今後の自身の方向性について

「勝手にしとけ」という感じですが、一言ここにお伝えしておきたく思い書かせていただきます。

昨日の講義を終えてから考えが固まってきたのですが、今後私は自分でマンガを描いてみる方向に力を入れることにし、「受講生の皆さんの作品にできるだけ感想を書くこと」は第一優先とはしないことにしました。
理由としては以下の2点です。

①自分が(課題的に)感想を書くことがひらめきマンガ教室に資するのか?と疑問を感じたこと

私の中では聴講生は受講生の感想を書くことがいわば課題のようなもので、それが自身の学びになり、受講生のサポートにもなるはずであろうと考え、まずは第1回課題完成稿に対してすべて感想をつけるということをやってみました。ただそれはまさしく「やってみた」というもので、量も1ツイート分にとどまり内容も的確であるのか、受講生の方の参考になるのかはわからないものでした(もちろん自分としては真剣に作品を読み、真剣に書いたつもりです)。そして実際にやってみて、同じ聴講生のとらじろうさんをはじめ質量ともに非常に豊富な感想を書かれる方々のようなレベルのことが今後できるか?と考えたとき、能力的にも時間的にも恐らく無理であろうと思いました(実際、第2回課題のネームには感想をつけることができませんでした)。そう考えると、感想を誰も書いていない状況ならまだしも、そうした優れた方々がすでにおられる中で自分がいわば「自分で設定した課題的に」感想を書くということは自分の満足のための部分が大半になり、ひらめきマンガ教室全体のためにはなっていかないのではないか?という思いが大きくなってきたのです。
※誤解してほしくないのですが、他の感想を書いている方も同じように考えるべきだ、というような気持ちは全くありません。あくまで「葉野という人間が、自分で設定した課題的に感想を書くという行為」について考えたことです。

②自分はやはり自分で作品を作ってみたいという意識が強いと感じたこと

私はいままでいくつかの他ジャンルの創作に手を出してきたもののどれも半端になってきたという実感を踏まえ、マンガというより創作そのものについてのヒントを得たいという思いから受講を決めました。なのでその時点では自分はマンガが描きたいのか?ということについては非常に曖昧でした。しかし自分でも絵の練習を始めてみたり、受講生の方々の取り組む姿を見たりする中で、やはり自分もマンガを自分で実際に描いてみたい、という思いが強くなってきました。(もちろん批評と創作は両立し得ないものではないということは承知していますが、いまの自分のキャパシティとして両方に力を注ぐということは難しいと思っています)

別に「今後一切受講生作品についてリアクションしない」と決めたわけではありませんので、また書きたくなったときには感想のようなものを書かせていただくことはあると思います。なんとも身勝手で恐縮ですが、その時はよろしくお願いします。

全くいち聴講生の自己内問題についての文章で大変申し訳ありませんが、一度は感想を書かせていただいた受講生の皆様への最低限のケジメとして書かせていただきました。「聴講生というのは恐らくこういうものであろう」と割とオートマチックに考えていたところから、自分なりに「あなたはマンガを、どうする?」という教室のテーマに改めて向き合ってみたつもりです。
まぁ、ふーんそうなんだ、という感じで受け取っていただければ幸いです。

それでは、今後ともよろしくお願いいたします。

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