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アフリカチビネズミ飼育記ー猫について

我が家にはアフチビ以外に4匹の猫もいるので、猫とネズミを一緒に飼うことについて書こうと思います。

猫とアフチビを一緒に飼う

アフチビを迎え入れる前に一番悩んだのはすでにいる猫の存在がストレスにならないかという点でした。
下の記事(リンク先の「猫を恐がらないマウスが教える心の仕組み」)にもある通り、本来ネズミは本能的に捕食者である猫の匂いを嫌います。
新しく我が家に来るアフチビは、猫に囲まれながらアクリルケージの中で過ごすことになるので、それをアフチビ的にどう感じるかが分からなかったためかなり悩みました。

結果的に、家に迎え入れた後アフチビたちは「この中は安全だ!」と悟ったらしく、ケージの外の環境についてそんなに気にしていないように見えました。

アフチビのケージはリビングの真ん中にあるのですが、若い一匹の猫は最初かなりネズミの存在を気にして、アクリル越しに観察したり時に猫パンチしたりしていました。

外に猫の気配を感じるエコー

ほかの3匹の猫は8歳以上で、ネズミのケージをセットアップしても少し見るだけで「どうせ直接触れないんでしょ?」という感じで興味を持ちませんでした。
私も週の半分はリモートワークで家にいるのですが、猫たちは昼間は寝ることに集中しているようです。アフチビも夜まで巣穴で寝ていて姿が見えません。ただこの大人の猫3匹についてはアフチビが起きて動いていてもあまり気にしていないようです。人間が留守の間はわかりませんが…

好奇心旺盛な若い猫

若い猫は執拗で何度もトライするので、アフチビが来てから半年経った今でもネズミを外からじっと観察しています。
最初に比べたら猫パンチの数も減りましたが、ネズミが動くとポンポン、と思い出したようにいまだに猫パンチを繰り出します。頑張ればいつかはネズミに触れるのではないかと考えているように見えます。

アフチビたちの反応はというと、最初物理的にケージを揺らされた際は驚いていたものの、しばらくするとそれに慣れて、完全に落ち着きを取り戻しました。猫の存在に注目することなくモリモリご飯を食べることに集中しています。環境で気に病んだりする飼い鳥の繊細さに比べるとどちらかというと大胆に見えます。ケージの中にいれば安心だということを学習したのでしょう。

ストレスという点でいうと、逆に、常に触れないネズミを目の前にぶら下げられた若い猫のほうがストレスを感じているかもしれません。
若い猫は家の中を自由に行き来してるので、他の猫や人間と遊ぶことでストレス発散できているとは思いたいです。

大根の葉。好物ではないようで、あまり食べませんでした

いろんな種類の動物を同時に飼うことの難しさ

以上の話はあくまで我が家のケースで、猫とネズミの同居はそれぞれの性格もあるのでやっぱりわからないことは多いと思います。いろんな危うさは想定できるけど、あとは飼う人の経験と腕次第というところもあります。
我が家ではアフチビをケージから出し、手に取ってハンドリングすることはまず無いですが、もしあれば猫がその瞬間飛びかかるでしょう。

飼われているとはいえ基本猫は捕食者なので、普段行儀が良いからといって信用することはせず、常にネズミにちょっかいを出していないかに気を配っています。




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