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[モナコイン] モナパーティ(MONAPARTY)の通貨 XMP とは?

どういう通貨なのかあまり情報がないため、わかる範囲でまとめました。
独自に調査してまとめているので間違っている場合があります。


■モナパーティの通貨XMPとは?

モナパーティはモナコインのブロックチェーン上で動くトークン発行プラットフォーム。
ビットコインで動くカウンターパーティをフォークして作られている。
モナパーティのサービスを使うためには手数料が必要でその通貨としてXMPという通貨が存在する。
通貨は小数点以下まであり、bitcoinと同じsatoshiまで存在する

発行はICOと期間限定のバーンイベントのみで新規の発行は終わっている。
XMPをシステムの手数料として使うとシステムからXMPが消滅する。
使えば使うほど総数が減っていくデフレ通貨となっている。

モナパーティは開発期間が長く稼働から5年が経過しているが
2020年にディスペンサーが稼働するまでは取引の実態がなかった。
ディスペンサーが稼働してからすこしは取引されているようだ。

■タイムライン

2017/06/03 ICOにて開発資金を募る
2017/11/11 モナパーティ稼働。ICO資金提供者にはXMPの発行
2017/11/29 BURNイベントにてモナコインをバーンしXMPを発行
2020/10/07 ディスペンサー実装。モナコインからアセットを購入可能になる
2021/03/11 アセット発行手数料の改定
2021/05/04 TrueNFT実装

■公式ページ

https://www.monaparty.me/

https://twitter.com/MonapartyXMP

https://github.com/monaparty

■XMPの発行枚数

デフレ通貨なのでシステム利用量に応じて減る仕組みになっている。
ICOとBURNで二回に分けて発行された。

  • ICO発行枚数 273,032,072.307464枚

  • BURN発行枚数 409,548,111.428391枚

  • 2017/12発行枚数 682,580,183.735855枚(ICO+BURN)

  • 2021/10発行枚数 682,541,426枚

  • 2022/01発行枚数 682,445,151枚

  • 2023/01発行枚数 682,299,093枚

  • 2024/01発行枚数 682,255,778枚

■上場取引所

無し

■取引市場

MONAPARTYディスペンサー

■作者

Cryptcoin Junkey(無職業者BOT)
本名は明かされていないが巷では名の通った人らしい
モナコインのメンテナーでもある
ブログを定期的に書いている

https://spotlight.soy/1234

■MONAPARTY ICO

一番最初の入手イベントはICOでした。
ここで入手した人が一番有利になっています。

BURNアドレス 1MonapartyMMMMMMMMMMMMMMMMMQ3QJNm
期間 2017年6月3日 - 6月6日
ICO 用トークン名 MONAPARTY
数量 100枚 (1枚15000円程度)
調達目標額 1000 XCP
比率 1MONAPARTY : 2730320.72307XMP
交換場所 Counterparty DEX
新規発行 約2億7303万XMP
備考 150万円のICO、15万円=2700万XMP
時価総額 約150万円
1XMPあたり 0.0055円

シェアトップは旧zaif(テックビューロ)(6500万XMP)
https://xchain.io/address/1PH4KzJ7VpwPZR3VnP8anmcMTjJEGt73Gz
アドレスを見るとJPYZなどの発行アドレスであることがわかる。

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上記エクスプローラーを見ると87.5枚なので残り12.5MONAPARTY=34,129,009XMPが潜在発行枚数としてあるように見える。

ICOのXMP発行アカウント↓ MUj6ByMDqeKXSxF1TUyLBKDZKkRLuVzo3B

潜在発行枚数は上記アカウントにあるので潜在分が引き換えられても総発行枚数が増えるわけではない。

■MONAPARTY BURN

二回目の入手イベントはモナコインをバーンするイベントでした。

BURNアドレス MMonapartyMMMMMMMMMMMMMMMMMMMUzGgh
期間 ブロック番号1166000-1179440 (2017年11月29日-12月4日)
BURN通貨 MONA
比率 1:1000 - 1:1500
交換場所 MONACOIN BLOCKCHAIN
新規発行 約4億950万XMP
備考 約30万MONAのBURN(1MONA900円、2億7000万円相当)、15万円=25万XMP
時価総額 約6億1200万円(1XMP 1:1000換算)
1XMPあたり 0.9円

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■XMPの時価総額

2021/10月時点
MONA170円に対して1:500のレート
1XMP0.34円
15万円=44万XMP
時価総額2.3億円

2022/01月時点
MONA120円に対して1:250のレート
1XMP0.48円
15万円=31万2500XMP
時価総額3.3億円

2023/01月時点
MONA50円に対して1:400のレート
1XMP0.125円
15万円=120万XMP
時価総額0.85億円

2024/01月時点
MONA57円に対して1:400のレート
1XMP0.1425円
15万円=105万XMP
時価総額0.97億円

■XMPの価格推移

ディスペンサー実装以前は取引がないのであてにならない
ICO価格は元本割れは発生していない(30~200倍の含み益)
BURN価格からは常に含み損である
ディスペンサー実装後は売れるが買い注文は存在しないので実際に売れるかどうかは時の運でとても低い流動性となっている。
購入したら売れない可能性もある。
ICO参加者の取得単価が恐ろしく低いため、価格的にはどうなるか不透明である。

2017/06 0.0055円(ICO価格)
2017/12 0.9円(BURN価格)
2018/01 2円(ディスペンサーがないので手渡しのみ)
2020/11 0.13円(ディスペンサー実装)
2021/10 0.34円
2022/01 0.48円
2022/08 0.36円
2023/01 0.12円
2024/01 0.14円

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2020/10/26-2022/02/20

※XMP円価の計算には以下の方法で算出(MONAJPYはおおよその値を利用)
XMP/JPY = MONAJPY / MONAXMP

■XMPの現在の役割

・トークン発行時の手数料(現在は名前を付けなければ無料で作れる)
・DEX利用時の基軸通貨(ディスペンサーにてMONAで買える)
・トランザクション手数料はMONAで払うので関与なし
・持っているトークンを全て別のアドレスに移す時の手数料に利用
・トークン所持者にトークンを配布する時の手数料に利用

今のところ、あまり使い道はない
単なるアセット保有者はXMPを持つ必要すらない
手数料を消費するごとにバーンされる。

料金表
・NFT発行手数料 0.25XMP
・アセット発行手数料 50XMP
・サブアセット発行手数料 25XMP

料金は一度値上げの方向で改定されているので今度も改定されるであろう。

DEXの利用については、XMPの時価総額が図れる価値の最大値であり、さらにオーダーを入れるとXMPがロックされるため、XMP単価が上がってこないと入手手段の限られるXMPは、すぐにXMP不足が起きて使いにくいため、なかなか使われないだろう。

最近DEXの見た目を実装しているウォレットソフトの一つがデザインを一新し機能を絞って簡単に使えるようにしたようだ。(DeFiを文字ってゴリラのGoriFiというらしい)実際に使われるかどうかは上記の理由が解消されるかどうかだろう。

■XMPの今後の用途

今までは配当/一括送信やFT/NFT発行手数料としての消費だけでしたが
今後はスマートコントラクトの手数料として使われるようになりそうです。
直接は関係ないですがアセット名が今後はアドレスになるのでドメインのような使われ方をするとアセット発行がモナカード以外にも活用されます。


■発行当時の時価に関する情報

発行当時バーンによる希薄化により時価総額が高すぎる懸念があったようだ。
現状ここで書かれていた時価総額程度に収まっている。
想定価値290000ドル*150円=4250万円
発行当時682,000,000枚*1円=6億8200万円
現在価値682,000,000枚*0.1円=6820万円
当時想定された時価総額付近まで落ちているようだ


■ICOとBurnに関して

ICOとバーンの当時の雰囲気がわかるリンク


■XMPシェア一覧

2022年1月、流通手段が限られているため分散化はあまり進んでいない
上位10アドレス 41%
上位50アドレス 71%
上位100アドレス 89%
上位200アドレス 96%

上位200アドレス(200人以下)で全体の96%を保有している


■上場についての言及

方針として取引所に上場することは開発側から積極的には行わないようだ
ディスペンサーで売買できるが適正な市場価格になるのかは?が付くところ。

上場に対するオファーも塩対応である(聞いたこともない取引所だが)
コメントからわかるように保有者が交渉する必要がある


■企業の利用例

角川グループが実験的?に取り扱った模様

邪神ちゃんはモナカードを広告として活用しているようです。

さらに追加で活用されていました

今後も活用していくようです。

あらゆるものを活用することで注目を集める邪神ちゃんにはモナカードでの今後の活動に期待ですね。

ブロックチェーン企業のPundi Xも遊び?とトークン移行の呼び掛けでモナカードを発行したようです。

企業ポイントとしても使われているようです


Monapartyで動くゲーム、モナダムというゲームが出ています。
最近はVTuberなども参戦してきていますね。


■MonaPartyのリスク

フォーク元となったCounterPartyの作者が亡くなってしまっている。
ここの所の動きを見ているとCounterPartyは更新はあまりされなくなり実質的にMonaPartyが新機能や改善を行っている。
現在では不具合改修などCounterPartyから独立しているがMonaPartyもおそらく開発者が一人という状況なのでそこがリスクとなっている。


■その他


■現在開発中と思われるプロジェクト

ロードマップは全くわからないが以下のコードネームの開発をしていると思われる(実装されるとは言ってない)

  • Monaparty IPFS(ストレージ連携)

  • PartyMusic(音楽配信)

  • PartyDNS(トークンをDNS化)

  • PartyAutomation(簡易的なスマートコントラクト)

XMPはおそらくこれらを利用する手数料や購入用の資金として使われる可能性が高い。
しかしプロジェクトの進捗は不透明である。

■まとめ(2023/01現在)

  • 現在は取引所に上場していない=流動性がとても低い

  • 開発者は取引所に上場する交渉はしない(オファーがあってもしない)

  • 保有者が取引所に上場を交渉することは問題ないが誰もしていない

  • ディスペンサーで買えるが換金性が悪い

  • 単価は0.1円から1円

  • 枚数は7億枚未満

  • 時価総額は0.7~7億円

  • デフレ資産

  • 現在の利用用途は、ほぼ無し

  • トークン売買の基軸通貨としては使えるが取引は活発ではない

  • 将来的な機能は発表されているがいつ実装されるか不明

  • 保有人数が少ない

  • モナパーティに知名度が無い(取引所のモナコインの説明に乗ってるのはBitbankのみ)

  • 発行枚数の1-10%を保有する極端な大口保有者が存在する

  • 大口保有者はXMPを全く動かしていない(塩漬け)

購入するのであれば少額に止めておくか、欲しいMONAカードがGoriFiでオークションにかけられている時に都度購入するのがよいのではなかろうか。