モナコインの現状分析(2024年版)
2023年版に続き分析してみたいと思います。
今回は前回からの差分として載せてあります。
■ミームコインブームでモナコインも?
2024年はミームコインに注目が集まった年でした。
様々なミームコインが高騰し機関投資家まで参入していたようです。
ミームコインのポートフォリオまで組んで買っていたようです。
その中にモナコインはありませんでした。
モナコインは知名度と流動性がなく機関投資家からは選ばれなかったようです。
そんな状況でも2024年03月にモナコインは新規に海外取引所に上場しました。
XT.COMというドバイの取引所です。
なぜ上場したのかは謎です。突然上場しました。
他にも海外取引所に掛け合っている保有者がいたようでいくつか情報が出ていました。しかし他の取引所はモナコインを上場しませんでした。
情報を集めてみると流動性が理由で上場できないようでした。
流動性が無ければ取引所の出来高を作ることができないので手数料収入が期待できないです。そのため上場が見送られている可能性が高いです。
普通の銘柄はマーケットメーカと呼ばれる大口投資家が流動性を提供します。モナコインには流動性を提供できる大口投資家がいません。
他の海外取引所はどうやっているかというと
CoinExという海外取引所では預けるだけでマーケットメイクしてくれる機能AMMが取引所にあるのでそれで流動性が確保されているようで大口の人はそこに入れているようです。
海外の投資家はモナコインを仕入れる場合はCoinExにしかアクセスできないためそこを頼ることになります。
CoinExもAMMによって流動性が提供されているとはいえ、かなり少ないです。数十万円の取引で板が動いてしまいます。それじゃ機関投資家からすれば、おこずかいにすらならない金額しか投資できないことになるので投資対象から外れてしまうでしょう。
モナコインを現在保有している保有者の大部分がバイナンスの上場を望んでいると思いますが流動性がないと取引所はうまみがないので検討すらされないでしょう。
昔からのモナコインの保有者は2017年の高騰で引退し、残った人も2020年の上昇で引退してしまい今残っている人はインフルエンサーによる2020年のバイナンス上場期待で買ってしまった人たちが大半です。
大口がもう残ってなく、たくさんの小口の人たちが塩漬けにしている状況なのでしょう。モナコインの大部分が塩漬けになってしまっているので流動性がないのは当然です。
■チャートの節目に接近している
モナコインはビットコインやメジャーアルトコイン、ミームコインの記録的な上昇にまるでついていかず下がっています。
過去のチャートをみると40円を割って落ちて行ってしまうと昔のレンジに戻ってしまう可能性があります。
以前のレンジは3円~40円のレンジでモナコインが出来た2014年から2017年まで続いていたレンジです。
そこまで落ちてしまう可能性が出てきています。
40円をタヒ守できるかどうか注目でしょう。
2023年版の分析で説明した通り価格はあまり関係なく出来高が重要だとおもいます。
保有者が全員入れ替わるくらいの出来高が付くようならもしかすると悪材料出尽くしになるかもしれません。
そうならないならそれで終わってしまうかもしれません。
モナコインを再び再起動するためには動くモナコインが必要で現状のように日本の取引所にだけに集中してコインが集まっている状態は健全ではないのでそれが是正されるかどうかですね。
■あたらしいムーブメントを作れるか?
モナコインはガチホして塩漬けにするユーザーばかりになっていてコインがタヒ蔵されています。ユーザーが入れ替わることでまた投げ銭ブームのような新しいブームを作れるかどうかです。
流動性(=コインが人から人にビュンビュン動く)がないと海外では見向きもされません。それをモナカードや新しいモナコイン対応サービスなどの手段でどうにかしなければなりません。
ブロックチェーンも誰も使っていません。
トランザクションの数を見れば一目瞭然です。
参考としてなにもコンテンツが存在しないビットゼニーのトランザクションと比較しても同等だと思われます。
ビットゼニーはどこの取引所にも上場していないので単価はゼロ円です。
流動性がない暗号資産は最終的にはすべての取引所からデリストされゼロ円に向かいます。