最初で最後の鉄拳の弟子の話。

鉄拳3〜鉄拳タッグ初期の頃、一人の男と出会いました。彼の名は仮に「Nちゃん」としましょう。

確か出会いはプラボエイビスだったと思うんだけど、たまたまジュリアをプレイ中の彼に声をかけたのがきっかけで色々話すようになった気がする。(何せ記憶が古い…)

まぁ、同じジュリア使いって事でいつものお節介を総動員して、まだ初心者だった彼に鉄拳の操作や、俺の思う基本的な考え方とかを一通り教えてあげたりとかして交流を深めておりました。

その後は俺自身はまだ浅いところで鉄拳を楽しんでいたのだけど、彼はと言うと確かメンスト(千日前メインストリート)勢になっていたんだったかな。当時の関西の上級者勢に揉まれてメキメキ上達していたようで、一か月も経ったところで久しぶりに対戦してみたら、まったく歯が立たないレベルに追い越されてしまっていたのでした。

本人のセンスもあったし、何より環境って重要なんだなぁと思い知ったところで、こりゃもう敵わなねぇや、って笑いながら話しかけたら、

「それでも〇〇さんが俺の師匠であることには変わりないですから!」

と言ってくれたのが凄く嬉しかったのを覚えています。

そりゃまぁ…ね?
わかるよ?

さすがに同じ高校の先輩の顔は立てておこうって思うよね。

そんなわけで、俺は「誰かの師匠で居られる」っていう経験を得て、未だに色々と、ただのお節介おじさんに成ったのでした。


そんな彼は当時、ホームページでジュリア&ミシェール の攻略記事みたいなのを書いていたのだけど、「(Nちゃんの)その当時の記事を読んで鉄拳を覚えました!」っていう子と鉄拳7の今になって出会う事になったりと、なかなかこの界隈は面白い事が起きるもんです。

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