見出し画像

“フレンチキネマはセピア色”について語る

どうも、はぴやです。

皆様GWはいかがお過ごしでしょうか。

私はというもの、ちょっと出かけつつ、家で楽曲制作に勤しんでおります。会社員をやっているとこういう休日ある時に楽曲制作やらないと時間ないからね。

ちなみに今日は某ライブを観るべく移動しておりまして、そんな移動時間を使ってこのブログを書いております。

というわけで、いつもアルバムの楽曲解説する感じでブログを書いていこう!!

1.この楽曲を書くにあたって

私がジャズ・フュージョンにめちゃくちゃ影響を受けたという話は前々からしているかと思いますが、実はボサノヴァも大好物でして。

ボッサ書きたいな〜〜と思いつつ今まで一度も書いたことがない、書こうとするもアルバム選考段階でボツにしたりしているため一度も出したことがなかったのです。実は案件で一回だけ書いたことがありますが、その時はBGMな感じでして、がっつり書いたのは今回が初めて。

ボッサって、所謂カフェ・アフタヌーンティーでかかっている音楽というイメージが結構ありまして、私はカフェ巡りを趣味にしているので、カフェにまつわる楽曲を書こうと思い、書き始めたのがこの楽曲です。

この楽曲のモデルカフェは「キルフェボン」にしました。キルフェボンのフルーツタルト、めちゃくちゃ美味しいんですよね。よく1人で行ってます。1人で。この楽曲はカップルでカフェを楽しむ曲だけど。

いつ食べても最高なキルフェボン。

楽曲の方は、なるべくシンプルなメロディに!をいつも心がけてはいるんですが、今回も案の定歌いづらいメロディが出てきますね。1Bの「お決まりだね〜」とか、すごく歌いづらいし、Bメロは前半と後半で少しずつコード進行が変わっているのでそれに追従する形でメロディも変わっておりまして、そこもすごく歌いづらかったと思います。ごめんねなでちゃん。

2.制作チームは「閃光、闇を切り裂いて」のメンバーで

今回のキャスティングは、作詞に桜木うみさん、ギターになっさんという布陣で臨みました。

このメンバーで可愛いくて落ち着いた楽曲を制作するとどんな色になるだろうと気になりこのキャスティングでいきました。

桜木さんの歌詞、今回も最高でしたね〜〜!!前回と打って変わって結構細かくオーダーを出したのですが、それも全て応えて下さって、本当に感無量です。いつも素晴らしい歌詞を書いてくださる桜木さんに拍手👏

「はぴや被害者の会」の会長(私が勝手に任命した)であるなっさんには、今回かなり特殊なオーダーをしました。

ボサノヴァといえばやはりナイロンギターで、どうしてもこの楽曲はナイロンギターでやってほしい、でも彼はナイロンギターを所持していなくてですね。

そこで取った行動が「アコースティックギターにナイロン弦を張る」でした。一見すると「???」となるかと思いますが、世の中にはボールエンドのナイロン弦というものも売っておりまして、それを張ってレコーディングして頂きました。

この擬似ナイロンギターの音が思いの外良くてですね!バッキングもソロもバッチリでした。

あとBメロの空間系とサビのカッティングはエレキでお願いしまして、そのエレキギターは私が所持しているフェンダーのストラトで取って頂きました。私の持ってるフェンダーは1990年代に製造された日本製でして、所謂ジャパンヴィンテージに分類されるものになるのですが、これがジャキジャキといい音でなってくれてとても良かったです!!このギターは他にも「リトルクラウン・アンダンテ」のギターソロなんかでも使っていただいております。

3.楽曲のこだわりポイント

まず、ドラム。
ドラムに関しては、今回初の試みでAddictive Drumsにレコーディングスタジオで録ったサンプルをレイヤーしてみました。
これがなかなかいい音でして、キックとスネアは特に芯のある音になったのでビート感がめちゃくちゃよく出てくれますし、ゴーストを叩いた時にすごく本物みたいな音が鳴ってくれます。恐るべし。

ギターは先程述べた通り、アコギにナイロン弦を張って頂きまして、ベースはいつも通りTrilianなのですが、音色はアコースティックベースにしました。これもまたこの楽曲に合ってますね。

楽曲全体の部分で行きますと、楽曲を通して飽きさせたくないという思いが結構ありまして、1番と2番でも少しずつ変えています。
聴き手側はスルッと入ってくるかの如く聴こえるんだけど、過ぎゆく日々は少しずつ変化しているんだ、という情景を描写しています。
2人の関係性が変わらないまま時間は過ぎていく、我ながら良く描写を描けたかな?と思います。

あとアウトロ。ここはなっさんのギターと私のフェンダーローズが掛け合う部分ですが、2人で会話しているような描写を描きたい!と思いソロの掛け合いをやりました。
まず私が2人分のソロを打ち込んで、そのあとなっさんに掛け合ってもらい、そのなっさんのフレーズに追従するかの如くもう一度フェンダーローズを弾き直しました。
フェードアウトで終わっているのは、この物語の本を閉じるかのように終わらせたかったので、フェードアウトにしました。フェードアウトの向こう側ももちろんあります。

ちなみに、この掛け合い部分はT-SquareのTrela Alegreという楽曲を参考にしました。是非聴いてみて下さい。

4.最後に

こちらの楽曲が収録されているアルバム“Why don’t you eat MONACA? Vol.4”ですが、通販されております!
是非皆さまお買い求め頂きまして、聴いて頂けますと嬉しいです…!!

今後とも何卒よろしくお願い致します!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?