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PTAをやってみた感想

昨年、小学校のPTAの順番が初めて回ってきた。
自分の得意なこと、在宅で完結しそうなことを選んだつもりだったのに、それは私の勝手なイメージでしかなかったため、ぜんぜん違うものを選んでしまった。完全なリサーチ不足。今まで関心が無さすぎて知らなかったので、改めて知ると興味深いことばかりだった。

事務作業的にはオンラインで完結するものの、印刷して紙での提出が必要なため、毎月学校に行って作業する必要があった。これが一番の誤算。
さらに、年に2回、強制参加の行事があった。この行事の存在は知っていたけど、PTAの中での担当を知らなかった。
というわけで、ほぼ毎月学校に行き、さらに年に2回の行事のために駆り出される、という思ったよりフィジカルな貢献が必要な委員会の担当になってしまった。

作業は分担できたので、実質毎月行く必要はなかったけど、現金の受渡しが必要だったり、提出した紙の訂正のために再度作業する必要があったりで、なんだかんだほぼ毎月学校に行く必要があった。前年度の担当の方々は、実際、毎月集まって、いろいろ話しながら作業して、というのを1年続けていたっぽい。

昨日、やっと引継ぎが終わって、一年の流れとこの仕組みがよく分かった。

まず、委員になって初めてみんなで集まる2時間くらいの引継ぎの時間は、初めて会った人に、このしちめんどくさい紙の「作業」を引き継ぐことが主眼なので、この委員会の意義とか目的とかは全く共有されない。
そもそも委員会の活動内容はすべて、前年の担当者によって既に決められていて、今年担当ですよー、と決まってから初めてその頻度などを知らされる仕組みになっている。活動の濃さは担当者たちで決められない。面倒だなー、ここを改善するとよくなるのに、とか思ったとしても、既に時遅しで、まあ1年だけ担当だからいっか、と面倒なまま続け、そして次の年度に引き継がれていく。

実際どんな会が主催されてるかは、参加してみないと分からない。

ある分科会は、参加者がぜんぜん集まらないのに、月に2回もあり、しかも講師の先生(近所の高齢の方)が厳しいらしくいろんな細かいルールがあった。
また、別の分科会は参加者がほとんどおらず、主催者(近所のご高齢の方々)10人、PTAの係2人、参加者3人、みたいな日もあった。

そして、主催者や講師の方には、参加者が集まらないのはPTAの担当の宣伝が下手だから、と思われているっぽい。
え?なんで?
内容が面白くないから子どもたちが来ないだけでしょ?
リピートの子いたっけ?

高齢者の方が素晴らしい、面白い、と思うことを、子どもたちに教えてやるための会。そのサポートに、私たちワーキングマザーが駆り出される。パパ参加も増えつつあるようだけど、平日の昼間に作業することが前提になっているので98%はママ参加。家庭での家事負担に加えてここも男女差激しい。
参加者である子どもたちはほぼ不在。高齢者の方々も集まったもののやることなくヒマそう。
いろんな人の体力や時間を費やして、さらに市町村から補助までもらってやっている活動なのに、これって誰がトクする会なんだっけ?

個人的には、子どもにスイッチの遊び方を教えてもらう会、とかにしたほうがいいんじゃない?と思ってしまう。そんな会に補助は出ないんだろうけど。。

PTAが無い学校が増えている、と聞く。
当然よね、、と思う1年でした。



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