彷徨う兵士の行く末は…… ~安里 アサト『86—エイティシックス―』を読んで~
小説を購入するまでの経緯に関しては様々だが、その中でも私が1番思い出に残っているのは『86—エイティシックス―』だろうか。初めてアニメ放映中に原作を購入したというのもあるのだろう。タイトルそのものは受賞時のときから知っていて元々興味はあったのだが、当時は使える金銭が少なかったため、完全に後回しの状態となっていた。因みに購入のきっかけとなった最大の要因は、登場人物の顔と名前が一致しなくて視聴時に混乱していたからというあまり自慢できないものなのだが。とまぁ、そんな理由で購入した