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ドウデュースの凱旋門賞参戦に関して

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以下、事実だけを記します。

【1999年以降の日本調教馬凱旋門賞参戦】
・渡欧1戦目での参戦(のべ10頭)
マンハッタンカフェ 渡欧1戦目13着
タップダンスシチー 渡欧1戦目17着
ディープインパクト 渡欧1戦目失格(3位入線)
メイショウサムソン 渡欧1戦目10着
ゴールドシップ 渡欧1戦目14着
ジャスタウェイ 渡欧1戦目8着
ハープスター 渡欧1戦目6着
フィエールマン 渡欧1戦目12着
ブラストワンピース 渡欧1戦目11着
クロノジェネシス  渡欧1戦目7着
渡欧1戦目馬の成績[0,0,0,10] ※3位入線失格のディープインパクト以外はすべて6着以下

・渡欧2戦目以降での参戦(のべ16頭)
エルコンドルパサー 渡欧4戦目2着(前哨戦2・1・1着)
ヴィクトワールピサ  渡欧2戦目7着(前哨戦4着)☆◇
ナカヤマフェスタ  渡欧2戦目2着(前哨戦2着)
ナカヤマフェスタ  渡欧2戦目11着(前哨戦4着)◇
ヒルノダムール  渡欧2戦目10着(前哨戦2着)
アヴェンティーノ  渡欧2戦目17着(前哨戦5着)△◇
オルフェーヴル  渡欧2戦目2着(前哨戦1着)
オルフェーヴル  渡欧2戦目2着(前哨戦1着)
キズナ 渡欧2戦目4着(前哨戦1着)☆
マカヒキ 渡欧2戦目14着(前哨戦1着)☆
サトノノブレス 渡欧2戦目16着(前哨戦6着)△◇
サトノダイヤモンド 渡欧2戦目15着(前哨戦4着)◇
クリンチャー 渡欧2戦目17着(前哨戦6着)△◇
キセキ 渡欧2戦目7着(前哨戦3着)◇
ディアドラ 渡欧3戦目8着(前哨戦5・7着)◇
ディープボンド  渡欧2戦目14着(前哨戦1着)△
渡欧2戦目以降馬の成績[0,4,0,12]
 ・うちG1未勝利馬△[0,0,0,4]※すべて14着以下
 ・うち3歳馬☆[0,0,0,3]
 ・うち前哨戦3着以下◇[0,0,0,8]※すべて7着以下
 →△☆◇の該当馬を除けば[0,4,0,1]!

ここまでが事実です。
つまり「既にG1勝ちがある古馬を前哨戦から欧州に連れて行って、前哨戦で2着以内から参戦」すれば、8割は凱旋門賞で連対しているのです。
もっと恣意的にデータを切って「国内G1勝ちが長距離戦のみ」という馬も母数から排除すれば、「10割が凱旋門賞で連対」になりますね。
ただ狙い下げデータ内の「3歳馬」に関しては、マカヒキ・キズナというそもそも4歳以降は「並みのG1級」に成り下がっていた馬が対象なので、「古馬になってG1を複数勝つクラスの馬を3歳で連れて行く」ことの有効性に関しては意外と検証されていません。ヴィクトワールピサは有馬記念・ドバイワールドカップを勝つのでその限りではないですが、同馬も好走のすべてが4歳春までなので、この点は保留とします。

という訳で、ドウデュースが「3歳で渡欧初戦で凱旋門賞を走る」というプランは、過去のデータからはまったく狙えないことになりますが、同馬が古馬でJRA・G1を複数勝つクラスの馬であれば、過去のデータを覆す可能性はあるチャレンジだと思います。
さらに言えば、「欧州=重い芝」のイメージからステイヤータイプの馬の参戦が多かったが結果は散々、特にG1好走が天皇賞春・菊花賞だけという純粋なステイヤー(マンハッタンカフェ・ヒルノダムール・フィエールマン・クリンチャー)はすべて二桁着順という帰趨を見れば、マイルG1を勝っている同馬の資質はむしろプラスとも言えそうです。ちなみに過去、国内でマイルG1勝ちがある馬(エルコンドルパサー・ジャスタウェイ・ハープスター)はすべて8着以内と相対的に好走していますし、国内で1600と2400のG1を両方勝っての参戦はエルコンドルパサーのみなので、その意味では「好走率100%」の戦績、とさえ言えるでしょう。

唯一、直行(渡欧1戦目での参戦)が不安材料ですが、同馬の性格を考え抜いたうえでの決断ということなので、ポジティブに捉えたいと思います。
正直、春クラシックまではその強さを正当に評価できなかった馬なのですが、ちょっとだけ…いやかなり楽しみで、期待と馬券を託してみたいチャレンジになりそうです。

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