快く祝うこと

お祝いに必要なのは心からの気持ち。
相手の幸せについて喜び、100%共感し、その幸せをいかに周りに共有できるかということ。

自分が祝ってもらう立場になった時、以前は申し訳なさのようなものを感じていた私が、最近思うことを綴ります。

先日、古くからの友人(男性)の結婚祝いを数人でしました。
(それにしても結婚出産ラッシュはいつ止むのでしょうか。そもそもラッシュなんてものは無いのかもしれないけれど。)

友人は奥さんになる人も連れて来て、
私の発案で主役の2人にケーキを贈りました。
パティシエである私の友人作のもので、
似顔絵入りでとても可愛い傑作。
味も最高でした。

今回お祝いをする日は2ヶ月以上前から決めていたから、せっかくなら事前に何か準備して喜んでもらった方が会を開く価値も高まると思い、考えていました。

ただ、複数人で意見を統一する場合には相違が生じるものです。
今回も、「奥さんの方は面識がないからそもそも呼ばなくて良い」とか、「後日開かれる結婚式に行く人もいるから予算かけなくて良い」とか、「食事代だけ奢れば良い」とか色んな意見が出てました。
確かに中には頷けるものもあるけれど、私個人としては「それは本当に相手の幸せを喜び、心から祝う気持ちでいる?」と疑います。
結婚は人生の中でも一大イベントで、それを古くからの友人達が祝ってくれたとしたら、本人の中ではその日はきっと一生忘れられない思い出になるはずです。
そして自分が選んだ奥さんを友人たちが快く迎え入れて仲良くしてくれたら、それは本当に幸せなことだと。そして、幸せを感じている友人を見た自分たちも、その瞬間にはとても幸せな気持ちを味わえます。全員にとって価値ある瞬間になるんです。

そんな瞬間を創り出すにはやはり、心からの気持ちとそれを表現するための手間が必要。
人それぞれですが、私はその人との関係性に左右されることなく、その手間をできるだけ掛けていきたいです。
今回、この日のことを微力ながらも2ヶ月前から考え、周りの協力を得ながら素晴らしい瞬間を創り出すことが出来て、本当に良かったと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?