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『修学旅行の楽しみ方』

皆さんは中学3年生になると、修学旅行で北海道へ行きます。

私も過去3回、修学旅行の引率で北海道へ行ったことがありますが、生徒達は北海道の自然を満喫し、友達や現地のガイドさんとの交流を通じて、楽しく有意義な生活を送っていたのを思い出します。

私自身、特に印象に残っているのは、ガイドさんがバスのなかで「北海道と大阪の違い」についての話をしてくださったことです。

覚えている限りで、「北海道と大阪の違い」について、いくつか紹介します。

まず、一般的に大阪では茶碗蒸しの中にぎんなんをいれるのに対して、甘いものが好きな人が多い北海道では、茶碗蒸しの中にあまぐりをいれるといった違いがあるということ。

それから、大阪の人は正月の料理を1月1日の元日に食べるのに対して、北海道では正月はできるだけゆっくりしたいということから12月31日に正月の料理を食べるという習慣がある。

また、大阪では「ごみを捨ててください」というのに対して北海道では「ごみを投げてください」と表現するし、大阪では「体調が悪い」と言うのに対して北海道では「体がこわい」と表現するなど・・

印象深いお話が多かったのを今でも覚えています。

北海道と大阪、同じ日本で飛行機でわずか1時間40分そこらでいける距離にありますが、言葉や文化・習慣の違いには驚かされることがたくさんありました。

それと同時に、この違いというものがその地域の特色であり、その違いを尊重していくことによって、その地域で楽しく有意義に過ごせるのではないかと私自身感じました。

来年、再来年と北海道への修学旅行へ行くであろう皆さんに一言。
北海道での修学旅行を楽しむポイントは北海道という場所を愛し、その地域の特色・違うところを楽しむことだと思います。

最後に・・・
皆さんは今この学校で日々生活を送っています。この学校にも他校とは違う特色があります。

生徒の皆さんがここでの学校生活をより楽しむポイントは、皆さんが今生活しているこの学校を愛し、そしてこの学校の特色を楽しむことだと思います。ぜひ実践してみてください。(原 真巳)

※今回掲載したのは、私が教員生活のなかで生徒達に伝えてきた講話です。

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