?」状態だったし、調べてみても「ふーん」くらいの興味関心レベルだったのに…


分離色


最初に手に取ったのは、ハンドメイド絵の具の分離色。
メーカーから出ているものは高いし、そもそもチューブ1本も使い切れないし…
その点、ハンドメイド絵の具なら使い切れそうな量で手を出しやすい値段だったので、買ってみたわけですよ。
そしたらめちゃくちゃ綺麗なわけですよ。
使っている絵の具は1つだけなのに、2~3色の色が顔を出す。これはクセになるに決まってるよね。

そして興味関心レベルはすくすくと上がり、今度はメーカーものに目が行くわけです。
改めて色見本を見ていると、どの色を見ても魅力的な色ばかり。
1本だけ…1本だけ…と、24色もある中からなんとか1色を選び抜き、ハルモニアの分離色「ブルーホール」をお迎えしました。
その後、偶然やってきた購入の機会に、さらに「ドリフトアイス」と「ライムスパークル」もお迎えしてしまいました。

左から「ブルーホール」「ライムスパークル」「ドリフトアイス」



ブルーホール1色塗り



ライムスパークル1色塗り


ドリフトアイス1色塗り

1色塗り技術が乏しいので見栄えの悪さは大目に見てほしいんですが、どの色も本当に綺麗!
ブルーホールは総じて好き!しか言えないし、ライムスパークルは見てて元気が出るような色味だし、ドリフトアイスは水色×藤色最強(しかも落ち着いた色味なのがまた)
スキャンでだいたいは再現できているけどやっぱり実物の綺麗さを見てほしいですね~

気付いたこと


現在所持しているのはこの3色のみですが、使ってみて分かったのが
①色によって分離感の差がある
②分離のしやすさは水彩紙によっても変わる
③ティッシュでの模様がつけやすい
④塩テクスチャが機能しない
ですね。

①は見ての通り、②はやってみないと分からないところですが私が持っている水彩紙の中ではヴィフアール紙が一番分離感が良いです。逆に、ニューブレダン紙のように色の吸い込みが早い紙は、分離する前に色が定着してしまう感じで、分離感はイマイチでした。
③はティッシュで色を取って模様を作り出す技法のことなんですが、分離色の特性上か、濃く塗ったところでティッシュをぽんぽんと置くと、綺麗に模様が作れました。
私が持っている固形水彩や顔彩ではここまで綺麗な模様は作れなかったので、すごく楽しいです!


④は水彩を塗った後に塩を振って模様を出す技法のことなんですが、なぜか模様が出てくれません。振った塩がそのまま溶けて消えてしまうんです。塩が居た場所が分かる程度に点が残るくらいで。
何度か試してもこの結果から動かなかったので、もったいないな…と思っていたところ、ハンドメイド分離色はちゃんと模様ができるんです。
絵の具の成分によるものなのか…理由は分からないのですが不思議です。


メーカーの分離色も、ハンドメイドの分離色も、それぞれ良さがあるので、これからもちまちま買い集められたらなぁと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?