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【後編】映画 五等分の花嫁 ~新8電源 構築&立ち回り詳細編~

WS五等分の花嫁シリーズの構築、ムーヴ、ハンドキープ基準、対面毎の有利不利についての雑感。

自分のキープ基準と、回し方に合った構築を求めて。

画像引用:DECK LOG
     Utool for WS 画像出力
     WS公式カードリスト

DECK LOG :デッキコード 5VH22


こんにちは、りーふです。
今回は、映画 五等分の花嫁 8電源構築の採用or不採用カードの紹介や、詳細な立ち回りを紹介します。


↓ 前回執筆 映画 五等分の花嫁~8電源構築編~ ↓


Ⅰ. 環境整理 

 

自分のデッキにおける有利な動きは前回記載したため、今回は周辺デッキの動きの整理から始めようと思います。
自分の有利を押し付けるデッキであるため、環境の動きを構築段階で対策するのか、試合展開で対策するのかもリサーチしておきたい所です。

①【D_CIDE TRAUMEREI】


無理です。

と言うのは、相手の動きを抑制する事は不可能です。相手も我が物顔で走るようなデッキなので、対策、という対策カードも特になく、こちらのアンコールを使用する事で面を維持するような戦い方になると思います。
前回書いた通り、前弾のレベル2のみでは手札アドバンテージで劣り、1帯でこそ毎回ボード負けするため、手札アンコールする必要があるものの、こちらのターンの相手のパワーは決して高くありませんし、高くする手段も一般的には採用されていません。大体4000を上回ればある程度安全値です。

こちらのターンはこっちが居座っている
これは厳しい


また、こちらの面は1/1 6500で相手ターンを迎えており、相手のパワーはクライマックス込みで8000なので、一般的な2000助太刀の採用も考えました。

確かにあってもいいカードではあるのですが、抱えておくための再現性が悪く、加えて、先に見せていたとしたら相手もパワーラインを考えてアタックしてくるため、対策のようでいて初見性能のみのカードと感じました。もちろん、相手に見せないまま発動出来れば非常に強力ですが、トーナメントにおける機会を考え、通常の助太刀は見送りました。

ただし、レベル2以降はそこまで大きな差があるデッキパワーとは感じていません。向こうはストックを増やして対応してくるし、思い出を貯める事で圧縮を強めているため、こちらのアタックはソウルを乗せてしまうとキャンセルされやすくなってしまいます。山札の薄さは絶対に敵わないものの、質であればトリガーチェックを調整する事で対応出来ます。

それでようやく同じ土俵ですが、レベル3が電源で登場出来ている頃は面のパワーもこちらに傾き始めます。そこからは、ソウルアイコンを乗せすぎないように調整し、山札の質を意識するしかないです。


②【ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会】

蝶は左右の羽が噛み合わないと羽ばたけないそうです。姉妹の関係性と重なります。
ソロ曲でありながらサビは『信じてWe can fly』 姉妹が手を取り合う姿を微笑ましく思います。

『夢見るステージ 近江彼方』であれば、レベル3前の山札作りが重要になります。質を高めすぎても効果のエサになるため、クライマックスを噛まないようにするのはもちろんですが、ターン終了時点で残クライマックスが山札の6枚につき1枚位の圧縮の悪さにしておきたいです。これは、相手視点で効果を起動して期待値が悪ければ不発、当たっても3点バーンの方をキャンセル出来るような割合です。このために、山札を悪くするために『真っ直ぐな言葉 中野二乃』の効果でただ厚くするプランも取れます。
この場合は、相手が通常攻撃をしてくる場合もあるため、助太刀のソウル減少一花はとっても重要になります。



③【電源タイトル】


ミラーはもちろん、【デート・ア・ライブ】や【虹ヶ咲】の別の型などに対して、カードプール内に良いカードがありました。

テキスト確認される率 圧倒的No.1でした。
最初弾のカードでありながら、珍しく顔の作画がいいカードです。

効果は、相手の後列の早出しされたレスト状態のキャラを選び、次のスタンドフェイズにスタンド出来なくする効果です。

電源にしか刺さりませんが、電源にさえ刺されば良いのです。
前列にレベル2を出さないデッキであれば全体的に刺さります。
電源ミラーでは、電源で次のキャラを補充しつつ、アンコールを強要することでテンポを取る立ち回りが必要になります。

特に【デート・ア・ライブ】においては、刺さり方が他のデッキよりも強かったです。
一般的に、レベル1では2/2アンコールが後列待機する事になります。スペックが非常に高く、次ターンから所謂ツインドライブを駆使してボードを整える立ち回りが一般的です。

これを後列に縛る事が出来れば、【デート・ア・ライブ】にはもう1つの苦難が生まれます。

一般的に採用されている集中のコストが〔キャラを2体レストする〕であるためです。普段であれば、後列2枚をレストして発動している集中が、隣で2/2がレストしているため、他の前列を合わせてレストした後でアタックを確保するために、キャラを上書きする事でアドバンテージが±0になってしまうので、テンポを取りやすいです。
レベル3に関してはどうしてもキツイ場面があるため、どれかを対策するのは難しいです。せめて、ストック破壊の光景効果対策に、所々で3コストアンコールもしておく事と、山札を1枚だけ残してターンエンドする位ならトリガーチェックを重ねてリフレッシュしてしまう事が戦術用の対策です。


※おまけ枠


最初弾の二乃がブサイクだという話



④【冴えない彼女の育てかた】

レベル1は手札に戻るし、アタックターンは6500を微妙に超えてくるし、助太刀のソウル調整も効きませんし、思い出圧縮でダメージも通りにくいです。

構築上の対策はあまりないです。
試合展開上の対策は、これもソウルを4以上にしないようにトリガーチェックする事が必要です。とにかく、ダメージレースが離されるとお終いみたいなもんです。

相手のダメージの差を考慮すれば、意図的に2面だけにする事もあり得ます。
どういう状況かと言うと、次のアタックが1回通れば相手のレベルが3になるターンに、2体だけを前列に残して、1面を空けておく立ち回りです。
相手のレベル3が、環境では珍しくリバース依存であるため、意図的に面を空けて効果を食らわないようにする立ち回りで、本当に緊急回避用です。あまり機会はないですが、数少ない介入ポイントなので、使う択はあります。

また、相手の薄い山札に対して、クライマックスを巻き込みつつ相手をする効果を持った『ヘッドホンガール 中野三玖』も視野に入れます。この効果がなければ、多種多様のバーン効果こそあるものの、素直に相手の山札を上から捲って勝負するだけのデッキになってしまうため、この効果は必要であるため、1枚だけですがずっと採用しています。


⑤【アサルトリリィ】等スタンドタイトル

特に【アサルトリリィ】が筆頭ですが、レベル3のフィニッシュにスタンドやスイッチを用いて同じ面で連続攻撃するデッキには、もちろんソウル調整の一花助太刀で対応します。

ただ、レベル1までは微妙にこちらのパワーラインを上回っており、ストックや手札を整えられてしまいますが、こちらも同じく返しのターンで踏み続ける事になります。また、山札を整える事自体はそこまで得意なデッキタイプではないと思っています。そのため、こちらのソウル3以上の攻撃も、通せるときはどんどん通していけると思います。


⑥【ホロライブ】

種類が多いですが、一般的なのは【かなたマリン】でしょうか。
レベル1まではクロックアンコールにとにかく激突していき、安全な1点を刻むorキャラを失う択を相手に押し付けやすいです。
レベル2以降の『かなた』のパワーラインも、このデッキであれば助太刀ラインに乗せてアタックできると思います。


Ⅱ. 立ち回り詳細編

①レベル1:アタック方法


前回も長々と書きましたが、CXコンボを組み合わせれば、1ターンで合計10枚程度確かめる事が出来ます。

レベル1に上がって最初のターンは、
①1回目のアタックはクライマックスを噛まないようにして、1枚目だけを確認してクライマックスでなければ2枚目を見ずに、そのままトリガーに入っても良い。それほどに、レベル1の時点から初発でクライマックスを噛む事のデメリットは大きい。2枚目を見るのは、1枚目がクライマックスでない限りしなくてもいい。
②チェックを付与できる効果の場合は2回目にアタックしたいキャラに重ね掛けする。3回目のキャラに付与しても、これも1枚目のチェック時点で噛まない事を確認したらそれ以上クライマックスを消費しないために捲らない場合もあるため、一番自由が利くのは2回目のアタックのみのため。
③3回目のアタックも①と同じく、1枚目のチェック時点でクライマックスの見えがよほど悪くない限りは踏みとどまっても良い。


レベル1でリフレッシュ出来そうなターンは、
①CXコンボ込みなら1回のアタックにつき3枚チェックを3回、合計9枚まで掘り進めることが出来るため、メインフェイズ時点で余計なストックを払わないで済む事を念頭に置く。
②CXコンボがなくとも、後列の効果だけで6枚を掘り進める事が出来るため、ここも、メインフェイズで余計なストックを払わない事を念頭に置く。
③リフレッシュしたいターンなので、このターンはよほど面負けしていない限りは電源を噛まないように動くため、後列が上書きされないターンになる。コストを払いたい場合は、ここで集中を後列に置いておいても後列を圧迫せず、1ターン跨ぐ事がしやすい。


②レベル1:控室から回収候補 手札に持っておきたいカードと理由


ボードが強いデッキであるため、関与できないのがレベル3のキャラ回収や、山札調整用のレベル0の準備であるためそれらが筆頭。

よって、これら2種類を1枚ずつ抱えておくのが筆頭。
この段階で電源用のキャラを捨てておく必要はなく、返しのアンコールや、次ターンの『回る日常 中野二乃』のコストで払えるため、このターンで高レベルカードを手札から処理を急ぐ必要はない。


緊急で山札を掘らなければいけない場合、
①5ルックからスタートの場合。効果で次の5ルックか集中など、何かしらレベル0の二乃が手札に加われば、それを連鎖させて山札を掘り進める事が出来るため。
②控え室から回収出来る『回る日常 中野二乃』からスタートする場合。手札にクライマックスを捨てたい場合は何か捲れるだけで5ルックを回収し更に掘り進められる。上書きが必要であるためボードアドバンテージは失うが元がパワー500であるためあまり気にならない。

出来るなら5ルックからスタートしたいが
①登場時点でチェックを付与出来る上に、コストの自己退却で面を空ける事もしやすい。5枚参照中のクライマックスの巻き込まれ次第では、追加のキャラで掘らずにそのまま2枚チェックを絡めたアタックフェイズに入りやすい。
②5ルックから回収できるのは『二乃』だけであるため、出来る限りデッキを回すカードを繰り返したいが、ここ位でしかレベル3カードをキープできないため、1枚抱えておく事も視野。



③レベル2:2種類の一花の優先度

ダメージレースで明らかに有利なタイミングでは黄一花を優先する。そこから電源をトリガーした際に赤一花を呼びつつソウル付与なり後列待機なりでダメージ調整しやすい。

また、レベル1を2ターンにまたがって行えている場合、このデッキはストックを使用しないように立ち回っているため、このターンのアタックを終えれば7,8ストック溜まっている事になる。このコストを3コストアンコールに回す場合も想定しているため、3回目以降の電源チェックで、2枚目の赤一花を黄一花の前に置いて応援込みでパワー11500で構える選択も取れる。この場合は特殊相殺が怖いものの、それはそれで1面が確実にダイレクトアタック面になっているため、返しでかなり適当なキャラを置いておいても1回アタックが保証されるため、プラスに捉える。


どちらかしか用意できない場合は、
①赤から黄色にチェンジする事は出来ても、黄色から赤にはチェンジ出来ないため、黄色を優先する。
②赤はレベル3ターンに登場、起動効果を使用し計4コストがかかったとしてもオンリーワンな挙動であるため、多少登場ターンが遅れても仕事が出来る。
③手札に黄一花がある場合は、レベル3ターンで回復効果込みで手札から不通に登場させる場合もあるため、レベル2段階で電源をクライマックスフェイズで発動できない場合は手札にキープしておく。


1回の電源アイコンでソウルを重ね掛けする方法
黄一花の効果は1ターンで3回までしか使用できないため残り回数には注意が必要
①アンコール持ちの枠にアンコールカードを上書きする(ソウル+1)
②アンコール効果で上書きし直し控室から登場したカウントとなる(ソウル+2)
③更にアンコール効果で当初電源効果で出そうとしていたキャラを舞台に戻す(ソウル+3)

よほどの事がない限り使用する場面はないが覚えておかないといけない方法。




Ⅲ.採用に至らなかったカード紹介

①集中枠

実はこのデッキの動きに噛み合った集中が登場しています。

顔のいい女


集中効果も単体レストかつ控え室回収であり、これまで採用していた『五等分の花嫁 中野二乃』と似たような立ち回りが出来ます。
しかも、クライマックスが置かれた時に、どこか1面にこのデッキではお得意の2枚チェックを付与出来る効果も非常に噛み合っています。


ところが、上述Ⅱ.立ち回り編でもある通り、この集中は置いておくカードではなく、緊急時に山札を掘り進めるカードであり、この一連の流れにおいて重要なのは名称に『二乃』を含んでいる事です。
そのため、この『一花』はどんなに顔が良くても採用には至りませんでした。

②手札が増える枠

手札も増えつつ0帯のパワーを出せるカードがあります。

最初はこの効果を見た時に「これだ!!!」と思いました。
しかし、1レベル以降で使っていきたいこの効果を、デッキの構成上ほとんど活かせない事に気付きました。

「トリガーチェックでクライマックスが出た時」であるため、電源効果を解決した後になります。この時点で1枠を使用した後です。その後にこのカードが自主退場する事で控え室から回収する効果であるため、出来れば後列待機させておく事も視野です。
ただ、1回目のアタックではもちろんクライマックスを噛まないようにするし、2回目のアタックで噛んだとして、前列の初めにアタックしたキャラを上書きし後列から効果で退場、となり、手札が増えているものの、このカードを出さないようにして普通にスタンバイ用の後列にしておいた方が、カード全体で見たアドバンテージは多いです。

ならば、と1回目のアタックにこのカードでアタックするために前列に置いていたとしたら、むざむざ相手ターンにダイレクトアタック面を用意する事になります。もちろんリバース面を外すことも出来ますが、結局残り2面を相手は処理するだけでいいのでパワーが集中し、結果的にアンコールが必要で手札が減り、手札量を増やす効果なのにすぐに処理してしまい、あまり強い動きではありませんでした。


③クライマックス入れ替え枠

正直採用レベルです。このカードに限っては唯一性が高いため名称『一花』である事は関係なく採用出来ます。
ただ、このデッキにおいてどうしてもスタンバイを要するのはレベル1のターンだけであり、ドロー効果も多い構成にしています。そのため、準備期間が多少あるand元々手札を増やす効果がないのにパワーラインだけで環境に居座ったデッキが元になっているため、最悪レベル1帯の控え室回収効果がなくとも、実際遅かれ早かれなんとかなると判断しました。

④リフレッシュ枠


元々は採用していましたし、名称『二乃』も含むため触りやすいのですが、ずっと記述している通り、このデッキは山札をリフレッシュする効率の方が良いため、2コスト払ってリフレッシュするよりも、その2コストで他の『二乃』を回収しながら5ルックする方が効率的と判断しました。


⑤4ルック枠

これらはコスト先払いである上に、レベル1以上のカードは手札に抱える事よりも控え室に落としておきたい事、加えて、他に確定で準備出来るカードが登場している事、更に何度も述べている通り手札に欲しいのはデッキを回す事の出来るレベル0のカードなので、『五等分の花嫁 中野五月』は不採用。

似た枠で回収対象が『二乃』である『浴衣姿 中野二乃』であれば上述した課題点を考慮しなくても良いのですが、結局他の確定サーチカードと、クライマックスをドローできる可能性のあるカードの方が優先度が高いと判断し不採用。


⑥名称完全指定枠

ストックに余裕はあるしリターンも大きいのですが、このデッキは後半『一花』が居座るため条件を満たせません。構築段階で噛み合っていません。
このイベントと一花を天秤にかけるまでもなく、能動的に活躍できる一花を優先。不採用。

こちらも、レベル2以降は舞台に『一花』がいるためノーカウント。

⑦カード回収枠

一見すると強そうな効果です。実際強いです。似ている枠はお察しの通り『回る日常 中野二乃』です。どちらも甲乙付けがたく感じますか?

僕はまったく違うカードと思っています。実際違うカードなのですが。
まず、手札に貯まっているクライマックスを処理する手段を持ちません。
加えて、デッキから4枚までを参照するため、手札がコストを払う前よりも弱くなる可能性があります。当たるor当たらないではなく、質が落ちる可能性があります。クライマックスを探しに行く事が出来る効果は強力ですが、何度も話している通り、このデッキはクライマックスをキープも出来る内容であるため、「撃てない事」よりも「リフレッシュ出来ない事」の方が対応出来ないと敗北に直結すると判断し不採用です。


⑧前列強固枠

面を強固にしつつトリガーチェックに貢献してくれる便利カードです。
ただ、『黄一花』は確定だとしてもこの効果による+1500が絶対になくてはならなかった場面が多くなかった印象を持っていました。
電源という構成上、相手ターンに前列で出迎える事になるのですが、圧迫するだけであまり貢献度は微妙です。

なお、パワーラインも応援込みの12000から13500の中間点で処理できるカードもミラーマッチ以外でそこまで多くない印象です。なので、この+15000補正がなくてはいけない!という場面よりも、『赤一花』を置いておける状況の方が多いと判断しそもそもリストからアウト。これまで本当にありがとう枠。



Ⅳ.まとめ


姉妹で一番好きな女の子は四葉です。





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