自分の身体すら自由がきかなかった私が重機免許をとりました。
昨年、9月重機免許をとりました。
農業で就職したいと移住したい思いがあり、
そんな時に日本農業法人協会の農業就職支援事業があり、対象は若者だったのにも関わらず、なんと、支援を受け、大型特殊と車両系免許とフォークリフトの3つの免許をとる事になりました。
ほぼ、年齢から面接で落ちる可能性大と言われていたので、非常にラッキー!
でも、大型特殊って?車輪系って?と、何も知らずに拝島教習所へ行ってビっクリ!
えっ?これ乗るの?
タイヤだけで私の身長くらいあるんだけど…
焦りました。
拝島教習所で受付だけして帰りました。
そして、1番最初の教習日、ハンドルは左手だし、やっぱり車と違うので戸惑いながら終了。
その帰りにたまたま高齢者教習で来ていた男性から声をかけられました。
女の子が重機免許なんて、TVの影響?と、
私はTVも見ないので芸能人が重機免許取っている人が多い事も知りませんでした。
その方は、重機のスペシャリストで、免許証の欄全て埋まっていて、あの黒部ダム建設にも関わった方でした。
いろいろ話して意気投合。逆ナンしてランチがてら情報を得る事にしました。
その方はMさんと言います。
女子で重機免許取るのが珍しいと思い、興味持って声をかけてくれたそうです。
私は補助金をもらっていますし、全て農業法人協会がプログラム設定してくれて、円滑に最短で免許取得ができるようになっていたのですが、免許は、受講料ももちろんですが授業や学科が順番を誤ると免除にならないので、受ける順が大事。それも心配して声をかけてくれたそうです。
Mさんは沢山の地方出身者に工事現場で会っては家を宿泊先に提供して免許をとらせた人で、全国に知り合いがいる人望の熱い方で、柔軟で頭のいい親切な人徳のある人で、話しててとても楽しい。
1回目の教習で、私はMさんから、重機の特性を前もって、ほとんど教えてもらったので、その後の教習がスムーズで、ストレートで合格する事が出来ました。
特に車を運転していると、自然に内輪差と外輪差がある事が自然に感覚に入って運転してたので、戸惑いましたが、重機は内輪差、外輪差がないと前もって教えてもらえた事は、その身体が覚えている感覚とのギャップを頭で整理して運転できたのですよかったです。
その後も、車両系免許、フォークリフトと、全てMさんから教習の運転や試験の出方などのポイントを伝授して頂いたお陰でストレートでスムーズに合格する事ができました。
私が補助金もらえたのも奇跡ですが、Mさんという強力なサポーターに出逢えた事こそ、まさに奇跡でした。
Mさんはどちらかと言うと菜食で、豆腐や蕎麦が好きなので、食も気も合い、良き指導者で先輩であり、歳の離れた良き友だちです。
私はとてもついてると思います。
小さい時の私は、身体が痛く重く、自由が利かず、己の肉体を動かす事すらままならなかったのに、今や健康になり、自分どころか、こんな機械まで動かしているなんて、子どもの頃身体がつらくて早く死にたいと考えていた私は嘘のようです。
私はラッキーでした。
拝島教習所の受付のスタッフも教官も、明るく親切でみんな良い人ばかりでした。
拝島教習所と日本農業法人協会の方々には心より感謝申し上げます。
健康って、ありがたい。出逢いってありがたい。
身体の自由がきくってありがたい。
あの時からしたら、身体は翼が生えたように軽いから、心も軽い。
人はいくらでも変わる
あの頃は、ガリガリだったのにもかかわらず身体が重く、動くのもおっくうで、常に痛く、痛みと不安と恐怖がずっと続くと思っていた。
今まで私を支えて下さった沢山の方々と
母の食事と植物、愛犬のおかけで、今の私はとても健康です。
私も私が作った作物で誰かを健康でしあわせにできる日が来たらいいなぁと思っています。
全てが天からのギフト
沢山のお世話になった方々との出逢いと
自然の恵みに
感謝♾合掌
拝島教習所
日本農業法人協会
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