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最強のロボット掃除機「エコバックス X1オムニ」が凄い

ロボット掃除機の代名詞といえばアメリカはiRobot社のルンバ。
当初はかなり高額な商品でしたが、最近は普及価格帯の機種もあって、手にとってみたことのある人も多いでしょう。

私は基本的に新しい物好きなので、日本発売の直後くらいから使っていて、その後3台くらい買い替えているのですが、必需品かというと「うーん」と唸らざるを得ない代物なのでした。
そもそも日本のマンションくらいの広さだと自分で掃除した方が早い、という身も蓋もない話はともかくとして、
1.よく家具にぶつかる
2.その辺のケーブルとかに絡まって身動きが取れなくなる
3.ゴミ捨てが面倒
4.正直本当に面倒臭いのは拭き掃除なんだけど、単体ではやってくれない(ブラーバという別の機種になる)
とか、まあ色々あって、それでも最近の機種はだいぶ良くなってきたのですが、やっぱり根本的な使い勝手ところで、まだ「うーん」なのです。

さて、そんな中、世界的にルンバのマーケットシェアをガンガン食い荒らしている新星が、中国の蘇州に本社があるロボット掃除機メーカー「エコバックス・ロボティックス(科沃斯机器人)」
中国の家電メーカーTEKの子会社ですが、単体でも上場しており、その時価総額は約1兆8000億円!日本だと大体東芝とかオムロンくらいのレベルですね。
これは世界シェアトップのiRobot社の約4倍にあたります。

エコバックスのロボット掃除機はだいぶ前から日本でも発売されているのですが、やっぱり最初は安かろう悪かろうみたいな感じだったみたいです。
しかしこの2−3年評価は一変。
ルンバよりも性能が良くて、値段も安いということで、日本市場でもルンバの牙城を脅かす存在になりつつあるようですよ。

そんなエコバックスのフラッグシップが、X1オムニ。
通常の掃除に加え、自動で水拭きもしてくれる上に、吸引したゴミの回収、そしてなんと拭き掃除後のモップの洗浄まで自動でやってくれます。
更に3Dセンサーと光学カメラで障害物を検知し、ギリギリで回避してくれるという優れもの。
もちろん、操作は全てスマホ対応です。

ということで、前のオーナーさんの趣味なのか、やたらリビングが広い新しいセカンドハウスの掃除のため、久しぶりのロボット掃除機としてX1オムニを購入しました。

X1オムニが到着 でかいです

オーダーはエコバックスのページから直接申し込みましたが、色々割引が効いて定価19万8000円のところ、14万8500円でした。
高額な商品だけに、ありがたいですね。
なお、写真ではあまりわかりませんが、箱は一体何が来たのかと驚くほど、ともかくでかいです。
これはロボット掃除機の肝となるクリーニングステーションが馬鹿でかいからなんです。
幅43センチ、奥行き44.8センチ、高さ57.8センチと、空気清浄機くらいの存在感があります。
因みに両方合わせて重さも20キロもあるので、動かすにも一苦労ですね。

設置してみました

早速、セカンドハウスの端に設置してみました。
なお、本体を床から持ち上げると場所が変わったことを自動認識して、別の部屋としてちゃんとマッピングしてお掃除してくれます。
賢い!

またwi-fiに接続することで、スマホアプリから色々と操作が可能。
これがすごく便利で、東京の自宅からお掃除の指示も出せますし、オムニにはカメラが付いているのですが、カメラを通じて室内の様子をみたりもできます。
何気ない機能ですがこれが結構面白いです。

こんなに広いと毎日自分で拭き掃除をするのは死ぬほど大変ですが、オムニなら楽ちん

最初に掃除機でゴミを吸い取った後、回転するモップで拭き掃除してくれるのですが、一回だけでなく何回も往復したり、ルートを変えて入りずらいところを綺麗にしてくれるので、かなり綺麗になります。
途中1箇所スタックしてしまう場所があったのですが、アプリから簡単に侵入禁止にできるので、1発で解決。それ以後は完全に任せて大丈夫になりました。

汚れたモップも自動で清掃してくれます

最初の掃除はそれなりに時間がかかりますが、一度部屋をマッピングしてしまえば、二回目以降は少し早くなります。
またモップが汚れると、その度にステーションに戻り、勝手に水洗いし、綺麗になったらまたお掃除に戻ってくれます。
健気に何回もモップを洗いながら働く姿を見ると、なぜか応援したくなりますね(笑)

そしてお掃除が終了すると、今度はモップを自動で温風乾燥。
昔学校の教室の掃除とかしてた人ならわかると思うのですが、ほらモップって汚れて水を含んだまま放置しておくと、そのうち臭くなって大変なんですよね。
自動で洗って、乾燥までしてくれる。つまり臭くならないという寸法です。
本当によくできてます。

東京の狭いマンションではあまり便利さを実感することのなかったロボット掃除機ですが、セカンドハウスではもう手放せない存在となりました。
ロボット掃除機の進化は本当にすごいですね。

それにしてもこの分野でも中国の躍進が凄まじいのは明白。
アメリカのルンバさえももう中国メーカーには技術的に劣っていますしね。
日本メーカーに至ってはもう影も形もないという・・・。
やっぱりいつか、ハイテク家電は全部中国製になっちゃうんでしょうかね。
オムニの便利さに感動しつつも、なんかちょっぴり寂しい気もしますね。