メガメタグロスは"強さ"の形

メガメタグロスとは

かっこいい



ホウエン地方にて発見されたポケモン、メタグロスがメガシンカした姿。その重厚な見た目に違わない圧倒的な強さから、長く対戦環境の最前線を走っていたポケモンである。

メガメタグロスの強さは主に3つ。
①攻守ともに優れたステータス
➁豊富な選択技による器用さ
➂確率勝負の押しつけ

①優れたステータス
メガメタグロスは通常のポケモンに比べ非常に高いステータスを誇る。これにより並のポケモンに殴り合いで負けることは少なく、また素早さも高いことからタイプ相性上の不利を覆しうる性能を誇る。

➁器用さ
メガメタグロスは一見パワーでゴリ押すポケモンに見えるが、かみなりパンチやアームハンマー、くさむすびやステルスロックなど多彩な技を覚えるので一様な対策が効きにくい。単に物理に厚いポケモンを後投げするだけでは弱点を突かれたり搦手で乱されたりと、メガメタグロスの対策にはなりにくい。

➂怯ませ
高いステータスから放たれるアイアンヘッド・思念の頭突きは、一回怯むだけで負けに繋がりうるほど強力である。高い耐久から試行回数を稼ぎ、本来は不利がつく相手を確率勝負で無理やり倒すことも出来る。

つまり、メガメタグロスは相手を選ばずすべてを破壊する、抽象的な"強さ"の象徴である。

さて、私がスペルサイクリカカップで使用したモルト王デッキもメガメタグロスと同様な"強さ"を持っている。すなわち、攻守ともに優れており、バウンスやマナ回収、盤面破壊などの器用さもあり、最速5ターンキルやトリガー勝負などの確率勝負の押しつけが可能な、支配的に強いデッキであるということだ。

根本的な"強さ"を持つ者は環境の変化に揺らがず、相手を選ばず勝つ。デッキは理想的には"強さ"を持っているべきだ、と私は考えており、"強さ"を持つデッキを探し続けている。それが実現したのが1年前のメンチであり、今回のモルト王である。

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