蛾のお話

今回は蛾のお話です。
ガッツリ写真載せてるので「ガとか絶対無理!!」って人は見ないでね!!




エロモバのAFの投稿から見て察してる人も多いかもしれないが、私は蛾が大好き。
蛾はめちゃくちゃ種類があったり、同じ種でも個体によって色が違ったりと本当に深い生き物で…何より顔が可愛い、とっても。
今回は写真と共に今まで出会った蛾を紹介していきたい。


高校の部活の時に外から飛んできたキアシドクガ。何年も経った今でも一番好きな蛾。

この子の一番の特徴はやっぱり足が黄色いこと…だと思うけど、私は羽の美しさを推したい。
キアシドクガの羽はシルクのような光沢があり、うっすらと透けている。これがもう本当に美しい。真っ白な羽が見る角度によってキラキラ輝く。蛾の羽ほど綺麗なものはこの世にないと、心から実感した蛾の一つ。

幼虫時代のエサはミズキの葉だったりするので、ミズキがたくさん生えているところで大量発生したりするらしい。「ミズキの妖精」なんて呼んだりする人もいる。本当にその通りだと思う。

キアシドクガを見たのはこれっきりなので大量発生している様は見たことがないが、このような白い生物がたくさん羽ばたいている光景は本当に美しいのだろうと思う。

私が死んだらミズキの根元に埋められて、ミズキの栄養になって、キアシドクガ達に間接的に食べられたい。私の体が大好きな生き物の栄養になって、生態系の一部になる。亡くなってもなお私はキアシドクガ達の体となって生き続ける。
こう思えるほど、「愛してる」蛾だと、ハッキリ言える。「キアシドクガ」で検索するとこの写真以外にも可愛い写真が出てくるので、ぜひ検索してほしい。

いきなりヘビーな価値観を語ってしまったが、まだまだ書いちゃう。

この子は大学で見た。大学に居るんだと本当に嬉しかったし感動した。
顔かわいいよね
かおがかわいい

旅行先で何度か会ったオオミズアオ。この蛾は本当に人気で蛾が好きな人以外にも認知されている蛾だと思う。「月の妖精」なんて呼ばれたりする。
かなり直球に描いてしまったが、私のAFコンテストに出した作品の元になった生き物だったりする。

この蛾の魅力はなんと言っても羽の形と色だと思う。後羽の形が特徴でこう…伸びている。この伸び方が美しい。上品。前羽と合わせて本当に美しいとしか形容できないバランスである。
色も美しい。黄緑と青の間…?のような色で蛾の中でもトップクラスの美しさを誇っている…と思う。

この蛾を実際に生で見た時は本当に感動した。写真越しで見ていた存在に実際に会えるとめちゃくちゃ感動する。すぐに手に載せた。可愛い顔が見える。

蛾全般顔は可愛いのだけど、ヤママユガ科は特に可愛く見える。大きいからだろうか…

美しさで言うとやっぱり羽が傷ついたりしていない個体が「美しい」と一般的にはされるのだが、私はボロボロの蛾も好きだ。いのちを感じるので…

ウンモンスズメ。塾の前に落ちてた。

この蛾はなんといっても柄がかっこいい。基本蛾は「美しい」と言う私でも、この蛾は「かっこいい」と言ってしまう。迷彩柄というか…「かっこいい」の一言に尽きる。

スズメガ全般、結構可愛いと言われる。スズメガで一番有名なのは「オオスカシバ」だと思う。「フライングエビフライ」なんて言われていることもあるらしいが…そもそもエンカウント率が低いのとやたら素早いので今回は説明しません。でもめっちゃ可愛いと思ってるよ…

オオスカシバ可愛いな~って思ってる人、ぜひもっといろんな蛾に出会ったり写真越しでもいいから見てみたりしてハマってほしい。本当に沼、蛾は!!いくらでも可愛いの出てくるし、ウンモンスズメみたいにかっこいい蛾もいっぱいいるから…
本当に素晴らしい生き物です、蛾は。

蛾はだいたい(例外があるかもしれないのでだいたいと表現します)一年以内で命を終える。子を成して次の世代にバトンを渡す。その"生物"としての生き方が美しい。そして、羨ましい。
基本山とかに住んでる生き物なので、死骸はそのまま生態系に組み込まれる。同じ種として子を成した後でも、微生物の食事になったり草木になったり、命はずっと広がる。

その様が本当に美しい。羨ましい。私も生態系の一部になりたいと、本当に思う。日本に食葬は無いから。私が死んでも体自体は焼かれて終わりだ。

かと言って私が残した物が全て消えるわけではないし、きっと記憶として誰かの中に残り続けて…ほしいと思ってしまう。言葉や文字での記憶の継承がヒトの「美しさ」だと思うから。

とりあえず今回はここで終わりにするけど、まだまだ綺麗な蛾はいるし写真もあるのでまた書いてみたいと思います。

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