語彙力( ´∀` )
こんにちは、こんばんは、或いはハロー。
突然ですが質問です。
1.あなたが知ってる言葉(単語)はいくつありますか?
2.その中に、誰かを幸せにするための言葉はどのくらいありますか?
3.同じように、自分を幸せにするための言葉はどのくらいですか?
4.では、人を傷つけるための言葉はどのくらい知っていますか?
5.特に意識しないで何気なく言っている言葉はどのくらいありますか?
6.それらの言葉は、あなたが知る言葉の中の、それぞれ何割を占めているでしょう?
7.その中で実際に使っている割合は、それぞれどのくらいですか?
今の若い人は言葉を知らない、などと言われます。私はそうは思いません。
私たちの頃は「超マジで」「帰れw」「か~わ~い~い~♡」「ダッサ!」くらいで会話が成立してました。チョベリバとかギロッポンでシースー、などはもうちょっと上の年代です。あ、センパイすみません(笑)
大人になって分かるのは、人は自分が聞いてきた言葉を使ってるということ。ハイティーンの語彙力皆無時代を経て社会に出てみると、知らない言葉を使う人の多いこと多いこと。
私は人を貶める言葉しか知らなかった上にひどく疑り深かったものだから、まともな人間関係が作れなくてそれはそれは苦労しました。
それで、人間関係うまくいってる系の人の観察を始めたワケです。好かれる人はどんなことを言ってるの?という研究です。変な人という評価にキモイ人というレッテルが上乗せされましたが仕方ありません。
彼らの使う言葉を片っ端からメモして覚えて、意味と用法を叩き込みました。
そんなことを新しい人と出会うたびに続けた結果、まず皮肉がグレードアップしちゃったのは置いといて…
この歳になってようやく分かってきたことは、
知っている言葉の数はそれほど問題ではない、ということ。
大切なのは単語数ではなく使い方。そこに愛はあるんか?というやつです。
知っている言葉、使っている言葉、そこに人を思いやる気持ちを「相手に分かる形で」どれだけ込められているか。
と同時に、自分の悪意や怒りをどれだけ言語化できるか、ということにも気が付きました。
誰だって怒髪天を衝くことはあるし激おこぷんぷん丸になることだってあります。無慈悲な報復措置を取りたくなることだってあります。でも、それを穏やかに、アサーティブに伝えられたら、不要な対立は避けられるんですね。
たとえば、感情をぶつけあうことで分かりあえると言う人がいます。そうかも知れません。でも本当にそれだけでしょうか?相手も絶対それを望んでいるとは限りません。それなのに相手のことなどお構いなしに、自分の感情だけで激しい言葉をぶつけてしまったら?自分にとっては普通の言葉でも、相手にとっては刺激が強すぎるかも知れませんよね。それでは恐怖しか伝わらない。逆に終始理詰めで来るタイプの人にも同じことが言える訳です。
じゃあどうしたらいいのかと言うと、「相手の反応を見る」のと「相手に伝わりやすい言葉を選ぶ」。これって人を思いやる行為のひとつだと思いますがどうでしょう。
それまでの私は、言葉の数や意味にばかり気を取られていて、目の前の相手が見えていなかったように思います。それで言葉の意味は知っていても、それが相手に何を伝えるか、行間も含めて何が伝わるかまでは理解できなかった。同じように相手の言葉の(言外の)意図を汲むこともできなかったから、教科書的な会話ならできるけど気持ちや意思の疎通はできない、ということになっていたのです。
言葉には、伝えることには、それぞれ目的があります。
気持ちを分かって欲しい。仲良くなりたい。励ましたい。情報を共有したい。思い通りに動いて欲しい。或いは行動をやめて欲しい。そのほとんどが人間に向けたものならば、自分が選ぼうとしている言葉が何をもたらすのかを知る必要がある訳です。そうしないと「そんなつもりじゃなかったのに」なんてことになります。
そこで冒頭の質問に戻ります。
1.あなたが知ってる言葉(単語)はいくつありますか?
2.その中に、誰かを幸せにするための言葉はどのくらいありますか?
3.同じように、自分を幸せにするための言葉はどのくらいですか?
4.では、人を傷つけるための言葉はどのくらい知っていますか?
5.特に意識しないで何気なく言っている言葉はどのくらいありますか?
6.それらの言葉は、あなたが知る言葉の中の、それぞれ何割を占めているでしょう?
7.その中で実際に使っている割合は、それぞれどのくらいですか?
日頃自分が使っている言葉が誰に向けたものなのか、何のための言葉なのか、それを誰に、どのように言っているのか。
それが自分の無意識の思考を映しているとしたら。
それらは相手にとってどんな意味を持つのか。どんな反応をしているのか。
もしよかったらご自身を見つめ直すキッカケにしてみて頂けたらと思います。
ひょっとしたら、普段何気なく使っている言葉の、意外な目的に気付くことがあるかも知れませんね。
それでは。
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