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グリザイアの果実 vol.2 8枝

グリザイアの果実、並びに迷宮、楽園の追加されたVol.2の構築、ムーヴ、ハンドキープ基準、対面毎の有利不利についての雑感。

自分のキープ基準と、回し方に合った構築を求めて。

画像引用:DECK LOG
     Utool for WS 画像出力
     WS公式カードリスト


8/20に、WS グリザイアの果実 Vol.2が発売されました。
第1弾の発売日がが2020/3/13だったので、実に17か月ぶりの追加です。


Ⅰ. グリザイアの果実の特徴

グリザイアの果実、というタイトルの名前を聞いて、どんな印象を持つでしょうか。グリザイアの果実はWSにおける制限指定カード≪2種選抜≫を指定されているタイトルになります。要は、その2種類のカードが同時に採用されていた頃がフルパワーだった、と言えます。

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制限してカードは上記2枚
・名実ともに天才 一姫(かずき)
餌付け

共通する効果は、自身の効果で思い出置き場を増やす事が出来る点。
そして、フロントアタックされているキャラを手札に戻したり、控室からキャラを手札に戻す事で、キャラを1枚確保している点です。

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キャラの方、一姫については、明らかに後列向けのカードデザインです。しかも、条件付きとは言え、キャラ1体を+1500出来る効果も実用的です。
このカードのように、フロントアタックされているキャラを手札に戻し、リバースされないように出来るカードは他にも存在していました。

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初出、かつ有名なのはこのカード「中学生 忍野忍」でしょう。当時はCXコンボによって相手のキャラをリバースさせる事でアドバンテージを得る効果が現在より主流であった事もあり、実際のテキスト以上に強力な効果でした。
コストも自身を控室に置く、という再利用可能な内容であるため、一戦の間に何度も何度も効果を使用された経験も少なくないでしょう。
一姫のように思い出に行く事でデッキの絶対枚数を1枚減らせる事と、中学生のように控室に行くだけで再利用も出来る事はどちらにも利点があります。特に≪物語≫シリーズはストックを増やしていく事が得意なデッキであったため、デッキ圧縮に関しては大きな差はない、あるいは≪物語≫シリーズの方が勝っていたでしょう。

しかし、もう1つの効果は、後列向けとは言えません。あって悪くない効果ですが、最序盤の前列登場時にしか発揮されない効果でした。
それでいて、この中学生は採用されていたのですから、完全に後列支援に特化した一姫が規制対象となるのは、確かに当然と言えば当然だったかもしれません(周辺のメインカードも実力揃いだったため)。

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イベントの方、餌付けに関しては、サポートになるキャラが存在しました。

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この「絶妙なコンビネーション 蒔菜&幸」は、手札を1枚捨てる事で控室から餌付けを回収出来る、という単純かつ確実な効果を持っています。他にも思い出置き場の餌付けの枚数を参照するデザイナーズコンボカードは多数存在しましたが、特に条件の緩い、画像に出している2枚が採用されやすかった印象です。
1コストのイベントでありながら、その払った1コストが返って来る可能性がある餌付けは非常に強力で、まさにいつ発動しても強いカードでした。

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また、規制は免れているものの、グリザイアの果実の唯一性を特に高めているカードがもう1枚存在します。

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通称『回復メタ』で、歴代のストック2枚ではなく、手札1枚を要求する効果になります。昨今は、手札1枚を捨てる事でクロックをストックに置く回復方法(千鳥互換)も存在するものの、登場時の通常回復は最も使いやすく、採用率も高いため、強力なメタ効果です。

また、この制約は、2枚あれば2枚分発動するため、1点回復するために手札を2枚捨てる必要を強いる事が出来ます。無論、自身も効果を受けますが、構築段階で通常回復の採用を見送る事でカバー出来ます。

グリザイアの果実自身にも千鳥回復効果はあり、しかも、そのレベル3はゲームを終わらせるのに十分なスペックでした。

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性質上、メインの始めに最低3ストックさえあればこの由美子を2枚展開+効果の発動も出来る上、4ストックあれば由美子2枚と他のレベル3の1枚も展開出来ました。最終要求コストが少ない分、デッキを回す方にストックを使用していく事が出来るアーキタイプでした。

その他、低コストでの思い出行きや、絶妙なパワーラインなど褒める点は多々ありますがまとめると・・・


①選抜2種と合わせ最大10枚以上の思い出行きカード採用
②通常回復であろうと千鳥回復であろうと結果的に手札を捨てる行為を強要する回復メタ
③レベル3フィニッシュにストックを要求しない事による積極的展開


そんな便利効果はもちろん規制され、他のデッキの台頭もあって、ずるずると環境から遠のき、遂に遂に待望の新弾追加の運びとなったのでした。


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Ⅱ. 新弾を受けての構築

結局、規制は解除されていないものの、以下のように新構築に至りました。

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DECK LOG :デッキコード 7D7Z

クライマックス配分 : チョイス 8枚

①採用CXコンボ

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新弾のレベル3の中でも、特にフィニッシュ性能に特化していた、
「歪な絆 雄二&一姫」に心惹かれ、このカードを軸として構築を進めました。

最終的に…
5ストック  ⇒ 雄二&一姫2枚 + CXコンボ1回
8ストック  ⇒ 雄二&一姫2枚 + CXコンボ2回
10ストック ⇒ 雄二&一姫3枚 + CXコンボ2回
13ストック ⇒ 雄二&一姫3枚 + CXコンボ3回

アタック途中にチョイスアイコンをトリガーする事で、レベル3タイミングでのアタックフェイズ中にストックが足りない場合でも効果を発動出来る可能性があるため、チョイス8枚での運用を前提としました。


レベル1帯のCXコンボ持ちには以下のカードも追加されました。

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いるだけでパワー6000、リバースさせる事でも、ダイレクトアタックでも、フロントアタックに反応して手札に戻った場合のいずれの場合でも4枚ルックが可能な便利カードです。

旧弾からはこのカード。

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パワーは5500、アタック時に2枚を控室に落としながらキャラを1枚回収出来る効果。


色々と考えましたが、表にすると以下の通り。
利点と言える方は、甲乙付け難い場合はになっています。

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スタンバイアイコンを軸にした高パワーデッキ相手であっても確実に効果を使用したい、という考えが僕の念頭にあったため、リバース依存であれば1帯でしか使用出来ない可能性があるため、あまり気が乗りませんでした。

加えて、アタックの終わったアンコールステップになってから4枚ルック、というのも、僕の好みではありませんでした。
(なお、アタック時やアタック終了時の4ルックであれば大好きです)

一点は、リフレッシュ後の控室がない状況で先にチョイスアイコンをトリガーして空振りする場面がある事。
もう一点は、特定のカードが手札や舞台にある事が重要なタイトルにおいて上から4枚だけを参照するよりも控室全体を参照する方が強みであると感じた事。
最後の一点は、みちるの効果において、例えレベル0が2枚だったとしても、中学生互換の一姫が回収候補の筆頭である事。


以上の事から、僕の好みに合っていたのは、みちるの方であったため、今回はみちるを採用し、これらを軸にしてカードの採用を検討します。


②2種選抜から

既に画像にも出しており、上記している通り、餌付けでは無く、中学生互換の一姫を採用する事にしました。

先述しておきますと、このデッキの動きのすべては、この中学生に依存していると言っても過言では無いです。1帯の時点でCXコンボを使用し終えたみちるをフロントアタックから守るも良し、次ターンのアタックキャラを確保するために効果を使用するも良し、思い出を増やすために1枚位は雑に効果を発動するも良し、第2の軸と言っても過言では無いカードです。

③特殊回復と回復メタ

雄二&一姫は、フィニッシュ性能に完全に振り切っているため、回復効果を持っていません。昨今のヴァイスシュバルツにおいて、回復効果を採用しない事はさすがに自信がないため、可能であれば自身で積極的に発動させる特殊回復を採用したく思いました。

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特殊回復と4ルックを同時に実行できるこちらの由美子
実際使用してみると気付くのですが、最終的に8ストックを目指したいこのデッキにおいては、このカードを出す事すら割とストックの無駄遣いに感じてしまいます。
また、早出し条件がキャラ4体を要求しているため、舞台に並べるために事前に手札を消費しながら、更にルックと回復のために手札を2枚要求してくる仕様となっております。そのため、あまり早期にレベル3帯のCXコンボの準備をしたとしても、手札状況によってはコストのためにポイポイ捨てなければいけない事も多々あります。
多少のシーソーゲームであれば、最終的に雄二&一姫の性能でゲームエンドまで持って行けるため、この由美子は必ずしも出さなければいけないカードという訳ではない、と感じています。

後述するレベル2帯のカード達に優秀なカードも揃っているため、燃費を優先するのか、カードアドバンテージを優先するのかは状況や相手のアーキタイプによって判断する必要があります。


また、グリザイアの果実を使用するタイトル特権である回復メタは絶対に採用したかったため、もちろん使用します。また、これから本家は選抜されるからもう一種類くれたるわ、とでも言いたげな2種類目が登場しました。

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2コストを要求されるのは、先にも述べた通り、最終ターンの必要ストックに対して重めです。それでも、どうしてもどうしてもリバースさせられないままゲームが進む事が好まないため、1枚だけ採用しました。こちらも、本家を使用している方がコストは軽いため、例えば…

・チョイスを複数枚トリガーしてしまい処理したいターン
・相手がリバースケアを徹底し実行出来ていない場合

が、対象となるでしょう。もっと上手ければ採用する必要はないのでしょうが、保険を利かせたい性格のため1枠だけ。


④最高スペック メタを掻い潜る大活躍

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初めて見た時、衝撃を受けました。
このカードがグリザイアの果実に登場してくれた事は、あまりにも様々な歯車が嚙み合ってくれたからです。

①レベル2で出てくるレベル2のカードであるため早出しメタが効かない
②登場自体は1コストで9500保証、攻撃中も低くはないパワーライン
③相手ターンは11500大活躍のため、相手が越えられなければ無償エクストラターン(誇張)
④本来かさばらせたく無い2枚目を捨てる事で疑似リフレッシュ可能


すごいんです。すごいんです、本当に。
このカードさえ居れば、早出しかつ高パワーのキャラがなければ、返しの自ターンには3面ガラ空きという場合も多いです。

と、いう事は……

このカードのアタックターンに、左右の自キャラは適当にチャンプアタックしてもいい、というケースがあります。
無論、どうしてもキャラを用意出来ずに言葉通りの意味での流しのターンにしてしまっても間違いではないのですが、こういう場面を、回復メタを自分から思い出に飛ばすターンとして回す事が出来ます。

大抵は、こちらからフロントアタックして面を空けてしまうため、相手のアタックがダイレクトアタックで高打点になりやすく、時に大ダメージになってしまう事もありました。
しかし、大活躍によって強制フロントアタックにする事が出来るため、クライマックスなしアイコンなしであれば最小1点ずつに抑える事も出来ます。最高です。


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ただ、かぐや様の白銀会長だけは天敵になります。さすがにパワーが高過ぎて大活躍だろうと喜んでフロントアタックされた上にクロックシュートされます。


対策としては…

①中学生互換の一姫を使用して手札に返し大活躍は解除されるもののクロックシュートはケア
②返しのターンで思い出に飛ぶカードを用意してクロックシュートケア

などでしょうか。そもそも、早出し条件の整っているかぐや様相手にこの大活躍を立てる事自体が有効打とは言えないでしょう。


⑤デッキを回す潤滑油

レベル0での潤滑油が増えました。

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また、みちるです。
ですが、効果はプリコネで実証されている通り、腐らない実用的効果です。

このデッキは山札を掘り進める事に重きを置いているため、控室回収効果が登場してくれる事は非常にありがたかったです。
1帯CXコンボみちるを回収するも良し。
3帯CXコンボ雄二&一姫を回収するも良し。
集中、中学生互換を回収するも良し。
大活躍を回収するも良し、疑似リフレッシュ用の2枚目を回収するも良し。

ありふれている分、非常に助かる効果です。



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思い出に行きながら4ルック出来るカード。
最序盤は上記のみちるや、この蒔菜を出しておく事が多くなるでしょう。
回収対象にレベル制限はないため、好きなように選択出来ます。


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ストックを増やす事が出来る由美子
軸にしたかった雄二&一姫はストックだけを要求し、CXコンボに手札は必要ないため、チョイスに頼らずにストックを確保するならこのカードでしょう。
このデッキでは採用していませんが、レベルも色も関係なしにイベントも対象になるため、相手依存とは言え手札を減らさずストックを捻出出来るし、好みのカードです。



Ⅲ.まとめ

フィニッシュまでの軸になっているのはCXコンボですが、ゲーム展開を支えてくれる、という意味での軸はレベル2大活躍の蒔菜と、中学生互換の一姫である事は言うまでもありません。
大活躍を突破出来ないようなターンであれば、それだけこちらのアタック回数もかさまし出来るため、そのターンを以って8ストックを目指す、というプランになります。
そして、大活躍を突破してくるようなパワーラインのデッキや、ゲーム進行が速い場合には、無理に8ストックは目指さず、最終的に5ストックまでを念頭に置き、由美子の特殊回復を使用しつつ、その由美子中学生効果を使用して再利用に回す事も出来ます。手札の消費は激しくなりますが、そもそも劣勢なのであれば贅沢言ってられません。雄二&一姫はCXコンボが無くとも武蔵ショット互換であるため、大丈夫じゃないけど大丈夫です。


まだまだ研究されていくデッキではあると思いますが、かなり唯一性の高い回復メタを擁しているこのグリザイアの果実は、再度環境に舞い上がる事となるでしょう。








おまけ ~世界一可愛い幸のコーナー~

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ベネツィアにて。
映画ポケモン 水の都の守り神ラティオスとラティアスの映画のモチーフでもあるとされている街です。
運河を進む水上タクシーの人達に微笑んでいるのでしょうか。優しい子です。

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メインキャラ総出演の画の時の幸です。
ぽかんと開いた口に年齢相応のあどけなさを感じます。可愛い子です。

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決戦前の決起集会がてら、みなでアイスを食べてるシーンの幸です。
ロングスカートで下着は見えないような状況でもぴったりと足を閉じている姿に女の子らしさを感じます。慎ましい子です。

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転入性として現れた幸です。
しっかりと制服を着ている姿は珍しいものです。同じクラスだったはずの子です。

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新弾で指折りで顔のいい幸です。
マジで可愛い。スタンバイでレストで出しても、スタンド状態で真っ直ぐ見ても、万が一リバースさせられて逆から見ても全方位美少女画角でメイドJK~下から見るか、横から見るか~状態です。怖くたって苦しくたって好きな人には好きって伝える子です。

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ちょっと物騒な人達と合流した幸です。
文末の♪マークに狂気を感じます。下から見上げているはずなのにこの顔面、加工いらずの偏差値と言えるでしょう。いいね。

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これがとてもとてもいい。
身体の線がしっかりと見えるので、この可愛いどや顔と相まってこちらまで笑顔になってしまいますね。

ね?

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何か衣装に違和感はありませんか?
これ、制服やメイド服に比べて、一番首元が開けている衣装なんですよ。そのため、普段よりも幸の喉を長く見ていられるという事です。

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天気の子のポーズです。これが出来るのは儚げで、それでいて芯の通った真っ直ぐな女の子に他ありません。幸、君がナンバーワン。

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今でこそセンシティブなシーンに感じますが、まぁ感じないと言ったらウソになります。昔はなんてことなく過ごせていた時間を取り戻すような、今でしか出来ない事に向き合えた、そんな時間でした。負けで良いです。

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これちょっとまずいシーンです。
でも目の前にこの顔があったらどうするか。One Answer.

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泣かないで欲しい。でも、その誰かを思って涙を流せる人と、その心はどこまでも美しい。君はシンデレラガール、My Precious One.

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幸!!大好きだああああああぁぁぁぁぁぁっぁあぁあぁぁぁぁ!!!!!!







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