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不遇の名機D7000を深掘り

発売から14年後に念願のD7000を買いました。
当時本当に買う寸前まで迷って買わなかった機種なので感無量です。購入をやめた理由はオートフォーカスが間抜けだからです。ほんの少しピンぼけする時があるみたいです。それですぐに改良版D7100が出たのです。
当時はハイアマチュア向け中級機と思ってました。
木村拓哉がCMしていたので誤解していました。
なんとD400と言えるほどの高性能フラッグシップ機だったのです。視野率100%、マグネシウムボディ、ダブルスロット。D300sの後継機が出る出ると言われながらずーっと出なくてやっとD500が出た時にはもうソニーα7が出ていてフルサイズミラーレスの夜明けみたいな空気があり、熱狂的なニコン信者以外は話題にならなかった経緯もあり、D300からのD500への変遷は何かしら期待はずれ的な流れの中で、繋ぎとして発売されたD7000に対しては、とても厳しい目で評価された不運の機種でありました。D400を待ち焦がれていたのになかなか発売されないもどかしさや不満がD7000という機種にぶつけられたのです。雑誌やネットでD7000を酷評する事でニコンにD400の発売を即す意味合いもあったのかもしれません。しかし時代はフルサイズへ移行期でしたからニコンにもD400を開発する余裕はなかったのかもしれません。そういう経緯もあり年月を経てD500が期待もしてないのにしれっと発売された時には、あ?、500?と思ったものです。400とばされたなと。14年後に振り返るとD400はD7000だったんだと理解ができるようになりました。幻のD400は実はD7000だったのです。現在でもD7000は口コミなどの評価は高くありません。ですから中古価格は比較的安くて在庫も豊富です。あまり高評価ではなかったので使われていない状態で保管されていたものが多いと思います。キタムラネット中古にはなんと100台の在庫がございますし、価格も2.4万から2.7万の中にひしめきあっています。最新のAB品だけは3万円ですが、他は2.7万円以下です。多分今が底値です。ちなみに画像センサーはソニーα55と同じです。ニコンのセンサーはだいたいソニー。
追記
価格コムの口コミを全部読み返しました。
2012年にピント問題、センサーゴミ、露出不安定、
など不具合の報告あり、2013年にD7100発売、
2015年以降口コミ減少、2018年より中古の口コミあり、その後口コミ数減少して今に至る。
さらにD7100の口コミも全部読みました。総数が少ないのですが、2013年から2017年まで褒めちぎる口コミが多く欠点の指摘はありません。
D7000の不具合が多くてニコンが全力を上げてD7100を開発した模様です。画素数も2410万画素にしてローパスフィルターも取っ払ってしまいました。
でもD7000ほど口コミがないんですよね。優等生ほど忘れ去られるのも早かったのです。
ニコンのAPS-Cの最高画素数はこの次の世代の2472万画素が最高値で現在のZfcやZ50は2151万画素です。
ではなぜ私はD7000を選んだのでしょう。
それはソニーのセンサーなのにローパスフィルターがあるからです。
ローパスフィルターを使う事で偽色とモアレをなくしているそうです。ではローパスフィルターがない場合どうしているのかというと、画像処理で補正しているそうです。キャノンだけは今でもローパスフィルターがあります。
まとめます。
Nikon D7000はほぼNikon D400。
ソニーセンサーと画素数のバランスがよく、
おまけにローパスフィルターがある。
ダブルスロットでSDカードにバックアップしながら撮影可能、今が底値、選び放題です。
ピントのずれはマニュアルレンズには関係ない。
最後に連写はしない、画像処理が追いつかなくてホットスポットや露出不良にも似た画像が記録される。
つまり当時カメラのCPUやメモリー容量が画像処理に追いついていないことによるさまざまな不具合だったと推測しています。マルチコアやGPUの概念がなかった時代です。iPhone4の時代ですから不具合もたくさんあって当たり前ですね。
最後に、
私がソニーαシリーズなどのフルサイズデジタルカメラについて書かない理由を書きます。
基本的にフルサイズをバカにしています。
①フルサイズとは35mmフィルムサイズ
②広角レンズを全く使わないから
以上です。

意味がわからない人の為に、
フルサイズのカメラで望遠レンズを使うのと、
APS-Cサイズのカメラで標準〜中望遠レンズを使う行為が全く同じ結果を招くからです。

以上です。

おまけ
写真とは風景を切り取る行為のことです。画像センサーが大きいほど、
拡大して切り取るには大きなレンズが必要です。
画像センサーは小さい方が大きく切り取るには有利なんです。

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