古典的、だけど斬新 ~かつび 圭尚『大っっっっっっっっっっ嫌いなアイツとテレパシーでつながったら!?』を読んで~
ライトノベルから体を1歩引いてサブカルチャー全体に視野を広げた時、王道と呼べるジャンルは何になるだろうか? そう聞かれると私は考える間もなく異能バトルものだと答えてしまいそうだ。これといった根拠もないただの趣味でしかないのだが。
この手のものについては様々な能力が入り乱れることが多い。作品内でもたった1つに焦点が絞られることは多くはないだろう。
そういう訳で『大っっっっっっっっっっ嫌いなアイツとテレパシーでつながったら!?』(このタイトルは誤字ではありません。"っ"