【Noita】ピンポン軌道について【About Ping-pong path】

取り急ぎの備忘録。
私自身が速度上昇させたチェンボが何故かピンポンするようになってしまったのが気になってので、まとめる事にしました。


ピンポンしない放射物について(About projectiles that do not ping-pong)

前提として速度60未満の放射物はピンポンしない。
速度が60未満の場合は、一定フレーム毎に行われるはずのピンポンを行わないようにする処理が組まれている。
しかしながら、25フレームの寿命増加効果は残るため、純粋な寿命増加調整盤として運用することが出来る
この条件に当てはまる呪文は、有名なチェーンボルト(Chain bolt)や最近発見されたブラックホール(Black hole)、条件を知っていなければ危険に思えるプラズマカッター(Plasma Cutter)やプラズマビーム(Plasma beam)等がある。

しかし、この条件を満たす状態というのは実は少ない。

まず、呪文の速度にはランダム性が存在するという点。
先ほど例に挙げた呪文らのスピードはランダム性のない固定値40であるが、他の多くの呪文に記載されているスピードは中央値であり、上下に振れ幅が存在することが殆どである。

次に、杖の隠しパラメータに速度補正が存在する点。
端的に言ってしまえば、前述の呪文たちも速度補正が1.5倍以上の杖で撃てば、ピンポンするようになってしまう。

加えて、ピンポン軌道は効果適応にタイムラグのある調整盤である点。
つまり、発射時ではなく、発射後3フレーム以降のタイミングのスピードで計算されるため、正確に考えるならば魔法の空気抵抗や重力の影響も計算しなくてはならない。
先ほど例に挙げた中でもブラックホール(Black hole)は空気抵抗値が-0.2であり、普通に撃てば空気中で加速していくため、最初の数フレームの加速で速度60に届けばピンポンの対象となる。
また、重力で下向きに落ちればその分の移動もスピードとして加算されるため、重力の影響を受ける呪文は軒並み難易度が高くなってしまう。

一応、この仕様を逆手に取れば、加速ショット(Accelerating shot)で初速度を落としてピンポンの判定をすり抜け、寿命増加効果だけを得る事も出来る。


ピンポンの折り返しの処理について(About the ping-pong process)

ピンポンの頻度は速度が速ければ速いほど頻繁になる
実際の頻度は最短で4フレームに1回、最長でも50フレームに1回となっている。
そのため、速度を上げても通常以上に射程を伸ばすのは難しい。
また、ピンポンで折り返す度にスピードは0.85倍に低下する(縦方向は更に補正が入る)ため、ピンポンを繰り返し続ければ何らかの手段で加速しない限りは速度が60未満となり、前述の条件を満たしてピンポンしなくなる。


Noita関係の記事のまとめ(Other memos about Noita)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?