見出し画像

なれる、なじむ、とけこむ

新しい環境に足を踏み入れたり、新しい人間関係を築く必要がある時に
「なれてきたなぁ」と感じることはできても、
「あぁ、なんかなじめてるなぁ」と感じることがなかなかできない。
そして、なじむまでの道のりは、私にとっては緊張と葛藤の繰り返しだ。

なじんだ、といえる基準が特に明確なわけでもなく、
なんなら、いつまでたっても『なれた』という感覚しか持てないままのことも多い。

例えば、転職をした時。
出勤までな時間のルーチンが整う。職場の環境やレイアウトに迷わなくなる。仕事の会話がわかる。周りの会話に入れるようになる。
そうすると、第1段階がクリアされて、『なれた』安心感がうまれる。

なれることは、比較的容易くて実感しやすい。

自分の仕事を覚えて、周囲の人の会話を聞いて、観察していると、なんとなく自分のポジションみたいなのがわかってくる。
そしたら、そのポジションでどう振る舞うか考えればいい。
私は、それができるようになったら、なれたなぁと感じるようだ。
(しかし、そんなこと考えてる時点で、溶け込むとは真逆に向かっている気もしないでもないような気がしてきた…)

私は何度も転職をしていて、その度に新しい職場になれること、新しい人間関係を築くことを繰り返してきた割に、新しい場所になじむことにも、溶け込むことにも苦手意識がつきまとう。

転職だと、人間関係なんかがすでに築かれているところに足を踏み入れるのだから、どうしても身構える。
すでに出来上がっているバランスを崩してしまわないように、でも、のけものにはならないように・・・と身構えてしまって、自分の領域には相手を迎え入れない程度の距離で、表面的で相手に合わせたような会話しかできない。だから、正直そんなに会話がもりあがらない。

自分で距離をとっておきながら、「あ、相手は私にそんなに興味ないんだな・・・」といじけてしまう。
あぁ本当になんてめんどうくさいんだ!自分・・・(でも、会話のネタ探しってなんか難しく考えちゃう)

職場や会社、仕事の業務の内容や、新しい人間関係。
何に重きを置いているのかによって、なれ方も、なじみ方も、とけこみ方も違うのだろうなと思う。

どこにいっても、あっという間になじんでいる人を見ると、ちょっと嫉妬する。なんでそんなに軽やかに入っていけるのか、と。
自分と何が違うのか?と比較してしまって、なんかいろいろ違う気がして結構落ち込む。
ちょっと前までは、どこにいってもなじめる人の特徴を観察して、真似してみようとも思ったけど、それはそれで自分がチグハグになっている感覚を覚えて、真似することは一旦手放した。

自分らしく新しい場所になれて、少しずつなじんで、気づいたらとけこんでいると感じることができたらいいのに…
と思うものの、自分らしくとけこむということがわかっていないようで、結局、『なれた』としか言えないままの状況が続いている。

そもそも、「なじんだ・とけこんだ」とはいったいどんな状況で、どんな状態なのだろうか?

今回は、中身がすごく抽象的な内容になってしまったので
2018年1月から、新しい職場に転職してからと、
2018年8月から、新しい場所に飛び込んでからの
私自身の、なれる・なじむ・とけこむを潜ってみてみようと思う。

今日はここまでだけど
もし興味があれば
一緒に追いかけてやってください。


ありがとうございます。ロックンロールと生クリームとマンガと物語に使いながら、自分の中のことばを探っていきまます。