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「スキマ草につい目がいく」

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スキマで生きている、植物たちのことを書いています。
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2022年3月の記事一覧

春の草花模様:デルタ地帯?

地面に接しているブロック塀の二つ、そのお互いの接触面の一部がなぜか欠けていて、そこから滲み出ている雨水がデルタ地帯になっていた。 そしてそこには名前の分からないスキマ草が、チラホラ。 芽吹きの春の中でもデルタ地帯とはちょっと可笑しい、と思ったのだった。

春先の草花模様:スキマで咲くスミレ

(単にスミレと呼んでいる。本来は頭になになに、と名前がついていると思うが) 写真にあるこの紫色のスミレをここ数年、近所でたくさん見るようになった。園芸種の脱走組だと思っている。 歩道などのアスファルトのひび割れのスキマによくいる。ひび割れが一直線になっていると、スミレも一直線に並んでいたりする。花が愛らしく株が小さいので、あまり邪険にされず即ち引き抜かれるなどせずに、放置即ち鑑賞されているような気がする。 場が悪いのだろうなというところに種が落ちても、花を咲かせているのを

春先の草花模様:スキマ化するビオラ ソルベ?

花壇に並んで咲き誇っている花たちより、何故かそこから脱走(?)して、脇っちょの花壇とアスファルトのスキマとかに咲いている花に興味がいってしまう。 そこには足元にカタバミっぽいのがわさってといて、実は生存競争してるかもだがニンゲンの目から見るとガーデニングの寄せ植えのような雰囲気を感じる。隣りの雑草ぽい草も寄せ植えに加担しているように見える。 スキマに咲いている多くの花たちは、得てして本来のサイズとは小さくなっているように思う。それも興味をそそられる要因かな。小さ〜く咲いて

春先の草花模様:ミチタネツケバナ(?)

一年かかって、それらしい名前を知る。 今年はやはり寒さばかりなのか、まだ白い花を見ない。が、葉をロゼッタ状に広げ、お日様浴びて準備万端の様子。 それにしてもこの種にも、タネツケバナという在来種があるのだそう。私が見ているのは外来種の方ぽい・・・。 この記事を書いたのは実は約一ヶ月前。今はあちこちで咲き誇っている。