Chapter[9]ボランティア活動とは?

私達は"ボイスハート" という
ボランティアグループをつくり
20年近く、介護施設や難病の子供達の病院などを訪問してきました。

そもそも、ボランティアとは何か
あまり深く考えることもなく
何か誰かの役に立ってるのだろう
位の気持ちだったのですが、
活動を始めて、1年ぐらい経った頃
この活動は、自分たちのためにやってるのではないか、ひょっとしたら訪問される側は迷惑ではないのかなんてことを考え始めました。
そんなことでは活動の意味がない。訪問先の人に必ず何かしら喜んでいただけること。それが必須だと考えました。
ググってみますと、ボランティアとはラテン語「Volo」(ウォロ)が起源で、「will」の語源だそうです。
やりたいと言う意思が自分の中にあり、その思いに基づいて未来のために行動することだそうです。
無償でやる、公益性があるなどは
後から付け加えられたことのようです。

その本来の意味を知って、活動することがとても楽しくなりました。

事務所近くの介護施設には、
毎週木曜日に、今は亡き相棒と事務所所属のアイドルやMCたちと伺って
歌ったり、踊ったり、朗読したり
私たちも楽しく、そして利用者の皆さん方も喜んでくださって、10数年続けることができました。
特に浜田省吾さんを敬愛し、
10年前に亡くなった亡き相棒は
誰よりも熱心で、ギターを抱えてマイクスタンドを持ってみんなを引っ張って出かけました。

その相棒が亡くなって、
お別れ会の時は
いつも伺っていた介護施設の代表の方がお花を持って尋ねてくださいました。

また、ある時は、
あの新宿にある東京都庁の
どでかいビルのイベントスペースで
観光に来た海外の方も巻き込んで、ビックイベントを仕掛けました。
自分の好きな言葉や絵を描いていただき、それを朗読もしていただきました。
あらかじめ告知して募集をかけていたこともあり、エントリーして駆けつけてくださった方もいらっしゃいました。
私たちは親戚家族も巻き込んでみんなで東京都庁に集合しました。

今は社会人になった孫たちも楽しそうに書いていました。来日された海外の方も大変喜んで下さいました。

また全くの無償では無いのですが、ボランティア的な活動として
高齢者の方をメインに
生駒市で7年、泉佐野市で7年生涯学習グループ"人前での話し方" を指導しました。
この生涯学習グループの方々は、当時の私よりもずいぶん先輩で
皆さん、仕事をリタイヤして
余暇を有効に使いたい方々でした。

"人前での話し方"がテーマなので

私が
  「前に出てきてご挨拶してみてください」と言っても誰も前に来ようとしません。

内心「何のために来てるんや?人前での話し方習いに来たん違うの?」
と、何度も胸の中でつぶやきました。
しか〜し

私は、ここでとても大きな発見と驚愕の学びをいただきました‼️

初めは、たった1枚の原稿も前に出てきて読むことができない。出て来ても、手や足がガタガタ震えて止まらない。

何とそんな方々が

1年経つと…大きな舞台で正々堂々と
ご自分のパフォーマンスを披露なさいます。

あるお方なんぞは「先生、私らプロになれるん違います?」

とまでおっしゃいました。

《人は、限りなく変われるのだ》

 改めて強く認識しました。


実際に1部の方は、ご当地のイベントや選挙戦などで活躍をなさっています。
私たちのビジネスは上がったりですが、うれしそうに報告してくれる人生の先輩方を拝見していて、とても幸せな気分になれました。
ボランティアってこういうことかなぁと思えた時です。

特に生駒での活動では
生駒の生駒さんと言う
お方がいらっしゃって
落語家さんとしての活動もなさっていて、朗読劇のため、台本の作成に
ご尽力くださいました。
今もFacebookでは交信中です。

これからも時間と体力が許す限り、ボランティア活動を続けていきたいと思っています。

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