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菊芋の花を食べよう!菊芋の花の抗酸化色素ルテイン

菊芋博士で菊芋農家のよしこさんより、今年はたくさんの菊芋の花を頂き、お茶、ドリンク、漬物、デザート、ごはん、おかずとなり、食卓に彩りを与えてくれました。

菊芋は荒地でも育つ繁殖力旺盛な植物。
8月下旬から10月頃まで、2mを余裕で超える高さになり、秋晴れの青空にとても映える太陽のような明るい黄色の花を咲かせます。

菊芋

学名 Helianthus tuberosu
   Helianthus はギリシャ語 で
   「helios(太陽)+ anthos(花)「太陽の花」
   tuberosusは塊茎のある、塊茎状

   キク科ヒマワリ属の多年草

別名 
アメリカイモ、ブタイモ、サンチョーク、エルサレムアーティチョーク、トピナンブール

北アメリカ原産で、世界中に外来種として分布

菊芋の花の黄色い色素は、ルテインというカロテノイドの一種で、カロテノイドは、動物や植物に存在する、赤色、橙赤色、黄色などの天然色素の総称です。自然界では現在の研究では約600種類ほどが見つかっているそうです。

カロテノイドは、肝臓、肺、乳房、子宮頚部、前立腺、大腸、皮膚、眼組織など、体のあらゆる所に存在していますが、人間をはじめとする動物は、カロテノイドを体内で合成することができないので、外から接種する必要があります。


カロテノイドに共通する特徴は、抗酸化作用という体内に過剰に発生した活性酸素を除去する働きです。

カロテノイドは、植物が紫外線による活性酸素から自らの身を守るために生成している抗酸化物質です。人間の体内でも同様の抗酸化作用を発揮して細胞の保護などの働きを行っています。

その中の一つであるルテインは、傷を癒すとしてよく使われるハーブのカレンデュラの花弁や、ケール、よもぎ、小松菜などの緑黄色野菜にも多く含まれています。

ルテインは、人間の体内では目の水晶体、皮膚、大腸などに多く存在しているそうです。

特に目の水晶体や黄斑部で強力な抗酸化作用を発揮し、さらに目が受ける紫外線など、有害な青色の光を吸収する働きも持っており、目の健康維持に関与しているそうです。

私は子どもの時ら光過敏症だったので、太陽の強い日差しに頭痛を起こし目が痛むことがしばしばありました。
今ではほとんどありません。
植物の作るルテインのおかげでしょうか?

植物性色素は、太陽の光エネルギーを光合成により物質化したもの。
私たちは、植物を介して、7色の光エネルギーを食べているのだなぁ〜と、植物の色のステキさを見ながら、その潜在能力にいつも感心してしまいます。

そして今回は、菊芋の花を使って、先日作った、菊芋のシロップやコーディアルを使って、菊芋の花のデザートを作りました。

菊芋の花とカボスコーディアルはこちら

https://note.com/happy3smile/n/n36000d7a778b

〈菊芋の花とカボスコーディアルのゼリー〉

〈材料〉
菊芋の花とかぼすのシロップ  150ml  
水  100ml
豆乳   500ml
寒天パウダー 小さじ1

〈作り方〉

鍋に水と寒天パウダーを入れてよく混ぜ、ダマがなくなったら、火にかけて煮溶かし、2分ほど沸騰させる


別鍋に豆乳とシロップを入れてよく混ぜ、人肌程度まで暖める。


①の鍋の火を止めて②を入れてよくかき混ぜる。


容器に流し込み、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。

豆乳なしで水だけで作ってもOK
2色作って層にしました。

シロップ漬けの花びらもたっぷり入れて
残りはプチゼリー

大きなゼリーは切り分けて

食べて、健康、抗酸化サポート。
植物の色素だけでなく、カボスの爽やかな柑橘系の香りも一緒に楽しんでくださいね。

〈参考〉
わかさ生活 ルテイン
https://himitsu.wakasa.jp/contents/lutein/

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