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ムラサキハナナの砂糖漬け

スミレが群生していた場所にスミレを摘みに行きました。2週間前はスミレだらけだったのに、スミレは消えていました。

ああ…遅かったか…
季節は変わりゆく、待ってはくれない。
その時、その時が貴重な出会いの瞬間。

今年はもうスミレの砂糖漬けは作れません。
そう思っていた帰りにムラサキハナナが!そうだ、今回はムラサキハナナで作ろうとなりました。

スミレの砂糖漬けのように一個一個、刷毛で塗る作り方ではないので、美しい花の形はなくなりますが、ムラサキハナナの美しい色のファイトケミカルや栄養とエネルギーはとれると思います。

今回もたくさんとれました。
さっそく、作りたいと思います。
植物色素で遊びたくて、レモンを入れたものと2種類同時に作りました。

たくさん取れたら、ぜひ、同時に2種類作って色遊び楽しんでみて下さい。


〈ムラサキハナナの砂糖漬け〉

(材料)

ムラサキハナナの花  約15gくらい
                             (両手のひらいっぱい)
てんさい糖 (パウダータイプ) 
てんさい糖シロップ   
(てんさい糖と水を小さじ1:1で溶いたもの)

(作り方)

ー準備ー

てんさい糖と水を小さじ1:1で溶いたてんさい糖シロップ を作る

花を大きな茎は取り外し、花と花下の茎だけにする。

左のようではなく、右のように出来るだけ花下のまでで、つぼみなどついてても茎を残すのは長くてもここまで。


ボウルに水をはり、花をゆすり洗いします。

だいたいこれで15gくらい


沸騰したお湯と水を1:1の割合で入れて、だいたい50度くらいにして、ゆすり洗いしたものを入れて、さっとかき混ぜ、ボウルから上げ、冷水で冷やす。


食品用ビニール袋にを入れて、てんさい糖シロップか、レモン汁を入れて空気を入れて日に袋を振り、全体に馴染ませる。


③に、てんさい糖と空気を入れてフリフリ振り、花全体に砂糖が行き渡るようにする。


袋の空気を抜いて軽く抑えて密閉して1時間ほど置いておく

てんさい糖シロップの水をレモン汁に変えたものと2種類仕込みました。

上がレモン汁のシロップ
下が水のシロップ

30分後

こんなに鮮やかになりました。 
さらに1時間後、水分もたくさん出てきました。

水分を手で軽く握って絞りとると、こんなに
左はてんさい糖シロップ、右はレモンシロップ


オーブンシートに軽くてんさい糖を敷き、汁気を抜いてしぼりった花を並べて上からもてんさい糖をかけてオーブンシートに並べて低温で乾燥させるか、ディハイドレーター(食品乾燥機)で低温乾燥させます。

できました。

レモンシロップのものも
こちらは、漬け汁のレモンシロップで酸味がきいて、いちごミルク風な味に

日本のように湿気の多いところでは塩漬けは良いのですが、砂糖漬けは天日干しは向かないと思います。なのでオーブンやティハイドレーターを使う方が良いかと思います。


びんづめにしました。

スミレの砂糖漬けや桜の花の塩漬けとは違い香りがないので、香りをつけたい時は、③の段階でレモンやライムなどのフレーバーエッセンスを入れたり、お酒を嗜む方でしたらブランデーやウォッカ、リキュールなどを水の代わりに入れたシロップを作って作るのも良いです。

香りが入ると、ゴウジャス感が増すので、プレゼントにも喜ばれますよ。

もっと長期保存したい場合や、色をキレイに出したい場合は、てんさい糖ではなく上白糖の方が色も美しく良いかと思います。

てんさい糖だとやさしいミルキーな甘味に、上白糖だとスッキリしたクリアな甘味になります。そして花の色は上白糖の方がはっきりわかりやすいです。

チョコレートやケーキのトッピングやゼリーに入れたり、紅茶やハーブティーに浮かべたり、いろいろ楽しんでみて下さいね。

私はお庭のパイナップルミントとパイナップルセージのブレンド生ハーブティーに入れてみました。

お花にセージとミントのスッキリした味とパイナップルの香りに癒されます。


自然の恵みに
感謝♾合掌

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