日記「JOKERとゾンビランドとM-1準々決勝と」
JOKERを観に行ったとき、隣に高校生カップルが座っていた。ポップコーンをふたつキャラメル味と塩味を分け合いながら仲良く喋っている。
「俺、ネタバレ一切聞かんようにしてきたから。」
「そんな面白いのかな。」
「うわキャラメル味ヤバ。カロリーエグくない?」
「ポップコーンってカロリーあるのかな?だってとうもろこしでしょ。調べてみよ。」
「白いのはカロリーゼロだから。」
「何それ?」と返す彼女の声は暖かく、彼のことが本当に好きなんだろうなという感じのトーンに思えた。
ぼくは隣で、JOKER、デート映画として向いてるか?と心配しながら、予告編を眺めていた。
静かで凄惨な映画が終わると、彼女はすぐに声を出した。
「むず。ってかここにいる誰もわかってないっしょ。」
うわぁ、いい感想。二人が最悪な雰囲気にはならずに楽しそうなままでよかった。
隣で僕は泣いていて、見られたら恥ずかしいなと暗い内に涙をぬぐった。片目からしか涙が出ないからジョーカーみたいだなと、可笑しくなった。
人生でずっと好きだろうなという映画はいくつかあって、その中でも何度も見た映画のひとつが、「ゾンビランド」だ。ゾンビランドはずっと2をやるという噂はあったけど、中々始まらなくて、時々、英語で調べたりしていた。でもファンが作ったであろうフェイクの予告編ばかりがyoutubeで見つかって、本当にやるのだろうかと訝っていた。それで忘れた頃に、ゾンビランドの続編「ゾンビランド:ダブルタップ」が公開されたいたのだ。僕はジョーカーを観終わった足でそのままにゾンビランドを見に行った。そこではやっていなかったから別の映画館へ。ダブルタップとは二度撃ちのこと。ゾンビを殺す際の鉄則だ。ジョーカーを見て暗くなった僕の心ごと撃ち倒して、爽快な気持ちで家に帰る。
年に百本、二百本平気で観ていたのに、今では年に十本も観ていないかもしれない。でも映画のことが嫌いになったわけではない。映画を観ると「ととのう」自分がいる。サウナだけに使うには勿体無い、言葉だ。
久しぶりに映画館に行って驚いた。一般1900円。高!あの劇場での経験はそれくらいの価値があるとは思うけれど。今日は月曜日だから、イオンシネマはサービスデー。ゾンビランドもレイトショーで観た。節約、節約。
帰り道、居酒屋に寄ろうかとも思った。映画を観るとお酒が飲みたくなる。でもやめて、コンビニで安い発泡酒を二本買うと、M-1の準々決勝の動画をいくつも見た。Dr.ハインリッヒのネタがとても素晴らしかったから、ワイルドカードの集計終了まで何度も観たけど、今日見たら、金属バットが勝ち上がっていた。金属バットも好きだからいいけど、結局人気投票という感が否めない。
金属バットだったら他のネタの方が好きだ。
それを言ったら、Dr.ハインリッヒも去年のネタも好きだ。
それからダブルヒガシと、ランジャタイも面白かった。
じぐざぐとシカゴ実業とにぼしいわしは始めた観たけど、めっちゃ面白かった。
大好きなAマッソがトーンダウンしてて、ゲラニチョビもなんだか最近ぴんと来ないし、寂しくなってたのだけれど、にぼしいわしがAマッソをもう少しポップにしたような漫才をしていて、めっちゃ面白いし、Aマッソがんばれーと思った。
三回戦の動画貼っちゃったから、ついでに言うと、真空ジェシカの三回戦めっちゃ面白いし、
準決勝進んでる、ミルクボーイもめっちゃ面白かった。
M-1準決勝のメンバーを見ると新鮮でうれしい。キングオブコントにしろ、M-1にしろやっと世代が交代してきたなと思う。
雑記でした。
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