むかしばなし⑥(多分完結)

「むかしばなし⑤」の続きです。

「神様」は、生まれた時に誰でも必ず一人、宿っている。

お師匠様には生まれつき、「治療の神様」が宿っていた。

お師匠様のスキル:遠隔ホイミ、MP無限等

文字通り「神業」。

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これって知っていいこと?
完全にこの「世界」のネタバレだよね?
「キサマは知りすぎた」とか言われて翌日消されたりしませんか…?

ってくらい、お師匠様の口から色々な新情報がポンポン出てくる。

「生まれた時に宿った神様は、死ぬまでずっと一緒なんだ」

「はい…」

「人間に宿ることができる神様は、8人まで」

「はい(人数制限あんのか)」

「最初の神様もその8人の中に含まれるから、つまり7人の神様が自分に宿ってもらえることになる」

「はい(もう訳が分からない)」

頭の中でわたパチがパチパチしている感じ。
のどが渇く。背中がゾワゾワする。

知らない世界を知ってしまった。どうしよう。

「基本的な事(このような世界の事)は勉強できるけど、弟子とかはとっていない」

「そうなんですか」

「私は、神様の力を「借りて」治療を行っているからね」

「そうなんですか(借り物なんだ)」

「だから、入っている神様の得意なことを仕事にすれば、力を貸してくれる」

「そうなんですか…(ついていけねぇ)」

それからも、お師匠様は色々なことを話してくれましたが、もう自分はついていけず。

お師匠様は月に一回勉強会を開いているとのことで、これも何かの縁と思い、参加してみることになりました。

奥の深い、気功の世界の勉強の始まり。

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今も勉強会に参加させていただいています。

「しゃべりすぎた」といったゴールデンカムイ一巻的なことは起きていませんが

知る人が知ったら、いい意味でも悪い意味でも大変なんじゃないかなぁと思うことが多々あります。

先生、お師匠様と縁があって本当に良かった。

ありがとうございます。

とりあえず、「むかしばなし(不定期)」はこれで終わりにしたいと思います。

読んで下さった方々、ありがとうございました!

おしまい