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「『でも、一つだけ老婆心からご忠告』を聞き続けていたらやられるぞ!伏せろ!」の話 byとけいまわり

子育て中は、時々「一つだけご忠告」砲を喰らう。「素晴らしいわ、でも残念、白米より玄米の方が良かったわね」みたいな。もう、これは逃げたほうがいい。各方面からの一つだけを聞いていてたら倒れます。マジで。

子育てを「できるだけ形の整ったりんごを箱に詰める」作業で例えると、やっぱり、できるだけ丸いので揃えようとするんですよ、毎日毎日。それはじわりじわりとエスカレートし、真面目な人はシミ一つ無い半径4cmの赤色りんごだけしか詰められない!…とかに行き着いちゃう。そこへ、「素晴らしい梱包だけど、一つだけご忠告、このりんごだけは歪んでるわね、残念。」みたいに、隙をつかれてご忠告される。危ない、できるだけ低い体勢で伏せるんだ。

毎日の子育ては、その日の自分の状況と照らし合わせて、まあまあのやつを箱詰めしていった方がいい。「あ〜、これは…」ってやつも、笑いながら詰めちゃった方がいい。

大丈夫、日本には、「あら、おほほほほほ」って便利な笑い方がある。ご忠告に対して同意も反論もせずに「おほほほほほ」って笑ってたら、向こうも「あれ?目が笑ってないな」って気づいてくれるかも知れない。気づきもしない人は本気の人だから、こちらも本気で逃げよう。あの踏切がカンカン鳴る向こうへ渡るんだ。



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