見出し画像

【おやこのキャンパス】キッズ・サイエンス・ラボ -こども理科実験教室-

2022年11月20日(日)【おやこのキャンパス】こども理科実験教室が開催されました。

原田先生の『こども理科実験教室』は、毎回申込が始まるとすぐ定員に達してしまうほど、とても人気がある授業です。
今回もたくさんの親子が参加してくれました。

こども理科実験教室は埼玉ハンノウ大学の【キッズ・サイエンス・ラボ】のひとつで、STEAM教育をベースとしています。
科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、アート(Art)、数学(Mathematics)の5つの領域の頭文字を合わせたのがSTEAMです。
IT(情報技術)の力だけでなく、個性を大切にしながらアート・表現の力も育んでいく学びで、そのルーツは教育先進国北欧のスウェーデンともいわれています。
【キッズ・サイエンス・ラボ】では、この北欧のSTEAM教育の理念をベースに、未来のサイエンティストを育てるお手伝いを目的としています。

今回のこども理科実験教室のテーマは『水てがみ』と『おそとでブーメラン』です。

1つ目の『水てがみ』とは水の力でひらく手紙のことです。
しっかりと折り目を付けた折り紙を水に浮かべてみると、どうなるんだろう?と考えるところからスタート。

まず折り紙にお手紙を書きます。
そして配られた説明書に沿って手紙の形に折っていきます。
このときの注意点は、手紙は油性ペンで書くことです。
水性ペンで書くと文字がにじんで読めなくなってしまいます。

そして折った手紙を水の上に浮かべておくと・・・


なぜか勝手にひらいてしまうのです!

この仕組み、皆さんは分かりますか??

紙はセルロースという植物の繊維で作られていて、セルロースは水分を吸収すると太く短くなる性質があります。
折りたたんだ紙は繊維が伸びている状態です。
水に浮かべることでセルロースが水分を吸収し、短くなろう=元に戻ろうとする現象が起きます。
この現象によって勝手に手紙がひらいていくというわけです。

実際にやってみると完全に開くまでにはけっこう時間がかかり、皆さん
じー--っと手紙を見つめてひらくのを待っていました。


ちなみに水分によって折り目が元に戻る現象は紙だけではありません。
植物繊維で作られている綿や麻などの布も同じなんです。
このことを応用してスチームアイロンは熱とともに水を加えているそうです。

2つ目は「おそとでブーメラン」です。

厚紙を説明書通りに切って、羽をそれぞれ3枚作ります。
3枚重ねた真ん中をホチキスでとめて完成です!
大小2種類のブーメランを作りました。



羽の位置や角度などが少しずつ違うため、ブーメランにはそれぞれクセがあるそうです。
でも共通して言えることは、いいブーメランは戻ってくる!ということです。

林業センターには広い駐車場があり、お天気がよければ思う存分にブーメランを飛ばせます。
完成したブーメランを持って外に行きたかったのですが・・・実はこの日は午後から雨が降ってしまい、残念ながら外ではできなかったんです!

でも、良い場所を考えました!!
林業センター1階には素晴らしい広場があるのです!
この広場なら吹き抜けになっているのでブーメランを飛ばせる、と急遽場所を変更して遊びました。

「おそとでブーメラン」から「おへやでブーメラン」にテーマは変更してしまいましたが、自分で作ったブーメランを飛ばして皆さんとても楽しそうでした。



飛ばしすぎて天井に引っかかってしまうという、室内遊びのお約束も発生しつつ(パパさんがお子さんを肩車して取ってくれました(*^-^*))、
とても充実した時間となりました。

参加してくださった皆さま、ありがとうございました。

今回のこども理科実験教室が今年度最後の授業となりました。
毎回大盛況だったので来年度もぜひ企画できたらと思っております。

これからもおやこのキャンパスではいろいろなイベントが開催されます。
ぜひ埼玉ハンノウ大学のHPをチェックしてみてくださいね。

(文:坂田弘子)



坂田弘子
飯能生まれ、飯能育ちの生粋の飯能っ子。
WEBデザイナーとしてビリーフ・プラスのアウトソーシング業務を受注するなど、2児の母として子育てしながら在宅ワーカーとして活動中。
最近健康オタクぎみ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?