見出し画像

Happiya 1st Solo Album “Rondo to Dreams“ の楽曲を語る ①Awakening Star

はぴやです。

いよいよ楽曲についてたくさん語っていきたいと思います。例によってアルバムの曲順で書きますので、

まず1曲目は、“Awakening Star”

1.この曲を書くにあたって

今作品は、夢をテーマに、いわゆるコンセプトアルバムとなっているわけですが、なるべく楽曲の流れに統一性を持たせよう!と思って全曲書きました。

まず、夢を追っていく時の人間の感情というものは、大体は明るい気持ちで目指すのかなと思い、一曲目はなるべく明るく!という気持ちで書きました。

私の一番好きで、音楽を始めるきっかけとなったジャンルは「フュージョン」で、そのエッセンスをたくさん入れようと!と思い書きました。しかし、自分の夢を追いかけるときに一番好きになった音楽をポップスにどう昇華させるかというのはとっても苦労しまして、この曲を作るのにめちゃくちゃ時間がかかりました。すごく悩み抜いて、時間をかけて作った結果、「自分はこういう音楽が好きです!」というメッセージを曲の中に入れられたかなと思ってます。

2.割と可愛らしい楽曲に仕上がってしまった…

大いにフュージョンの要素を入れて作ったとはいえ、誰かが歌うことを当然想定して作ったため、蓋を開けてみればなかなか可愛らしい楽曲に仕上がってしまいました。

今回は、月乃さん、夢芽さん、ねんねさんに歌って頂くことが決まっていたため、この曲を誰に歌ってもらうかは一番悩みました。

夢芽さんは前にセッションで一度ご一緒したことがあって、その時に自分の歌を歌ってもらったのである程度どんな曲を歌って貰えば映えるかな〜〜というのは把握していたのですが、本当に初めてご一緒させて頂くお二人は、どんな曲が好きなんだろう、どう歌うのが得意なんだろうなど意外と分からなかった(だって何歌っても上手いんだもん…)ので、ヒアリングしつつ自分の過去作である“Sparking Parade”をあらかじめ歌唱して頂きました。

Sparkingもこの曲と同じくらい可愛らしい楽曲だったのですが、月乃さんが歌うSparkingもまた絶品でして、今回書いたAwakeningにぴったりだなと思い、今回お願いしました。

癖の強いメロディラインが結構あったり、難しいだろうなと思いつつ、バッチリ歌って頂きました。最高です。


3.月乃さんについて

今回、ボーカルをお願いするにあたり、御三方ともテーマを持ってお誘いしました。

月乃さんに関しては「可愛らしさ」「大人っぽさ」「艶やかさ」。この辺りを意識してます。

この曲に関して、すごい可愛らしさを感じるのですが、それと同時に歌うフレーズの中にツヤがあったり、ちょっと大人っぽさが混じったりしていて、この楽曲が最初の成長前だけど、少し背伸びして大人っぽさも出している感じがとってもたまらないのです。

月乃さんの歌は、色んな表現がその曲にマッチした形で入っているし、本当に誰かを惹きつける力をとっても感じて、そこに魅力をとっても感じるし、私自身もファンになりました。

やっぱり歌えるだけじゃなく、その歌詞に命を吹き込めるのってボーカリストにとってすごく大事だと思っていて、自分自身も歌の技術と同じくらいそこを大事にしています。月乃さんはその両方をお持ちの素晴らしいボーカリストです。


4.めがねこ先生の天才的な歌詞

この曲のもう一つの肝が「めがねこ先生の歌詞」です。

前回私の楽曲を出したMOタクコンピで、別楽曲で歌詞を書かれていて、とても感銘を受けまして、「自分の楽曲でも是非お願いしたい!」と思い、今回お願いしました。

アルバムの掴みとなるような楽曲で、夢は自分で掴むんだ!という気持ちで書いて欲しいというめんどくさいオーダーを出してしまったのですが、本当に単語・表現の使い方が最高で、彼の技みたいなものをすごく感じました。

そんなめがねこ先生からコメントを頂いておりますので掲載致します。

1曲目なので、1曲目っぽいキラキラした雰囲気で書かせていただきました。
ウオ~ガンガン行くぞ!!的なエネルギッシュさと、繊細なテーマである『夢』を同時に描いていくことを目指しました。
間奏がめちゃ入る大胆な構成に負けないようなダイナミックさ、ドラマチックさも志向しました!!
よろしくお願いします。

5.楽曲の仕上げ

私は割と、ボーカルの方に楽曲を投げる際、アレンジはある程度テキトーにして投げて、あとはボーカルが入ってから詰める!みたいなパターンが多いのですが、この楽曲に関してはほぼ完成の状態で月乃さんにお渡ししました。

ドラムソロもギターソロもピアノソロも、他の諸々のパートもほとんど詰めた状態でお渡しして歌って頂いております。

ギターは凪沙かにもさんにお願い致しました。彼とは前々からセッション等で仲良くしていたのですが、自分の楽曲でギターを弾いてもらうということはなく、今回のアルバムの話が持ち上がった折には絶対にお願いすると決めてました。

それで最初にこの曲って…

実はこの曲かなり難しくてですね、聴いている側は楽しく聴けるかと思いますが、演奏している側といえば、コード進行は複雑だし、途中で7拍子になったりするし、そして極め付けに超難しいギターソロを完コピ指定しちゃってるし。

はぴや楽曲ではほとんどの楽曲でデモ音源段階でソロ参考が入っているのですが、あまりにも出来が良いソロに関しては完コピで!と指定しちゃったりしています。過去作だと「夢射手」とか「Sparking Parade」あたりは私が作ったデモの完コピです(なっさん本当に苦労かけてごめん…)。

そんなこの楽曲もかなり出来の良いギターソロを書いてしまってですね…難しいけど指定するか…となり今回無理を言ってお願いしました。

お願いした元のギターがこちら。

いや本当にかにちゃんが頑張って弾いてくれたおかげで音もよくニュアンスもバッチリいい感じに仕上がって、本当に感謝しております。ありがとうございました。

ドラム・ピアノソロも同じ感じで自分で弾いたり打ち込んだりしました。ドラムソロは私の大好きなドラマーを想定して作り、ピアノソロに関してはこれ以上いいフレーズなんて出ないだろう!というくらい良いソロになりました。


6.この楽曲の聴きどころ

いつも通りこの楽曲の聴きどころを紹介します。

この楽曲はYoutubeにフルバージョンがあがっておりますので、是非見て聴いて下さいませ!!


どこも良いところなんで毎回悩ましいのですが、特に個人的好き・こだわりポイント厳選してみました!

イントロ〜サビの部分は、月乃さんの声から始めてみました。自分が可愛い音楽好きだってことを全面的に押し出すと同時にフュージョン的音色・アレンジを入れることによって正に「The 俺フュージョン×ポップス」を表現出来たと思います!

2サビ終わりのドラムソロ。ここは自分がドラマーということもあって、ややこしいキメ・コード進行を用いて、フュージョン感をゴリゴリ出しました。ソロは私の大好きなドラマー方をリスペクトしたものとなっております。

ギターソロ。先述の通り私が作ったソロを丸々コピーして頂きました。超大変なはずなのにかにちゃんのニュアンスもちゃんと入ってて本当に良い〜〜!!

落ちサビ。月乃さんとかにちゃんが2人になるところです。この2人の相性がすごく良くて、仲良さそうにしているのが目に浮かびます。2人とも可愛いです!!(???)

最後のピアノソロ。フュージョン×ポップスがテーマなので、サビの最後に楽器のソロをやって、その後にもう一度サビメロが来るというのがフュージョンではかなり定番になっております。最後はギターが来ることが結構多いのですが、あえてピアノでオシャレに締めました。めちゃくちゃソロのフレーズが気に入っております。


他にも語り出したらキリがないのですが、キリがないのでこの辺りで。皆様の好きポイントも教えて頂けると幸いです!


楽曲語りその①、いかがでしたでしょうか。

毎度のごとくかなり長話になっちゃっておりますが、最後まで読んで頂き本当にありがとうございます。

本作”Rondo to Dreams“は通販もやっております。まだお持ちでない方、この機会に是非よろしくお願い致します…!

さて次回は②、「閃光、闇を切り裂いて」について語ります。次回もお楽しみに〜〜!!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?