「渋沢栄一の折れない心をつくる33の教え」を読まされたよ

研修でサッとこの本を渡された。新しい紙幣に渋沢栄一のご尊顔が載るから知っとこう、すごい人だし、ということらしい。ちなみにこの本は渋沢栄一の孫の孫が書いた。明日に感想発表会をすることになっている。
世にある啓発本はおそらくこぞってアホ丸出しちゃんである。そしてそれはすべておんなじ理屈でそうなのである。アホ丸出しである本をかき集めて啓発本と呼ぼうとなったのかと疑うほどである。特にSDGsに触れとるやつはほんまやめてくれ。木使って紙刷ってSDGsの話をすな、コオロギ食べて黙っときなさい。とにかく啓発本は気に食わん。わたしだーいきらっーい!意味ないもーん!
ごめんなさい、こんな憎悪を持つ必要なんて全然ないのに感情が膨らんでいくのを止められない。もう一回言っとこう。全然こんなにイライラする必要はないし存在を論破する必要もない。啓発本によって啓発されてよりよい人生を歩めている方も間違いなくいる。それとてもいいこと。
つまり啓発本に効果がないなんて思っちゃいないの。ただただ作者一同の啓発面を想像すると無性に腹立つ。いやもうこうゆうことや、俺に啓発してくんなや!!これに限る。お前らの人を動かす理屈が気に食わんねん。ごめんね。

この本の嫌いなとこ羅列させてもらうね。

・成功への道すじを書いてると思いきや成功してる人の特徴を書いて、お前ら全員こうなれと言ってくる。

・自分のやりたいことをやりなさいと思いきや社会奉仕の精神がないと詰むとか言う。

・いいこと言ってると思いきやその正当性を示すために「誰かが同じようなこと言ってる」で済ませてくる。

諦めずに成功を追おう。だって、渋沢栄一も諦めへんかったもん!成功者が諦めへんかったということは諦めへんかったら成功できるんやで!アホか。
やりたいことを仕事にしたら最強、社会の役に立つよう仕事できたら最強、つまり心の底から社会奉仕したいやつは成功する。お前らもそう思え、だって渋沢栄一はそうだったし!アホか。
わかった、この本が頭飛び抜けてるんだ。啓発本丸ごとを主語にしてはいけなかったな。この本を読み切るのが本当に苦痛だったせいで啓発本そのものを嫌いになってた。それはとてもよくない、だって渋沢栄一ならそうならないもん。アホ。

なんで自分は啓発本が嫌いなのか話そうと思ってたのに、こんなの誰だって啓発本嫌いになるだろっていう本の内容だったせいで主旨がずれてしまった。恐るべし孫の孫。
もう眠いからこれくらいにしといたるけど覚えとけよ啓発本、次のラウンドでノックアウトや。

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