「体育の『はい、二人一組になって』の意味が伝わらないとは」の話 byとけいまわり
先日、BBQについてツイートしたところ、意見が2つに分かれたんです。(まあ、曖昧な書き方をしてしまったんですが)
「わかります…BBQ…考えただけで疲れますよね…」という人達と、「わかります…BBQでこの順番で勝手に焼かれたりとか困りますよね」という人達に意見がわかれました。
あ…!「BBQが何のシンボルかピンとなる人とならない人がいるのか…」と慌てて「BBQの持つ大人数でワイワイやるという雰囲気の圧力が精神的にしんどいのです。手順ではなく、むしろ誰とも喋らなくて良い作業が残っているととてもありがたいのです」という説明文を追加したのですが、この世界には「BBQが何のメタファーで、体育の時間の『はい、二人一組になって』が何のメタファーか分からない層がいるのだ…」としみじみ思ったのです。
長女に、『はい、二人一組になって』をどう思うか聞いてみると、「ん?二人で一組になるやつ?」と言って、「それが?」という顔で見てきました。
「例えばその時、『誰とも組めなかったらどうしよう』と焦ったりしたことある?お母さんは凄いドキドキして、『こんなことやめてくれ…!っていつも思ってた」と言うと、「まあ、近くの人と『じゃあ』って言うかな。みんなもそうかな。組めない人がいたら、『3人でもいいですか』って先生に聞いてみるかな」「凄い…ディストピアみたいだな…」
私「なるほど、組めない人は単に組めない人に過ぎないんやね。すぐ二人一組になれる事が友達ちゃんといる事のシンボルと思ってたから、組めないのがとても恥ずかしかったよ」
長女「そうなんだ〜。何か、この人が友達!この人がお友達グループ!とかないんだよね。みんなフラット。特に普段から誰って決まってない感じ」
私「そうなんだ…時代なんかねえ。お母さんのクラスは、お弁当は誰と食べて!とかガッツリ決まってたよ。いいなあ」
長女「決まってないのいいよ、全然違うタイプの子がふらっとやってきて、ちょっと喋ったりするよ」
私「なるほどねえ。決まってない世界は自由で素晴らしいね」
長女「そうだねえ。もし、誰かが二人一組になれなくても『お〜い』って言ったら誰かが『お〜い、こっち〜』って返してくれる世界だよ」
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