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Hapbeat Duo 2 紹介

Hapbeat 代表の山崎です。ついに Hapbeat Duo 2 の販売が開始できました!本記事では体感音響装置 Hapbeat Duo 2 の紹介を行います。
既に Hapbeat のことはご存知で、以前の Hapbeat からどう変わったのか、を知りたい方向けの内容となります。Hapbeat についてまだよく知らない方は「こちらの記事」をご覧ください。


特徴

激しくキレのある振動

首にかけてケーブルを差すだけで簡単に利用可

スタンドアロン駆動を実現

旧式はモーター部分と回路+バッテリー部分を分けていました。元々この仕様にしていたのは、組み立ての容易さ、部品交換の容易さ、装着部分の軽量化、といった点を重視していたことによるものでした。しかし、5年間ほど販売を継続しユーザーの方々にご利用していただくことで、

  • 故障はほとんど起こらない(これまで修理対応したのは2件ほどでいずれも摩耗による交換)

  • 筐体が軽すぎて振動が適切に伝わらない(中には敢えてHpabeatに重りを付けるユーザーの方も)

  • (やはり)ケーブルの本数が増えて煩わしい。特にVRHMDと併用するときにつらい。

というフィードバックが得られましたので、スタンドアロン化に取り組みました。結果として、取り回しの向上は勿論、Duo 2 は旧型と比べ、明らかに振動出力が向上しました。特にバスドラや銃撃などの衝撃感の向上は顕著です。

連続稼働時間の大幅な向上(4時間以上可)

スタンドアロン化に伴い、電池を 800 → 3000 mAh に増加させました。これにより、最も消費が激しい音楽用途でも、連続して3時間以上の持続が可能となりました。

リボンユニットの改良

リボンユニット
  • 幅を広いリボンを使用
    装着感の向上&振動伝達の増加を目的に 6 mm → 15 mm に広くしました。

  • 長さ調整の実装
    最も着け心地が良い長さできるよう、調整機構を設けました。

  • 結合部を改良
    Hapbeatの激しい振動でも外れず、装着時に片手で容易に外せる機構を実現しました。

音声出力系の改良

音声出力系について、旧型は安価な可変ボリュームを入出力の間に挟んでいただけなので、以下のような問題が生じていました。

  • 抵抗を通すことによる音質の劣化&音量変化時にノイズ発声

  • ギャングエラーの発生(左右の音量に差が生じてしまう現象)

  • 再生機器&ヘッドホンによっては、振動出力が弱くなってしまう(入出力インピーダンスの問題)

そこで ヘッドホンアンプIC(TI社 TPA6130A2RTJR)を採用しボリュームをマイコンで制御することで、上記の問題を解消しました。流石に専用のオーディオアンプの音質には適いませんが、不満にはならないレベルに達したと思います。

基本スペック比較表

$$
\begin{array}{cccc}
項目 & \text{Duo 2} & \text{Duo} & \text{Solo} \\
\hline
稼働時間 & 約3時間 & 約30分 &約30分\\
充電電力 & 15~\text{W}& 5~\text{W} & 5~\text{W}\\
電池容量 & 3000~\text{mAh} & 800~\text{mAh} & 800~\text{mAh}\\
本体重量 & 137~\text{g} & 57.5 ~\text{g} & 34.5~\text{g}\\
有線マイク & 〇& ×&×\\
振動\text{CH}数& ステレオ& ステレオ & モノラル \\
\end{array}
$$

Duo 2 の位置づけ

Duo 2 は有線版ネックレス型 Hapbeat の完成品です。旧型の課題点はおおよそ潰せたと思います。後継機が出ることは当面ありません。
もし次のモデルが出る場合は、Hapbeat社が発展して専門の技術者を雇用できてからになります。現状、Hapbeat社の先行きは不透明ですので、実現できても着手に数年、下手すれば新しいモデルはもう出ない可能性もございますことをご承知おきください。
なお仮にHapbeat社が閉じても、Hapbeat のサポートは山崎が対応致しますのでその点はご安心ください。

最後に

ここまでご覧いただきありがとうございます。少しでもご興味をお持ちいただけましたら Xアカウントをフォローいただいたり、この記事をSNS等で拡散いただけましたら嬉しいです!

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