Chapter[3]感性磨き

松城メソッド (2)感性磨き

"音" 声をつくりながら、並行して
訓練するスキルは
"感性の深さ" が大事になります。

声に出して表現する時
みなさんは何が大事と思いますか?

音楽、演劇、絵画、読書、
全て感性を磨く
大きな要素です。

ここにポエム(詩)をプラスして
音読して下さい。

"話す仕事"には特効薬になります。

自分で作ったポエム(詩)でも
誰かの作品でも、
お気に入りの歌詞でもいいです。

自分で作ってみる、そして
気持ちを入れて、声に出して読む

その行為が1番効果大ではあります。
ここに拙い作品ですが

私の、幼少期の母との会話をポエムにしたのを紹介します。

これを読むと

母との想い出が鮮明に蘇ります。


『おかあちゃん』

パーン パンパン パーン
 ヒューン ドカン!
パーン パンパン

「おかあちゃん、花火始まってしもたでぇ、もう行って来る〜」

「あかんあかん、はよ行水しい、浴衣着せたるから。」

パーン パンパン パーン

エンヤ ソーリャ
ソーリャ ソーリャ 

エンヤソーリャ

「おかあちゃん、きたでぇ〜
来た来た もうそこへ来てるー」

「ええか綱持ったら、こけても絶対離したらあかんでぇ。だんじり止まるまで、綱は離したらあかん。」

「わかってるて、絶対はなせへん。行ってくるわー」

ソーリャ ソーリャ
チョイトセ ソーリャ
チキチン ドンドン
チキチン ドンドン

ソーリャ ソーリャ ソーリャ……

花火の夏から 秋のだんじり祭り

季節の移ろいと共に

おかあちゃんは

ずっと私のそばにいる。

読み方はいく通りもあり
その時々の自分の気持ちで変わります。

あなたなら、どんなふうに
読みますか?

私の亡き相棒がミュージシャンで
浜田省吾さんを14歳から
亡くなる50歳まで敬愛していました。

その影響で浜田省吾さんの楽曲をよく聴くようになりました。

彼が亡くなって今年で10年
ライブがある限り、
私は、一人でずっと
参戦しています。

浜田さんはただのアーティストではない、アーティストを超えた
表現者で、音はもちろん
その歌詞の心に響くこと。

「家路」という
楽曲の歌詞にこんなのがあります。

どんなに遠くても
たどり着いてみせる

石のような孤独を道連れに
空とこの道、出会う場所へ

とても素晴らしい楽曲なので
聞いたことのない方は
是非初めから最後まで
全部聴いてみてください。

他の楽曲もとても素晴らしい
浜田省吾さんです。

私はよく、歌詞を音読させていただいています。

感性が磨かれて来ると

司会進行していても
いろんな方の気持ちに
自然と、
想いを馳せることが出来ます。

「今ご挨拶された方はきっとたくさんの溢れる思い出の中から、この言葉を選ばれたんだな」

「お聴きになってるあの方のお気持ちはいかばかりかな」

司会者として、

「次に発する言葉は何がベストだろうか」

常に考えている自分があります。

相手を瞬時に感じ取る感性は
表現者にとって
1番大事なことですね。


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